漫遊上海
で。
スースーさんとは、上海に暮らす中国語ペラペラバイリンガルブロガーなのであります。
いや、もしかしたらトリリンガル?もっと?もっとなのか?
まあ、とにかく、どれくらいペラペラバイリンガルブロガーかというと。
中国の人に、8の割合で中国人に間違われるほどの、ペラペラバイリ(略)なのであります。
(それも北京人。間に「原」を入れるべからず)
このことに関してスースーさんは、「もう、どうでもいいんですけどね、フッ…」っと
ニヒルに笑ってました。
カッコエー。
漢字すら通じない状態でこの旅行を続けてきた、我々ぬけ夫婦。
そんな我々には、ペラペラと中国語をしゃべるスースーさんの姿が、それはそれは眩しく映ったのです…。
ああ…もっとオベンキョしてくればいかった、と何度思ったことか。
いやぁ、ほんとにね、漢字があるからなんとかなるさぁとか思ってたら、大間違いでしたよ。
かな~り違うのねぇ~中国漢字と日本の漢字。
「両親」すら通じなかった。
「手紙」なんて、トイレットペーパーなんだってさ、中国は。
ホントか?ホントなのか?なんや騙されとるんちゃうか、私?
そんなこんなで。
とにかく、言葉ばっちりのスースーさんに、大船に乗ったつもりで上海を巡ってきましたよ。
ってもう、日本語の使い方も壊れてますが、まあお気になさらず。
まず行ったのがぁ、先ほどから写真を紹介しております、「豫園」っていう、えーっと……えーっと………
……なんか…洒落た庭…。
ああ…!
スースーさんが説明してくれたのは覚えているのだよ、でも内容を全く覚えていない、
なんたることか。
豫園は、中華人民共和国・上海にある明時代の庭園。
「豫」は愉を示し、すなわち「楽しい園」という意。
面積は約2万㎡。もとは四川省の役人であった潘允端が両親のために贈った庭園で、
1559年から1577年の18年の歳月を費やし造営された。
装飾や様式は伝統的(中華-上海的)でありつつ、高層な建築物が並んでおり、
観光地として有名。
…個人のモノやったんかい…!
ここ豫園はね、私のリクエストで行ったんだけれどもね。
電話で、スースーさんと打ち合わせしてた時。
け:「えっとねぇ、あそこに行きたいの、えーっと、しょうえん? そうえん?」
ス:「あ、よえんですね、きっと。じゃあ、よえんに行きましょう!」
…かすりもしてない私の言い間違いを2秒で分かってくれて、本当に嬉しかったです。
スースーさん、あり・がた・ふ…。
そう、豫園と書いて「よえん」と読むのです。
かろうじて「ぞうえん」と読まなかった自分を、大晦日にでも、そっと誉めてあげるつもりです。
この豫園がねぇ、また素敵なところなんですよ。
楽しい園とは、よく言ったもんですね。
中は迷路みたいになってて、自分が何処にいるかわかんなくなっちゃて、それこそ楽しい。
建物は、派手ではあるんだろうけれども、やはりヨーロッパのゴシックー!! とかバロックー!! なんかに比べると、肌になじむといいますかねぇ。
ああ、住むなら、断然こっち!
って感じなのです。
こういうところで、日長一日お茶を飲みつつボヘェ~~~~っと暮らしたいねぇ…
なんて話をしながらブラブラするのにもってこいです。
なんて話をしながらブラブラするのにもってこいです。
有料の所は、ね。
無料で入れるところは、ま~あ人の山々山々…列々列々…でした。
その中に、あのお婆様と婆様がいらしたのです。
あの赤い婆様、あの写真だけ見ると秋田のナマハゲみたいですけど、豫園の色合いには溶け込んでおられましたのですよ。
あれはあれで、文化遺産やね。
ばっちこいってなもんですね。
ばっちこいってなもんですね。
で。
人は、ぎょうさんおりましたが、こちらには力強い味方スースーさんがいるので、いろいろな食べ物にありつくことが出来たのですっ。
これはねぇ、肉まんの中身が超ジューシーな肉餡になっててね、肉汁をまずこのストローで吸うの。
軽い朝ご飯ですけど、ナニカ?
そして、ここ豫園に来たかった理由が、もう一つ。
ここら界隈に、変な土産モノがたくさん売ってるという情報を、どこかで入手していたからなのです!
打ち合わせの電話でもね、私はスースーさんにお願いしましたよ。
け:「変なモノを買いたいの。みんなに送りつけるために。」
ス:「わかりました!」
ああ、なんてスムーズな意思疎通。
ブログ万歳!と心から思った瞬間でした。
そして。
いやぁ、あるある。
あるあるあるある大辞典。
まあ、みなさん。
覚悟しておいてくださいよ、フフフフフフフフフフ…。
ああ。
必然的に長くなりますなぁ、この記事。
2つに分けましょ、そうしましょ。
つづく。