けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

きのこの山より、たけのこの里。

 

旬。

 

旬に竹かんむりを乗っけて、筍。

 

 

 

うむ。


これほど、そのままな漢字も珍しかろうと思う、今日この頃。




京都って、筍が有名でねぇ。

我々が住んでる辺りは、特に産地として有名なトコなのです。


この辺で、「山」といえば、竹林。

 

それも、隅々まで手入れの行き届いた、惚れ惚れするような見事な竹林が続きます。

あの風景を見ると、なんだかホッとするのよねぇ。

あぁ、人と山が繋がっているなぁ…って思うのです。


ほんで今、ちょうど季節だし、筍料理を食べに行きたいねぇ~なんて、

ぬーを洗脳しようとしていた矢先に。



スースーさんから、筍を頂きました。

いっぱいいっぱい貰ったのです。


実は、産地に住んでいながら、京都の筍を手にするのは、お初。


だってー。

めんどくさいと思っててー。

 

ヌカで茹でたり、ヌカで茹でこぼしたり、ヌカで茹でまくったり、しなきゃならんじゃーん。


なんというか、私のライフスタイルと真逆に位置するもの、っつーかね。

なので、なんとなく縁遠いものだったのですが、しかーしっ。



貰ったとなると話は別です。

いただきましょう、ありがたくっ。



スースーさん、ありがとう。

ちゃんと…ちゃんと、ヌカまで入れてくれて…。
ええ、そんなもの、我が家にはありませんでしたとも。

 

牛乳にヌカを入れて飲んでダイエット!みたいなのを爆笑問題が紹介してて、それをやってみようと思ってヌカを手に入れたのは、かれこれ5年くらい前の話なので、現段階で我が家にヌカなんぞ、えぇヌカなんぞはありゃしませんでしたとも。え?ダイエット効果?あるわけねぇじゃん、そんなもん。






で、茹でました。

 

たっぷりの水に、ヌカと鷹の爪を入れて、茹でましたよ!
…皮ごと。


どっかで、皮ごとじゃないよ…!っていうスースーさんの心の叫びを目にした気がするのですが気付かないふりをしました。

 

で、茹で上がった筍の皮を剥くのですが。



か、香りが…香りが違~~~~~う……♡

水煮と全然、アそりゃもう、全然違~~~~~ぁう♡



なんと濃厚な香り。

こんなに違うものかと、心底驚きました。


世の中いろいろあるとは思いますが、旬のものかどうかの違いは、なんと言っても香りだと思います。



鮮烈。


何度も鼻から胸一杯に吸いながら、皮を剥かせていただきました。


剥かせていただくのですが。




……ど、どこまで?

どこまで剥げばええの?



せっかくの生筍。

是非、姫皮なるものを食したいのですが、どこからが姫皮エリアなのかが、全くわからん。
筍の無限ループで目が回りそうよ。

 

 

 


見た感じ全部柔らかそうに見えるし、いっそ全部食ったろかと思っちゃいましたが。

まぁ、ちびちび食べて確認しながら、姫皮であろうと思われる部分を確保いたしました。

 

さあ、本体はどうやって食べましょうかねぇ~~♡



ということで、「第一回チキチキ!スースーさんから貰った筍を食べ尽くすぞー大会・2008」。

 
メニューは、筍ご飯・筍の胡麻汁・筍ステーキ・筍煮たやつ・姫皮の梅和え。デス!



筍ご飯は、鶏の胸肉でやったよ。

 

ステーキはねぇ、塩胡椒して、バター溶かしたトコに筍放り込んで、白ワインと醤油入れて、終わり。
基本もう茹でてあるからね、火の通りとか関係ナーイ。
ん? 塩胡椒は、片面か両面かだって?
…じゃあ、西が好きな人は片面で、北が好きな人は両面すればいいんじゃね?



姫皮の梅和え。
姫皮を千切りし、梅干の皮を剥き果肉の所だけを使います。裏ごしするとより滑らかになるでしょう。
 
だって。
 
ハイハーイ!ポイッと。

 



いやぁ、美味かったぁ。

 

甘いの。
甘いのよ。

 

筍そのものが美味しいから、味付けとか、ほんっっと適っ当でええのよねー、
いやぁ、ほんとありがたい。

 

有り難がり方が間違ってるかもしれないけど。



 

