けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

ギオン


さて。

 
7月も終わりかけてますが、京都の7月というと、祇園祭です。
日本三大祭りのひとつにも数えられる祇園祭、どんなお祭りかというと…。




お祭りに関係のある界隈に住んでる人は、昔だったら庶民が話しかけられないような、やんごとなき身分なんだよねー…みたいな地域の(この界隈に住んでた人・談)。

このお祭りのヒーロー的役割を担う長刀鉾稚児に孫が選ばれた日にゃぁ、「いやぁ今年は大変ですよぉッホッホッッホ!」と目尻が下がりっぱなしになったりするような。

 


そんな、京都に住む人達のプライドと、びみょ~な具合に絡み合ったお祭、それが祇園祭

 



ええ、余所者のヒガミデスヨー。

 


7月と言えば、なんて言いましたけど、7月中は、ほんとにずーっと祇園祭みたいですよ。
スケジュールは、こんな感じになっておるそうです。

 

1~5日 吉符入り 関係者による神事のうちあわせ。
1日 長刀鉾町お千度 長刀鉾のお稚児係らが神事の無事を祈願。
2日 くじ取り式・山鉾町社参 17日の山鉾順行の順番を決め、各山鉾町代表が祭礼の無事を祈願。
10日 お迎提灯 神興洗いの神興を迎えるため万灯会員が提灯を立てて巡行。
10日 神興洗式 奉告祭執行後、神輿三基を舞殿に据え、内一基を舁き、四条大橋の橋上で神輿を
清める儀式を行う。今夕より境内の吊堤灯に火が入る。
10~14日 鉾建て・山建て 各山鉾町が鉾や山を組み立てる。
12~14日 鉾曳き初め・山かつぎ初め 各町内の人が祇園囃子を奏でながら各鉾を試し曳きする。
13日 稚児社参・久世駒形稚児社参 長刀鉾に乗る稚児が乗馬にて社参
久世では胸に駒形をかけた稚児が社参
14日 宵々々山 山鉾の駒形提灯がともり、祭は最高潮をむかえる。
15日 伝統芸能奉納 今様・日本舞踊・狂言箏曲剣舞・詩吟・琵琶などを奉納。
15~16日 宵々山・宵山 山鉾の駒形提灯がともり、祭は最高潮をむかえる。
16日 献茶祭・鷺踊・石見神楽 裏・表千家家元が隔年に献茶の奉仕。
鷺舞は、雌雄の鷺の舞、石見神楽は大蛇退治の舞。
17日 山鉾巡行 長刀鉾を先頭に各山鉾が四条烏丸に集結。堺町で「くじ改め」がある。
17日 神幸祭 3基の神輿が八坂神社から四条御旅所までねり歩きます
23日 献茶祭・琵琶奉納 煎茶道家元の輪番による献茶奉仕。琵琶協会による琵琶奉納。
24日 花傘巡行 傘鉾10基余りが、舞踊列などを整え巡行。
24日 還幸祭 神興3基が四条御旅所から八坂神社に帰還。
25日 狂言奉納 茂山忠三郎社中による狂言の奉納。
28日 神興洗式 10日の神興洗式と同じで、その後格納される。
29日 神事済奉告祭 祇園祭の無事終了を報告し神恩に感謝。
31日 疫神社夏越祭 鳥居に茅の輪を設け、参拝者がこれをくぐって疫病を祓う。



……どんだけ~。
 
もしこれを全部読んだ人がいたら、アナタちょっと正直過ぎますよ、気をつけてくださいね日々の生活。


とにかく7月いっぱい、八坂神社辺りに行けば何かしらやってるような、そんな状態になっております。

すごいねえ。






つーか、「祇園祭」を調べたけれども、全国各地にあるのね。

まあ、だいたいが八坂神社関係みたいだけど。

でもね、そもそも祇園って何?と思ったので、検索してみました。



祇園
《「祇樹給孤独園(ぎじゅぎっこどくおん)」の略》中インドの舎衛(しゃえ)国にあった祇陀(ぎだ)太子の林苑。のち、給孤独と称された須達(しゅだつ)長者が買い求めた。祇陀林。給孤独園。給孤園。釈迦は祇園で25年間を過ごしたといわれても余計に解らん。


だいたいの話が、八坂神社の神事なのに、祇園そのものの由来は仏教ってことじゃないか。

祇園祭の発祥は平安時代前期の869年って書いてありましたが。
まー、仏教は伝わってたか。
そんなころから、日本人は何でも一緒くたにする傾向があったんでしょうかねぇ…?



