けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

綺麗なものを見よう。





水仙って、大好きです。

すっと立ってるその姿が、とても好きです。

それに、香りもいいし。



小さい頃、母の知り合いの家に遊びに行った時、そのおうちに水仙畑がありました。
そこの奥さんが、お好きだったようで。


庭一面に、水仙


小さい時のことですから、当然、その時の私は背も小さかったです。
なので、ちょうど視線が、水仙の花より頭ひとつ上、くらいだったのでしょうか。

とにかく、夢心地の眺めでした。

はっきりとした景色を覚えているわけではないのですが、その時の気持ちを、よく覚えているのです。




「わぁ……。」


っと感じたその気持ちが、 何かを見て「綺麗だ」と思った最初だったような気がします。


ああ、これが「綺麗」ということなのだ、と。






そんな経験もあったので、水仙は私にとって、少し特別な花でした。


だからねぇ…。


ギリシャ神話のナルシスの話を聞いた時、とっても心外でした。
私の好きな水仙に、なんて話をくっつけるんだ、って。
ナルシスの話は、文字通り、「ナルシスト」の由来ですからねぇ…。


一応、書いてみましょうか。

むかしむかし、超美少年のナルシス君がおりました。
ナルシス君は自分がとっても綺麗なので、毎日泉に映った自分の姿を見て溜息をついておりました。
あんまりずっとそうしていたので、そのまま水仙になっちゃいましたとさ。

めでたし、めでた……くねぇっ。



まったく。

ほんと、失礼しちゃいます。






この写真の場所は、伊豆下田の爪木崎というところです。
少し前にもお話ししましたが、水仙の群生が見られるのですよ。

この水仙を見るためだけに、伊豆半島の先っぽまで行ってきたのですが。

すこーし、盛りには早かったようでした。



ちょっと残念。

だって……花の咲いてない水仙ってね……。






……ほぼ、ニラ。

だったんだよね…。

ご利用まことにありがとうございます。