曹源寺。
あまり大河ドラマ等ではお見かけしないご一家な気がしますが、確か姫路城も池田さんのおうちだったはず。
ほかにも、いろいろなところをウロウロしていると、何かと目にするお名前、池田さん。
かなり重要なところを任されている方達だったように感じるのだけれども、司馬遼太郎にも山岡荘八にもジェームス三木にもスルーされているというのは何とも酷い話。
自分で調べない人間からすると、そういうのが大事なのに。
いつか三谷幸喜の目に留まりますように。
それまでは、この1つのことだけ覚えておきましょう。
池田さんちは、ちょうちょのおうち。
家紋が蝶々なのよね。
姫路城は蝶々だらけだったって、あれ、揚羽蝶なのね。
確かにモンシロチョウじゃない見た目だわね。
なんで蝶々なんだろうなあ。
さらっと調べてみたら景行天皇とか出てくるし、大阪の池田市が池田さんの出身地らしいし。
要所を任されてるわりに、そんなに家康家康してた人でもなさそうだし。
うーん。
まあ、ぼちぼちでいいか。
で、曹源寺はというと。
こういう所です。
結構な交通量のある、そう、今は2車線だけど、4車線のほうが……いいよね……っていうくらい交通量のある道を、ちょっと曲がるだけで。
いきなり荘厳な雰囲気で出迎えられる、不思議な空間です。
庭あり、池あり、桜あり。
屋根あり、船あり。
桜を反対側から見るポイントあり。
水面反射ポイントまであり。
なんか、いろいろな意味で。
完 璧 なのではないだろうか。
すばらしい。
ただし。
われわれが行ったのは12時頃で、後にしたのが1時頃だったか。
なんせ、車かバスで来るしかない場所なので、来た時点で駐車場付近はカオス。
帰り際なんて、カオス中のカオス。
それも、ああ午後からどうなることやらぁ……という空気を含んだカオス。
行くなら午前中と言いたいところだけれども、午前中だと日の光が遮られる可能性もありそうで、なかなか難しいところですな。
タクかバスかな。
われわれは、行きはタクシーで行って、タクシーの運ちゃんに「今日は何かあるんですか。」と聞かれて「桜が咲いてるんですよ。」と答え、タクシーの運ちゃんから「ああ~~~……」と絶望の叫びを引き出してしまったので、バスのほうがいいのかもしれません。
でもね、帰りはバスにしたんだけど、久しぶりに走ったわ、おのれ。
舐めんな、私の加齢。
まあ、バス停の近くにコーヒーゼリーの美味しい喫茶店(カフェではなく喫茶店サイコー)があるからプラマイゼロだけど。
そういう意味でも、何から何まで完璧な、曹源寺でした。