ってまぁ、いいじゃん。

和をもって貴しとなしとこうぜーっ(◆゜∀゜)b!! ってなもんですよ。



つーことで、山とか鉾とかは、舶来物のタペストリーとかで飾られています。





…なぜ。



初めて見たときは、そりゃぁもう頭の中?????だらけでしたが。


今でもそうです、なんででしょうね。


昔は、一番金かけるところだったんでしょうかね、山鉾って。

 

このタペストリー達は、かなりの年代物らしいですよ。
あ、もちろん、西陣織とかもたくさん見かけます。



 

祭りって不思議ですねぇ。

 

日本古来のものと思いきや、案外、国際色豊かなものが多かったりしませんか?
くんち関係はもちろん、ねぶただって……日本だけの発想とは思えないものがあるしー…。
天神祭のあのシーソーしてるみたいなやつ↓だって、装束がねぇ…和じゃないですやん?

 

 
祭り大事盛り上げなきゃ → なんか目新しいもの…! → 舶来物

って感じなんですかねぇ…?


まあ、どっからどこまでが日本の文化なのか、なんて線引きそのものが不可能なのかもしれませんね。

 
そういや、和風→地味、みたいなイメージも単純すぎますやね。
じゃあやっぱり和を(◆゜∀゜)b!しとくとして、話を祇園祭に戻しましょう。






山鉾は全部で32。鉾は9基、山は23基。


鉾、少なっ。

そんなに差があったとは。
 
鉾と山の違いは、鉾の方がぴゅ~~~~~~っと長い、………で、いいと思うけど…?
知らないっ。知らないよっ。


有名どころは、毎年巡行で先陣を切る長刀鉾でしょうかね。

 


際物どころは、私の中では蟷螂山。 マジでカマキリが乗っている。
う、動くらしいよ、このカマキリ。

 

              



他にも、傘鉾。

 



船鉾。



 

私は好きだったよ、逆鉾が…。
いや、井筒三兄弟が…。



ハ!
 
いやいや、私の昭和の思ひ出は置いといてだね。



祇園祭で一番有名なのは、山鉾巡行を中心とした山鉾関係だと思うんですが。

あのスケジュールを見る限りでは、そして検索した内容を見る限りでは…!


神幸祭還幸祭がメインらしいじゃないですか、なんとまぁ!


覚えておいでですか、神幸祭還幸祭

おいで祭りと、おかえり祭りでございますよ!

 
なになに? 神幸祭還幸祭って、祭りの基本型なわけ?
神輿的なものが出てると、まずこれだと思ってよかったりするの?


もちろん、祇園祭神幸祭還幸祭も神輿担ぐらしいですよ。

そのときの様子が、こちら。

 


いやぁ、すごいよこれ。

この、担ぎ手の人達が座ってる場所が凄いのよ。


ここだからね?

 


ものすごいことですよ、この通り(東大路四条、八坂神社がある所だよ)が通行止めなんて。

 

東京で言うところの、そう……。


……。

 

 


……6年以上住んでた割に東京の地理に疎いので、良い例えが出てきませんけども、えぇ……。

 

 
と、とにかく、かなりの幹線道路なわけです。



いやぁ…。

巡行から遡って宵山・宵宵山・宵宵宵山・宵宵宵宵山・宵宵宵宵宵∞……(どこまであるんだ?)、その辺りがいわゆる祇園祭だと思ってたのに。
それ以外にも、いっぱい大きな催し物があるんですねぇ。


ちょっとびっくりしました。

というか、知らないことの多さにびっくり。

あたしゃ今まで、何やってたんでしょうね?



来年は、巡行とか、神幸祭還幸祭とか、見てみたいなぁ。

早く終わらんかなぁ、八坂神社の修復…ってもう終わってたりして。
ついでに言うと、巡行、もうちょっと朝遅くからやってくれると嬉……無理ですね、はい。




久しぶりの祇園祭、実は「ふ○ばことその仲間達ご一行」で見物したんですよ。



その話は、また改めて…。

強烈なキャラっぷりは、祇園祭に匹敵するものでしたよ、ふふふふふふ…。 
ご利用まことにありがとうございます。