【今週のテーマ】夏の思い出、惚れ直し。
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政見放送 ってのを見てたのです。
いつまでたっても演説が上手くならない、みずほちゃん。
そんな、みずほちゃんの口から、このような単語がこぼれ落ちました。
今、この『ニューディール』という言葉を一度でも口にすれば、簡単に触れることができますよ。
私の逆鱗に。
グリーン・ニューディール日本版@環境省から始まり。
ベビー・ニューディール@小渕の娘
ヒューマン・ニューディール@けんぽーをーまもるー
あたしゃー 『ニューディール』 っちゅー単語使う政党には1票たりとも入れんぞ!
私がニューディールにぷんスカしてる間も、立候補者は「あれをやります。これをやります。」とアピールです。
「やります、って、えらい言い切るけどホンマにできるんかなあ。」
「できんやろ。」
常々思うのだが。
小さな政党が出してくる公約というのは、はなから実現不可能なわけである。
「児童会長の選挙でも、こんなに言い切らないよね。挨拶する学校にしようと'思います'とか。」
世の中、児童の方が随分と謙虚だわ。
あれ? と。
「そういえば、生徒会とか児童会長とか、やらんかったん?」
というのも、うちの旦那は、小さい頃から成績優秀なうえ、教師に好感を持たれるよう振る舞うことなんざ朝飯前(ココ重要)の人なので疑問に思ったのです。
「やってないよ。」
「いや、黙ってりゃやらされた人だったでしょ。」
「やらなかった。嫌やん、あんなん。」
「でも、立候補とかもせずに済んだの?」
「え?」
ぬーの目が、キラリと光ります。
「そういうのは、事前にムーブメントを起こすんやん。」
ぬーの顔が、悪い人になってます。
「……あんた…。」
「ん?」
「あんた…『人身御供』を作ったんだね……。」
「え?」
「お供え物(者)を作ったんでしょうが……!」
「だって回避するためには、しょうがないやんか。」
つまり。
自分が面倒を任されるなんて尻の皮が剥けても御免被ると思った彼は、
自分の代わりに、立候補してくれる人間を。
「やっぱ『○○』がええってー。『○○』しかおらんってー。」
そんな言葉から始めたのでしょうかね。
クラス全体で 『○○君』 を推す雰囲気を、作っていくわけです。
ここで重要な点が2つ。
まず1つ目は。
小さな小学生が持ってる、ちっぽけな可愛らしい「欲」を、ぬーは見逃しません。
同じ小学生なはずなのに。
ちょっとでも出来が良いと、そんな感情持っちゃうもんですよ、えぇえぇ。
そういう人間をピンポイントで探し当てる能力、そんな小さい頃から長けてたのね、アナタ…。
そして2つ目。
言い出しっぺが自分であることは、きっちり隠し切ったに違いありません。
年端も行かぬ小さな男の子にあるまじき、リスク回避の精神。
恐るべし。
ああ、恐るべし。
「はぁもう、そんな小学生見たくありません!聞きたくありません!」
私は耳を覆いました。
耳を覆いつつ、彼の魂のが自分より高いレベルにあることを感じずにはいられませんでした。
「まあ学級委員は、しょうがないと思ってやったけど。」
「ああ、3回あるもんね。」
「そう、逃げきれん。向いてないし。」
「そう?」
「ああいうの向いてる人って、いるやん。盛り上げるのが上手だったり。」
「…向いてない…!向いてないね…!」
「うん。」
「あくまでネゴシエーターだものね…!」
クラスに40人いるとして。
彼は 「行こうぜみんな!ついてこいよ!」 などいう台詞は、
口が裂けても言えないタイプなのであります。
世界に1つだけの花。ふっ。
ブラインドからこぼれてくる光が、妙に目にしみる朝となりました。
今日も暑くなりそうですね。
皆さん、選挙、行きますか?
セコム、してますか?