けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

花遊び。

 
 
 
北嵯峨の一本木蓮を、ご存じでしょうか。
 
 
ご存じないでしょうね。
 
なぜなら、今、私が名付けただけの、ドコモダケですから。
 
 

おそらくは、どこかのおうちの誰かの木蓮
 
もしくは、野良木蓮
 
正直言って、あそこが北嵯峨なのかどうかも、私にはよくわからない。
 

そんな木蓮です。
 
どんな木蓮だ。
 
 
 
 

 
とはいえ、知ってる人も、実は結構いるのではないかと思います。
 
とても立派な木なのでね。
咲いていれば、えらい遠目からも目立つのです。
 
 
今、私がいるのは、広沢池の西の端。
 
広沢池の西側というのは、田畑がぴゃーっと広がっておるのですが、
その中に白いきのこの山が1つ。
 
 
 
 
 
わかりますか、そう、あれです。
 
あれが北嵯峨の一本木蓮です。
 
遙か彼方です。
 
双子ちゃんの名前にどうですか、はるか・かなた
あ、漫才コンビでもいいですよ。
 

さあ、近づきましょう。
 
 
この辺りは、なぜか散歩道のようなものが畑の中に整備されていて、快適にお散歩ができます。
 
が、たまに回り道させられます。
 
 
 
 
 
いったい私は、何を回らされているのでしょうか!
 
 
 
 
まったくわかりません!
 
 

でもまあ、しょうがないので回ります。
 
回っている間に、白いきのこの山を見失うこともありますよ。
 
 
 
 
 
でも、大丈夫。
 
適当に歩いていれば、そのうち、ぴこっと出てきます。
 
 
 
 
 
だいぶ近づいてきましたよ。
 
 

途中、体が冷えたのでジュースを飲んだのですが、余計に体の心から冷えて、ああ自分はバカだなあと思いながら黙々と歩くも、北嵯峨の一本木蓮は、なんだかここからが異様に遠かったような気がして。

これはきっと、すべてあの回り道のせいに違いない。
あれはいったい、何を回っているのだろう。
人を回らせようというのだから、ひと言、その理由に言及してもいいのではないだろうか。
それが人を回らせる者の務めではないのだろうか。
だいたい、人が回るというのは大変なことなのだ。
本来、つーっと行けるところを、んにゃっと回って行こうというのだから大変なことなのだ。
それを人に強いておいて、まわり道とだけ、ご協力願うとだけ、書いてあるとはどういうことだ。
工事中と書いてあるけれども、あれはただの模様だろう、なぜなら。
1年前も、こうだったことを、私は覚えているのだよ。
おい、伊藤組。
私は覚えているのだよ?
 
 
とか言ってる間に、到着。
 
この時点で30分も掛かっていました、どんだけ。
 

 
 
 

いや、相変わらず立派です。
 
 
青い空。
 
白い軽トラ。
 
 

木蓮という木は、障害物がないと結構きれいな円錐形に育つんですね。
 
花の咲く木としては、なにげに珍しいことのような気がします。
 

さては、あんたたち、花じゃないのか。
 
実は本当の花は、中にある……ぅ。
 
ぅ……。
 
 
 
 
 
わー、ものすごく可愛くない。
 
 
 
 
 
 

確か花言葉「自然への愛」 だのなんだのだよね。
 
葉っぱが無いので、下の草に日の光が届くから自然にや~さ~し~い~ぃ、みたいな。
 
初めて聞いたとき、それって花言葉っつーいうか単に「感想」なんじゃないの、と思いましたよ。
 
 
 
誕生花ってありますよねえ、私は「アカンサス」とかいう花らしいのですが。
 
 
 
 
私、アナタのこと、知らんのですが。
 
 

花言葉「芸術」
 
風呂敷広げすぎ。
 
 
以下、黒字引用。
 

名前はギリシャ語の「トゲ」に由来。
葉や花の茎に鋭いトゲを持っています。
 
 
だって。
ええ、私に触るとスイバリ立ちますよ。
 

ギリシャでは生命力を象徴する植物とみなされ、古代ギリシア時代のコリント様式と呼ばれる建築の円柱の頭を飾る装飾紋章や…云々。
 
 
これか。
ほーう。
 
 
 
その後、アレクサンドロス大王の東征に伴い、東アジアへ。
流れ流れて唐草模様になっていったと考えられています。
 
 
 
 
 
唐草模様?
 
 
 
 
 
わしゃー、これかい。
 
 
 
 
これなんかい。
 
 
 
オイコラ。
 
 
 
 
ついでと言っては何ですが、この日は「サツマイモの日」!
 
 
 
 
なぜ、そこでビックリマーク。
 
 
 
むぅ。
 
 
ええぃ、鼻の長いやっちゃ。
 
 
 
 
 
 
しかしまあ、花言葉
 
「純潔」 的な言葉の多いこと。

これ決めたの、きっとオヤジだね。
それも中年のオッサンに違いないね。
 

2月19日の誕生花がスミレで、花言葉が「小さな幸せ」。
 
2月20日の誕生花はカルミアで、花言葉が「大きな希望」。
 
 
ああもう、デリカシーってもんが欠片も感じられない。
 
並べるか?普通、そこ。
 
 

こんなのもあるし。

 
 
 
 
 
 
正確には、花言葉ならぬキノコ言葉、略して「きの言葉」でございます!
 
 
 
ほら。
 
絶・対・オヤジ。
 
 
 
 
 
 
 

ま、オヤジで話が終わるのもなんなので、最後に木蓮に話を戻しますがね。

御所の木蓮を撮っていたら、おじさんが声を掛けていらしたのです。
「あの花はなんでっしゃろな。」 と。

モクレンだと思いますよ。」と答えると、おじさんが言いました。
 

「ああ、キニハスのね。」
 
「へ?」
 
「木(キ)に蓮(ハス)で、木蓮やんな。」
 
「ああ。 ああ~~そういえば、そうですね!」
 

なんか、そのとき初めて気が付いた。

やっぱし花言葉よりも花の名前そのものの方が、名付人の愛情を感じるってもんですなあ(フグリ…)。
 
 
 
幸せのランプって、きっとこういうのに違いない。

 
 
 
 
と、写真と撮りながら思ったよ。
 
 
 
 
 
 
ちなみに、玉置さんの誕生日で誕生花を見てみたら。
 
誕生花はブッドレア、花言葉「恋の予感」
 
 
ウワァほんとかよ。
予感とか言ってないで、どうか落ち着いてくださいましよ。
 
 
 
 
アルバム出るらしいけど。
 
ん、ふんふふん。
                     
 
 
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