けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

雪が降る街よ、ばばばば。




いまさらですが、雪、降りましたね。

家の周りも、見事に雪化粧をしておりました。
朝起きた時点で、5センチくらいは積もってましたねぇ。

そう、吹っ飛んだうちの布団が、なさけなくぶら下がってた、あの電線にも。


……。





私にとって雪というのは、基本的に喜ばしいものです。

山口は暖かいですし、住んでいたところが海沿いだったので、雪が積もるどころか降ることさえ珍しいくらいでした。


それでも2,3年に一度は、何センチか積もることもありましたっけ。


そんな日は、学校をあげて、生徒達の雪遊びをバックアップ。
学年ごとに1時間ずつ、校庭で雪と戯れる時間をくれました。

それくらい一大事だったわけです。


雪で遊ぶといっても、せいぜいが、所々土で汚れて茶色くなった、いびつな雪だるまを作る程度ですが。

松ぼっくりで、雪だるま君の目を。
そして、クラスで一番立場の弱い子の上靴で、腕を。

そんな雪だるまを尻目に、思ったものです。


一度でいい。

白い雪だるまを作ってみたい…。

子供の頃の夢でした。




そんな雪に飢えた人生だったので、高校の時に、えらい恥をかいたこともあります。


外の掃除が終わり、さあ教室に戻ろうと歩いていると、空から白いものが降ってきたんです。

私は、「あ、雪だ~~。」 と、わーいわーいとクルクル回っておりましたら。 
(マジで回った…)




灰だった。




それも、ゴミのね。


ひどいんですよ、その時一緒にいた友達。
灰だとわかった途端、私から少し離れて歩き始めたんですよ。  

くぅ…。

あんたたちだって、一瞬喜んでたはずなのにっ。





そんな雪のイメージが180度…いや、30度くらいかな、変わったのは、京都に来てからでした。


授業中に雪が降り始めたので、私は喜々として、隣の子に「あ、雪! 雪だよ! 雪、雪!!」とその旨を報告。


しかし、です。

その隣の子の反応が、これ、実に鈍いのです。

「え、なんで? 雪だよ??」

と、私は何度も念押しするのですが、その隣の子は、少し不機嫌そうですらありました。
いつもは底抜けに明るいのに。

んで、その時、初めて気が付いたのです。


その子、出身が福井県だったんですね。 
(それも勝山。福井県って京都の隣なんですよ。これも結構意外。)


「あ、そうか。 雪、珍しくないん??」

と聞く私に、彼女は 「うん。っていうか……。」 と表情を暗くすることで、全てを私に教えてくれました。



雪が有り難くない人もいる……!



私の世界が広がった瞬間です。





そして、今。

ブログの世界で知り合った人の中には、なぜか東北の方が多くいらっしゃいます。
そのおかげで、「生活の中の雪」というものが、いかに大変か。
そういったことにも思いを馳せるようになりました。


ほんとに大変なんですよね……。 

いつも心配しております。




でもね。


でもやっぱり、私は。




雪が好きぃ。 



ごめんね~。 えへへ。





あっ、なんか東北から雪玉が飛んできそう。

あっ、やめてっ。

ごめんなさいっっ。


…ひー。






あ、そういえば、旦那を見送っていた時に。


駆け回る犬を見た。


すっごい嬉しそうでした。
でも危ないよ、葛飾なんだから…。

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