けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

ごま塩族の皆様へ

 

ツツジです。

 

赤いでしょう?
すんごい赤いでしょう?


京都の西にあります長岡京市、そこの守り神長岡天神の霧島ツツジです。

赤いでしょう。

 

ツツジが赤けりゃ犬も笑う、と申しますからね。
これだけ赤いと、犬の笑顔も、はち切れんばかりです。

 

 


あ、言っておきますが、今、長岡天神に行ったって、これ見れませんからね。

 

ここ、けいよい日記ですからね、時差がありますからね。
これは、そう……4月の27日、さあGWだって時の風景です。
京都の西が、タケノコで埋め尽くされる頃の…。

 

 

 

まあ、見たい方は来年行かれるよろし。

 

すごいのよ、このツツジ回廊。
毎年しっかり咲いてもらうために、この時期以外は通行止め。

 

徹底的ぃ。



 
それだけに、この赤い壁は見応えがあります。
アップで撮ったりすると、もう。

 

 
チョットキモチワル…。
 
まぁ、コロニーだもんね。
こういうのと同じだよね、って、ぬーとよく話します。



 

こういう、波打つ感じなんて、ナウシカの粘菌そのもの。
キャーおばあちゃん、逃げてー。

 






ほんでね。

 

GWあたり、他にもイロイロ行ったんですわよ。
奈良の岡寺ってトコに、石楠花を見に行ったり。


ま、岡寺に関しては、他にも語りたいことがあるので、また後日語らせていただくとして。

 

とりあえず、石楠花ですわよ。

 

 

私ねぇ。


今年の春まで勘違いしておりました。

35歳の春まで勘違いしておりましたよ。
 
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
 
って、言うでしょ。

 

これは本当に言うでしょ、犬が笑うなんて話とは違って。
あれの「芍薬」の部分、「石楠花」と勘違いしてましたわ。



( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \.. ...


シャクヤクシャクナゲシャクヤクシャクナゲシャクヤクシャクナゲ、似てるじゃーーーん。

色も似てるじゃーん、どっちも、はーなーやーかーじゃーーーん。



ってことで、ほんっとに間違ってましたね。



何故気付いたのか、それは。
ふと、気付いた。
としか、言いようがない。



岡寺に着いて、少しピークの過ぎた石楠花を眺めてるときに、「ん?」って感じで気付きました。
何なんでしょうね。

 

で、石楠花のはなってのは、よくよく見ると、こんな感じだったんだわ。

 

 

ツツジ系よね。
同じ系統よね。

 

筒状になった花弁、そしてそこに烙印のように押された、この、ごま塩模様…!

 

そう、表題の「ごま塩族」とは、彼らのことです。



 

こういう形の花って、ツツジだのサツキだのしか頭になかったのでね、「へぇ~~」と思ったのです。

 

花の形としては、なんだかちょっと妙ちきりん、っていう位置づけでしたよ、私の中では。

 

なんでこんな筒状なんだよ、花びらってぇのは、びらびらしとるもんじゃないのか、覗けるぞ、向こう側覗けるぞ、それでええんか君らは!



と。

 

子供の頃から身近にあった花ではありましたが、わぁ綺麗!と思うことは、あまりなかったのかもしれません、ごま塩族。

 

学校へ行く道すがら、ごま塩は(ツツジ)道沿いにずっと咲いておりました。
なぜなら、それが私の出身地の「市の花」だったので。


でまぁ、花で遊ぶじゃん。

で、このツツジって花、花の根元がなんや、ねちゃねちゃしとるのよね。

それをわざわざ掴んで、キャーーーーィ!って嫌がる、ってのが、私とツツジの思い出。


だから、あまり良いイメージではないのかも。

教科書に書いてあった「市の花・ツツジ」の件を見て、「ちぇっツツジかよ」って思ったような記憶すらあります。


だってだって、見た目は派手だけど、なんつーか位置づけは地味じゃんよ。

桜とかに比べるとさ。



しかし、です。

 

石楠花の姿を見て、実は植物界の中で、結構な一大勢力なのではないか、と思っていたところへ、ですよ。




桐。



桐の花、見たことあります?

桐ってのは、大抵背の高~~~~い、ほんとに天高~~~い木なことが多いので、花が咲いてても気付かないことが多い。
 
ような気がする。


だって、花咲いてるな、って思って見上げても、見えないくらい高かったりするもの。


なので、高台に登って野山を上から見下ろすと、なんだか紫色に染まってる部分がある、それが桐の花だったりします。

 

 

藤の花だったりもしますが。
まぁ、桐の話ですよ、今は。

 

その桐が、岡寺の近くにあったのです。
で、ちょうど散る頃だったらしく、地面にぽたぽたと花が落ちておりました。

 

おおこれが桐の花か!と拾ってみたところ、なんと。



 

ご、ごま塩族…!
桐よ、お前もか…!
 
 
なんだか、ごま塩づいてる自分に、驚くやら、特に嬉しくもなくやら……。



でもまぁ、ちょっと面白かった。

これからはワタクシ、多少ごま塩族を気にしながら余生を送ることでしょう。

ま、分類学上、桐はツツジの仲間ではないらしいんですが。

 

 


無視。




ちなみに、桐ってのは、よく家紋に使われてますやんか。
花札でも12月が桐だわよね。

 



桐の花を見たことなかったもんだから、何がどうなってこうなってるのか、全く分からないままだったのですが。

 

あのごま塩が、どうやったら家紋だの花札だのになるのかってぇと。
葉っぱ込みだと、こんな感じなのね、うんうん。

 

 

そうだったのねぇ~って、生を見て納得するのって、なんだか楽しい作業。

 


あ、もっとちなみに、うちのまな板、桐よ。

ヒノキより、すんごく軽くて使いやすくて、とてもオススメ。




ということで、すじこさんを筆頭に恐らくほとんどの人が、ここまで読み飛ばしていることであろう、ごま塩族のお話でした。




でもさ。

 

同じ系統の花たちが、時を同じくして花を咲かせるということにも、何かしら意味があるのだろうか、とか思ったりするのよね。
 
そして、その意味を突き詰めるほどの体力が、今、無かったり。



うん、そう。



眠いの。

 

すげぇ眠いの、いま何時?






あ、そうだ、私の出身地の「市の花」。

 

最近、何かの機会に確認したら、ツツジから梅に変わってました。 



それが、一番、びっくり。

普通、変えるか?そういうのって。

 

なんだかんだ言って、納得のいかない私です。



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