けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

私の京都名店街。

京都へ出張した旦那からメールが来た。

土産があるという。
何?と聞き返すと。

当ててみろ。チャンスは3回。

うむぅっ。

やってやろうじゃないか。





よぅし、ということで、まず私が名前をあげたのは、こちら。

柳月堂のくるみぱん。



説明しよう。

柳月堂のくるみぱんとは、知る人ぞ知る、京都は出町柳にあるパン屋の一押し商品である。
ふわっとした生地にくるみをあしらった、めちゃくちゃ美味しいパンなのである。
焼きたてにありつけた日にゃ、天にも昇る気持ちになるのでありゅ。
しかも一個80円。

結構自信を持って、「くるみぱん」と、ぬーに送信。




……違った。






間違った私をふふっと笑いながら、ヒントとして「甘物」という単語を送り返してくる、ぬー。

むうぅ、甘物。


その日のぬーの出張先はわかっている。
そして、そうそうその場を抜け出せる立場ではないことも。

ということは、その界隈で手に入る品物でなければならない、だとすれば。


出町ふたばの豆餅。


説明しよう。

出町ふたばの豆餅とは、知らない人はいない、並ばなければまず買えないという豆大福のことである。
甘みを抑えたたっぷりのアンコと、塩味の効いたエンドウ豆が醸し出すハーモニーは、えもいわれぬ幸せでその人を包み込む。

美味し。

が。 ぬーが知っていたかどうか…その点に一抹の不安を覚えながら、「豆餅」と送信。




……違った。







「残念でした、あと1つ」と返ってきたメールに対し、そくざに「ヒント!和?洋?」と切り返す。

返ってきた返事は「和」。


むうぅ、和か。
和ならば。
和ならば、そうか、あれか!!!


金平糖か!


説明しよう。

緑寿庵清水の金平糖とは、かつてあの「美味しんぼ」で紹介されたことのある、金平糖一筋の老舗がつくる手作り金平糖である。
http://www.konpeito.co.jp/index.html

この金平糖、その辺の金平糖とは似て非なるものであり、あなたの金平糖のイメージをくつがえすこと受け合い。
その口溶けは天使の器のごとき いやいやいやいや、とにかく、ほろほろっ…と溶けてなくなる儚さすら感じるお菓子なのである。
種類も本当にたくさんあって、リンゴ・さくら・サイダー・紫蘇・巨峰…ありとあらゆるものが金平糖に変身する。

確かにスペシャル。

そうかそうか、そういうことだったのか、とニヤニヤしながら、今度こそとメールを送信。




……違った。







返ってきたメールには、一言、「お楽しみに」とだけあった。


きぃ…!





で、結局、答えは。

月ヶ瀬のあんみつでした。


ひゃっほぅ。

私は、ここでしかあんみつ(蜜豆)を食べなかったのですよ、京都時代。
なぜなら。



日本一美味しいから。


はぁ…京都…。



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