まあ、ちょっとした恋文。
私は言ったのです。
NHKの朝のニュースを見ながら言ったのです。
ほら、月が赤いよ、あんなにも。
ほら見て。
すると、ぬーは、こう言いました。
本当にね。
本当に、あなたの、そういうところは、本当に、本当に最低ですよね、と。
デリカシーがないとか、ロマンティックさがないとか、そういう話ではないところが特に最低ですよね、と。
理解できないから言ってしまうのではなくて。
そのとき相手が感じている、ちょっとした気分を、ぶち壊すがために、
そのためだけに、それを言っているところが最低ですよね、と。
そこにあるのが、
ただただ悪意オンリーである ところが、
本当に最低ですよね、と。
私は、そう伝えたのです、すると、ぬーは、うんうんとしたり顔で。
「そうやなぁ、あれが梅干しなわけないもんなぁ。」 と。
こういうとき彼は クケケケケケケッ と笑います。
けたたましいとは、このことです。
まるで夜に鳴く鳥のようです。
いやもう、改めて朝っぱらから舌を巻いた、いや、巻かされた出来事でしたよ、えぇえぇ。
君は、本当にすごいね。
まあ、せっかくなので君達にも幸あれ。
ついでに。