旬、万歳。

スースーさん、万歳。





それにしてもさ。
筍って、異様に腹が膨れるね。


あのメニューで、筍一人一本ずつくらいだったんやけども。

胃が、ハチ切れそうになりましたわよ。


筍ご飯なんて、一膳しか食べなかったのに。


というか、腹ぽんぽんで食べられなかったわ。




いやぁ、苦しかった。

お腹抱えて、はぅぅぅぅぅぅぅ……っと転がること、小一時間。


次の日、たっぷりと例のものが出たのは言うまでもなく。




で、「第二回チキチキ!スースーさんから貰った筍を食べ尽くすぞー大会・2008」は。


メニューをチロッと変えてみました。

トマトスパ・筍のさしみ・筍ステーキ・筍煮たやつ・姫皮の梅和え。

ほんとに、チロッと。


だってぇ、ステーキが思いのほか旨いんだもん、姫皮もー、やっぱ煮たヤツは外せないしー。

筍とトマト?って思われるかもしれませんが、これが案外、合う。
筍がね、味がしっかりしてるから、トマトに負けないんだねぇ。


美味しくたらふく食べました。


ほんで、第二回でも一人一本分食べたんだけど、第一回ほどには腹が膨れなかったのよ。

なので、あぁやっぱし、ご飯で腹が膨れたのかねぇ~なんて言いながら、余裕で食後の
お茶を飲み干したらば。


イッキに腹が、ぶぅぅぅぅうぅぅぅぅっっと膨れよりました。



ク、クルシ…ッ。



どうも、液体とミックスされると膨れあがるようだね、筍。


いったい私の胃の中で、どんなことになっとるんだ筍よ…と思いつつまた腹を抱えながら。
今年二回目の、はぅぅぅぅぅぅぅぅ……。




筍、恐るべし。




で、最後の筍ご飯になるべく、もう一本が水に浸かっておる状態で。


「第三回チキチキ!スースーさんから貰った筍を食べ尽くすぞー大会・2008」。

 

デス!

 

第三回は、遠方より来てくれた友とその小神の4人で、料亭にて食べました、こちら

 

いや、スースーさんから貰った筍じゃないけど、まぁいいじゃない。




さすがの繊細な味付けでした。
大雑把な私の、大雑把な味付けとは、大違い。

 

この「うお嘉」ってとこ、料理はうまいし、対応も丁寧で、なおかつ、変にかしこまってないからオススメ。


で、この量ですので、当然のことながら、はぅぅぅぅぅぅぅ……も、きっちり三回目をこなし。




ここ一週間で2㌔太ってたわ、ハハハハハハ!

笑い飛ばせ、アハハハハハハ!!






さっ、腹の脂肪を笑い飛ばしたところで。



前から気になっていたのですが、京都の筍って、ちっこいのよね。
こんなんよ。

 


そう、皮を剥くと、ほんとにこのパックの水煮くらいになっちゃうのよ、シクシクシク…。



みなさんが食べてる筍が、どんなもんなのか分かりませんが、私はコレを見ると、

ちっこ!って思います。

 

なぜなら、私が山口で食べてた筍が、もっともっとデカかったから。


デカイというより、もっと長いのよね。
20㌢は余裕であったと思う。


それを、端から切っては食べ切っては食べ…食べ…食べ…きらないうちに次のを貰い……

ってのが一ヵ月続き…。



 「筍は、はぁえぇぃね。」 (筍は、もう結構です。)

 

って、なるもんだったのです。



季節もさぁ、もちーと後だったような気が…するの。



で、筍の種類を調べてみましたらば。



【孟宗竹(モウソウチク)】
食用タケノコの代表。直径10~20cmの筍で、春一番に出回り、旬は3~5月。柔らかくて、えぐ味も少なく、ほのかに甘い。

 

 
これが、いわゆる京都の筍。 らしい。





【淡竹(ハチク)】
直径7~8cm、長さ15cmくらいの細身の筍。出回るのは孟宗竹の後。苦味や甘みが少ない淡白な味。
孟宗は地中のものを掘るが、淡竹は地上に出てきたものを採る。

 

 

……!

 

な、ななななんか、これな気がするよ。
そう、色がこんな感じだった気がするよ。

 

茶色が濃くて…そう、これくらい長いのを貰っていたのだよ…!

 

そう、地上に出てきたのを採るんだよね。
そうそう、地中のを掘ったりなんてそんなことするんだヘェッって思ったんだよね、
京都の筍、っていうか、美味しんぼ



ど、どどどうなのかしら、これなのかしら、種類が違うっていうことだったのかしら、ねぇどう思う?

 

ねぇ、どう思う???
カニコさんとか、けろさんとか、どう思う??



てか、誰か知らない…?




まあとにかく。

スースーさん、ほんとにありがとう。

 

あたしゃこれから、筍の旬には必ず旬の筍を食べるようにしようと思ったよ。
 
なんだか、目が覚めた。
あれは、食べなきゃ損だねぇ。




で…どうしよう、スースーさんの快気祝い。

 

タケノコ料理…? 
ご利用まことにありがとうございます。