けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

池の主


盛岡には、池にブリが住んでいます。

 

好物は、食パン。




高松の池という、……どうだろう、たぶん瀟洒な場所なんですがね(ん?違う?)。


池に食パンを放り込んだが最後、一瞬にしてそこは修羅場と化します。




ワシのパンじゃこらぁっっ! あっお前っ、こっ…!




緋鯉がなんぼのもんじゃいぃ!!  ちょっと、押さないでよ、苦しいじゃなぁああぁぁぁあ。




これは俺のパン、誰にも渡さない、これは俺のパン誰にも渡さない、これは俺のぶくぶくぶく…

 

 


地獄絵図。

 

阿鼻叫喚。

 

まさに現代の親不知子不知。

 



 

ここに案内してくれた貧ちゃん曰く、

 

「鯉の上に鯉が乗り上げ、そのうえに更に鯉が乗り、その上をカモがゆく…」

 

そんな光景が、目の前で繰り広げられるのです。


ひもじいのでしょうか? ここのブリ。
こうして地元青年団の人達が、エサをあげているというのに。




まぁ、ブリブリブリブリ言ってるのは、おわかりのように鯉なのですが。
中には、ブリ級にでかい奴とかもいましてね。

 

そいつが立ち泳ぎをしながら、水中からぬ~~~~っと現れて口を開ける様は。

 

 


まるでサンドウォーム



ねぇ、盛岡にはモルボル(蕗の薹)もいましたよね。
もしかしたら、盛岡ってモンスターの国なのか…?



そういや、妖怪すじこも…。

 



あ、こんな可愛いのもいたけど。

 

 
東北の精。

 

形が東北。 
寒いからアバウト。









やっぱ、行くのにパスポートが必要なだけのことはありますねぇ、盛岡…。
ご利用まことにありがとうございます。