けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

結城紬を知っていますか。


黄色い、いったんもめん。 ではありません。 

 

彼は、白いですからね。
つーかあれは、ふんどしなのか、もしかして?



着付け教室の研修旅行で、結城紬を見に行ってきました。
……朝5時半に起きて。

 

研修旅行というだけあって、糸つむぎから染めまで、いろいろと見せていただきました。
が、結城市では風邪が流行っているのか、説明してくださるおじさんやお兄さんが、ことごとく鼻の周りを真っ赤にしておられて、何だか気の毒でした。

 

鼻をかむときはモイストティッシュにしとかんとなぁ、と他人の鼻の周りを見ながら、つくづく思いました。
そんな鼻の周りが赤いお方達でしたが、着ておられる作務衣が、なにげにメチャメチャ高級そうなシルクでした、すっごいの。




いや、そんなことより。

 

最近、日本むかし話を再放送してますねぇ。

 

昔話には、お宝が付き物です。
昔話のお宝と言えば、大判小判ざっくざく、の他に、金銀財宝、米俵。

 

そして必ず、反物を見かけます。

 

私は小さい頃、とても不思議に思っていたのです。
なんで、布がお宝?と。




しかし、です。

 

実際に、反物が出来るまでの行程を間近で見ると、「あぁ、そりゃぁ御宝だわぁ。」 と思わずにはいられません。

 

お蚕様から糸を紡ぎ出して、染めて、織って。

 

書くと一瞬ですが、その間には40行程も、いろいろいろいろいろいろいろいろやることがあるんです。




 
反物一本を作るのに要する時間は、早くても半年。

ということで、今作っておられるのは、来年の夏物だそうで。

 

気が遠くなります。

 

値が張るのも、当然のことなのです。




 
なので私は、とてもじゃないが購入できませんでしたが。

 

一緒に行った先生方……。
買う、買う。
30万、50万のを、買う、買う。

 

私は車を買ったばっかりだからと仰ってた方まで、結局、帯を買われてましたし。



ああ。
あああ、おそろしや、着物の魔力。

 

バスガイドさんが、その様子を見てしみじみ言ってました。

 

「私、お金持ちと結婚します…。」って。

 

彼女の幸せを、心から祈っております。

 

 

さて、私は常々「おばさん」こそが地球上の最強生物だと思っているのですが。

 

会話も、実にパワフルです。

 

お昼ご飯をいただいているときに、非常に気になった会話。
お弁当に小芋の煮っ転がしが入ってたんですけどね。



「これは、小芋ね、美味しいねぇ。」

 

「平べったいですよねぇ。」



……どないやねん、この会話。





まぁ、この会話も気になったんですが、今回の研修旅行で一番印象に残ったことを発表いたしまーす。



時代劇によく出てくる悪代官と強欲商人。

 

「ふっふっふ。おぬしも悪よのぅ、越後屋。」

 

「何を仰います、お代官様。」

 

「あーーっはっはっはっは。」
「おーーっほっほっほっほ。」



の、越後屋。  =(イコール)三 越    なんだそうです。

 

 

しぇー。








結城紬の詳しいお話は、こちらへ。
http://www.okujun.co.jp/

 

↑ここで、いろいろ見せていただいたんですわぁ。
ご利用まことにありがとうございます。