けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

何故

先日、「レイクサイド マーダーケイス」という映画をテレビでやっていた。



役所広司主演のミステリーもの。
私は最初、普通の2時間ドラマかと思っていたら、映画だったらしい。



内容は、こんな感じ。

 

お受験に狂った親3組が、子供と塾講師を引き連れ湖畔の別荘で合宿をはる。

その合宿に、いやいやながらも連れ子である娘の為に途中から参加する、
主人公・役所広司

役所広司には愛人がいたのだが、その愛人が合宿現場に乗り込んできた。
なんとなく色々気づいてしまう、妻・薬師丸ひろ子

そして、役所広司が愛人に会いに行き、かつ、すっぽかされ帰ってくる間に、
当の愛人は妻によって殺されていた。

 

ここから話が始まると言っていいだろう。

 

そこにいた親3組は、その愛人の死体を隠す。
なぜなら、受験にひびくから。
役所広司は、あいつらおかしいと言いながら、結局彼らを手伝い自分の愛人の死体を湖に沈める。

んが。
役所広司は気づく。 いろいろ。(めんどくさいので、大幅カット)

実は、愛人を殺したのは妻ではなかった。
状況証拠からして、子供達の中に犯人がいるらしい。

つまり、親が子供をかばい、死体等々の証拠隠滅を図ったということだったのだ。
事の真相に驚き、そして観念する役所広司
義理の娘の為に、お受験頑張ろう…と心に誓う。         

~終わり~




正直、へぇそうなんだ、くらいの感想しか持てない真相である。
私としては、役所広司の腹がポッコリ出ていたことの方が、よほど衝撃であった。

 

お受験なんぞにトチ狂う親なんて、殺人を無かったことにしようって事くらい幾らでも考えそうだし。
その親に育てられ中途半端に管理されたお受験子供だって、邪魔な人間一人くらい簡単に殺しそうだ。

 

そこに、なんのサプライズがあるというのだ。

 

いや、それよりむしろ。
そこにサプライズがない、ということの方が、由々しき事態なのだろう、きっと。

 

いつの間にか世の中が、そういう空気になっている。
テレビを点ければ、それ以上のニュースが次から次へと流れてくるではないか。






秋田の子供二人が、シャボン玉で遊んでいる。



シャボン玉をうまく作れない女の子。
それを見た男の子は、うまいこと作れるようにして、シャボン玉装置を黙って彼女に差し出した。

 

ふわふわと生まれてくる、大きなシャボン玉。

 

でも、二人とも、もういない。






なぜそんなことになったのか。
せめて、その理由が知りたい。




どんな理由が出てこようと、納得できるはずもないのだが。
ご利用まことにありがとうございます。