2014年5月10日
藤といえば、くまんばち。
なぜかは知らぬが、くまんばち。
本当に、なぜかは分かりませんでしたが、藤の花には、くまんばちが集まります。
それはもう鉄板なのです。
どのくらい鉄板かというと、板東さんと言えばゆで卵なくらい鉄板です。
彼らは、なかなかドスの利いた低音を発しながら飛ばれる方たちなので、それなりに威圧感があり。
はちが苦手な誰それさんは、藤花見の時、四六時中ぴりぴりしっぱなし。
仕事中のはちさんは人間になんぞ興味ないでしょ、と言うのに、あの低音が駄目らしい。
でも、そんな貴方に朗報です。
くまんばちのオスには針がないので刺さないそうです。
良かったねえ、良かったねえ。
でも、メスには針があります。
そして、オスとメスは顔が違うと言うけれども、ぱっと見で判断できるようなものではなく、そこに飛んでいるのが彼なのか彼女なのか分かるわけではありません。
よって、どのくまんばちが刺して、どのくまんばちが刺さないのかは判断できないので。
朗報と言うほどではなかったかもしれません。
でも、そんな貴方に朗報です。
くまんばちのメスは刺すといっても、そんなに強い毒を持っているわけではないそうです。
良かったねえ、良かったねえ。
でも、体が大きいがゆえに針は太いそうで、痛みはそれなりのものがあるそうです。
やっぱり朗報と言うほどではなかったかもしれません。
そして、痛みがどうであろうがアナフィラキシーという意味ではほかのハチと同等。
全然、朗報じゃありませんね。
ちなみに、なぜ藤の花といえば彼らなのか、についてはちゃんとした理由があるようです。
藤の花の花弁が硬いので、くまんばちくらいガタイが良くないと蜜に到達できないんだって。
自然界には、くまんばちを特定の顧客とするお花たちが一定数存在するようですが、どんなメリットがあるんでしょうね。
不特定多数に門戸を広げるよりも確実に来てくれる顧客をゲットしたほうが得策ということ?
もしそうだとするならば、つまり藤の花は、新宿ではなく、秋葉原・巣鴨形式を選んだということね。
新宿 → 不特定多数の皆さん
藤 → くまんばちの皆さん
秋葉原 → おたくの皆さん
巣鴨 → ご年配の方々
というように。
うむ。
藤の花に選ばれし者、くまんばち。
くまばちではなく、くまんばち。
Wikiにこんな一文がありました。
大型の体とそれに見合わない小さな翅から、かつてはマルハナバチとともに「航空力学的に、飛べるはずのない形なのに飛べている」とされ、長年その飛行方法は大きな謎であった。「彼らは、飛べると信じているから飛べるのだ」という説が大真面目に論じられていたほどである。
失礼ですよね?