けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

芙芙芋芙芙♡

 

明日は、うちの父親の誕生日。



……何歳になるんだっけ…?


私はねぇ、本当に昔から、両親の正確な年齢というものを把握してないんですよねぇ。

誕生日は、さすがに覚えちゃいるんですけど。


あまりこう、誕生日にケーキを買ってろうそくを年齢分立てて、おめでとう~~~みたいなことをやらない家だったからでしょうか。


でもまぁ、70も後半に入ってきたことは、確かです。 

おそらく。たぶん。





彼は、普通~~~~~~~のサラリーマンな人生を送ってきました。

普通~~~~~より、すこぅし冴えない人生だったかもしれません。


でもまぁ、家庭を持ち子供三人も作って、一応世の中に送り出したのですから(末娘は既に隠居してますが)、充分称賛に値すると私は思っています。



姉なんかは、厳しいですけどねぇ。

のほほんと暮らしているだけの父親が、歯がゆくて仕方がないようです。

 

そんな話になるたびに、まあまあいいじゃないのと姉をなだめる私の中には、確実に父の血が流れているなぁと常々思います。





そして、父に厳しい人が、もう一人。


母です。


まぁ~ね、この人の小言というのは、ぬーを連れて実家に帰るたびに彼を怯えさせてしまうほど、止めどなく溢れ出ますのでね。


毎日24時間体制で、彼女の相手をしてることになる父親が、結構本気で心配です。




そりゃね。

 

そりゃ、パッとしませんよ、正直。うちのパパ。
 
尻もでかくて重いしね。
ベルト通しの無いズボンの上にベルトしちゃうしね。
当然のごとくそのベルトは、ずるずると上がって腹にめり込んじゃってたりね。

してるけどね…っ。





基本的に、うちの母親は、父親のことを馬鹿にしています。
というか、父親を下に見ることで、それを自分のモチベーションにしています。


それは父親だけではなく、子供が家にいた間は、私達ももちろんターゲットでした。

それが今じゃ、3人兄弟なのに一人も残っていないので、集中砲火のごとく父に降り注いでいるのです。


あーーーー恐ろしい!

絶対、帰るのいやー。
ごめーん、おとうさん。アナタに任せたー。





でもまぁ、よくある夫婦像だとも思うのです。
 
日本にありがちな、「無関心な夫・漠然とした不満を抱える妻」ってやつですよ。




一度テレビで、そういう夫婦が抱える問題をなんとか改善しよう、っていうのをやってましてね。

 

妻側に、こんな宿題が出されたのです。


自分が言った言葉を、すべて書き出す。


それも、「けなし言葉」「褒め言葉」の二つに分けて、全部文字化するのです。


その奥さんは、2時間と経たないうちに、「けなし言葉」の方だけ真っ黒になりました。
それを客観的に見て、愕然とされてましたねぇ。




母に言ったことがあります。
やってみれば、と。


苦虫を噛み潰したような顔で、拒否されました。


彼女も、自分の問題点に全く気付いてないわけでもないのでしょう。



でも、止められない。


それが、彼女のエネルギー源ですから。

しょうがないところもあるんです。



けど。
まあ、根本のわからない不満をぶちまけられる側としては、聞くに堪えない場合もあるわけで。



それにねぇ、そうやって人を批判的に見て否定的な評価をする割にね。

 

「お母さん最近、人に生かされてるってよく感じるの。」

的な、どこかで聞きかじってきたような話をし始めたりします。




鼻白むとは、このことです。

どの口が言う…! ってなもんです。
そう思うのなら…そう思うのなら、ちーとでええから黙ってみてくれ…。


案の定、お寺でなにか集会があった後だったりするんですけどね。



その辺りは、可愛いと言えなくもないんですがねぇ~~~。

でも、私のキャパ(彼女の不満を受け止める余裕)を広げる理由にまでは、ならない。
ならないなぁ~。




きっと、彼女の思い描いた人生と、ずいぶん違ったんだろうなぁ、とは思います。

周りは、大企業勤めの旦那さんを持ち、企業年金で悠々自適な老後生活を送る昔からの友人とかが多いので。
そういうのを見るたびに、彼女の自尊心を傷つけるのでしょう。


その原因となっているのは、母の中では、他でもない父と、思い通りにならない子供たち。

文句言いたくもなるんでしょうね。


実際私は、いいように利用することはあっても、親のことを大事にはしてませんから。

まるで相撲協会朝青龍のような関係です。



でも、それが我が家の、言うなれば「結果」なのです。


諦めるしかないのにねぇ。





それに、こうも思う。

 

彼女は、たとえどんな豊かな生活をしていたとしても、何かしら不満をたれていただろうな、と。
 
もう、そういう人なのです。
性分という名の病気です。



私の人生、こんな筈じゃなかった。

じゃあ、どんな筈だったの?

もっと良い感じ。

なんじゃそりゃ。




今の状況ってのは、すべて自分で選んで決めてきた結果。

それを人のせいだとか過去のせいだとかにしてる時点で、最初から満足することを放棄しているわけで。




それが、家族にどれだけ嫌な思いをさせているか。

根拠のない不満を垂れ流し続けることが、どんなにみっともないことなのか。



死ぬまでには気付いてほしいなぁ、とか思ったり。




ああ、やっぱりダメダメ!

エネルギーの元を絶っちゃったら、残るのは干からびた皮だけだもんね。
それにまとわりつかれるよりは、今の方がよっぽどマシなはず。




今のままで。

やっぱり、今のままで。



お父さん、彼女をよろしく!

だって、選んだんでしょ、アナタが!



お誕生日オメデトウ! 





今のままで、って思えるということは、我が実家はそれなりに上手くいってるんでしょうね。



それに、もちろん、うちの要は母でした、なんだかんだで。



ふふふ。

彼女の誕生日にでも、フォローの話を書かなきゃな、こりゃ。

 

一ヶ月も先だけど。
ご利用まことにありがとうございます。