菜っ葉!俺の言うことが聞けんのか!!
ご、ごむぇん、にぃちゃん……。
馬が群れるほどいたから、群馬。
鶴?
どこが?
丸いじゃん。
と私が言うと、日頃は大人しい彼女が珍しく、机を叩かんばかりに主張します。
「鶴だよ!首があるでしょう!?」
なるほど、ぴょろっと突き出た部分が、あるにはある。
しかし、西日本出身の私には、このあたりの地理が非常に難しいのです。
栃木・群馬・山梨。
特に、この三つの区別が付きません。
どれもこれも、右利きの人間が左手でむりやり丸を書いたような、そんな形に見えてしまいます。
どれもこれも、右利きの人間が左手でむりやり丸を書いたような、そんな形に見えてしまいます。
そのころの私は東京へ来たばかりで、東と西のギャップに多少面食らっておりましたが。
思ってた以上に、群馬は独特なようで。
菜の花。
今が旬ですなぁ。
結構好きです、あのピリッと辛いところとか。
うちはペペロンチーノに入れたりします。
うちはペペロンチーノに入れたりします。
で。
同じ菜の花でも、食べる場所が違うと名も変わるのです。
ご存じでしょうか、「かき菜」。
私は、その群馬天然友人に初めて聞かされました。
彼女の出身地では非常にポピュラーな野菜のようで。
花が咲く季節になっても、近所の畑の菜の花は咲かないそうです。
花が咲く季節になっても、近所の畑の菜の花は咲かないそうです。
食べちゃうから。
すこぅし気の毒な気もします、群馬の菜の花。
なんで「かき菜」というかというと、群馬弁で「おっかく」(もしくは、おっこく)、という言葉からきているのだとか。
「おっかく」とは、ポキッと枝のようなものを折ること。
つまり、ポキッと折って食べる菜っ葉、おっかいて食べる菜っ葉、といことで、「かき菜」になったそうです。
おひたしや天ぷら、炒め物と、オールマイティに使えるのだと、群馬天然友人は誇らしげに言ってました。
うん。
ブラボゥ 菜の花!
ブラボゥ かき菜!
あんた達、どっちも素敵。
常日頃から使ってる方、いらっしゃいますでしょうか?
美味しい?
どう? どうなの?