愛すべきカッパ達。
カッパで思い出しました。
会社の同期に、カッパに似てる人がいました。
あだ名は、「たかぴー」。
「たかし」という名前だったんですが、「たかぴー」と呼ばれる前は、普通に名字で呼んでいたんです。
でも、大学時代になんて呼ばれてたの? と聞いた時、
「実習のとき一緒のグループだった女の子に『たかぴー』と呼ばれ、それだけはやめてくれって言ったん。」
と答えたので、じゃあってことで、「たかぴー」になりました。
そんな話を私にするなんて、ああ呼んでほしいんだねって、思うじゃないですか。
入社してまもなくのことだったんで、まだ互いの性格を把握してなかったのかもしれません。
入社してまもなくのことだったんで、まだ互いの性格を把握してなかったのかもしれません。
彼とは部署が違ったので、同期といっても、お昼休みくらいしか会うことはありませんでした。
んで、お昼休みに会う彼は、先ほどの話でお解りのように、どこか間が抜けてました。
んで、お昼休みに会う彼は、先ほどの話でお解りのように、どこか間が抜けてました。
ある日、先にお昼ご飯を食べ終わっていた 「たかぴー」に、「それ美味しかった?」と聞くと
「ぼーっと食べてたから、よくわからない。」
という答えが返ってきました。
私は、今にも振り上げそうになる拳を必死で押さえましたよ。
いつもその調子なので、彼と同じ部署の同期に、仕事に関しては結構厳しい、という話を聞かされても全くもって信じられませんでした。
でも本当のことだったようで、仕事で納得がいかないときは、相手が部長だろうが誰だろうが、言うことを言うタイプだったそうです。
その証拠に、彼は、後に東京へ異動することになります。
昼休みのあの有様は、きっと仕事場から食堂に来るまでにネジを5,6本飛ばしながら来てるんだろう、そういうことになりました。
そんな「たかぴー」を含めた同期一同で、一泊二日の旅行をしたことがあります。
ちなみに、なぜか「ぬ?」も一緒でした。
一泊二日で日本海に蟹を食べにいったんですが、当日、待ち合わせの朝のこと。
いつも通り少し遅れていくと、同期が挨拶もそこそこに 「ちょっと、たかぴーが!」と言ってきました。
聞けば、「たかぴー」だけ2泊3日のつもりで準備してきたとか。
確かに、彼の鞄だけ、でっかいボストンバッグ。
2泊3日でも、そんなに荷物いらないだろう、っていうくらい大きいバッグでした。
2泊3日でも、そんなに荷物いらないだろう、っていうくらい大きいバッグでした。
旅行の相談をしたのが、もっぱら昼休みだったのがいけなかったようです。
まあ、そういうボケをかましつつ、温泉に入り蟹を食べ、さあ寝ようというときに。
私が、食べ物しりとりをしようと提案いたしました。
「ほれ、たかぴー、始めよし。」と促すと。
「たかぴー」は、いきなりこんなお題を出したのです。
「あ、じゃぁ…、ピリ辛餃子。」
「………………。」
「なんで、ピリ辛餃子なんだよ!」
「腹へってんのか、あんだけ食べて!!」
「だいたい、ぴってなんだよ、ぴって!!」
しりとりなんか、どっか行っちゃいましたよ、ええ。
なんか、「たかぴー」の話って、こんなんばっかりです。
つきませんよ、話が。
つきませんよ、話が。
そういえば、お昼ご飯の時、いっつもみんなのお茶を注いでくれてましたっけ。
最近は年賀状だけの付き合いなんですがね、元気なのかな~と思い出すたびに、思います。
絶対変わってないよね、たかぴー。
1万円賭けてもいいよ。
そんなことないよって、鼻声で言うんだろうけどさ~。
1万円賭けてもいいよ。
そんなことないよって、鼻声で言うんだろうけどさ~。
ちなみに、カッパで思い出した 「たかぴー」は、20番のカッパ君にそっくりです。