現在我々が住む「ぬけ屋敷」は、
京都市といっても、かなり、カナリ、kanari西の端に位置します。
市街地に行く時の合い言葉は「市内に出る」です。
じゃあ、ここは何処だって話です。
昔住んでいた山科区は、京都の東端。
なので、いつか…いつか真ん中に住んでみたい……という夢を叶えるため、洛中のマンションを鋭意捜索中。
あ、洛中というのは、まあ
京都市内の真ん中を指すと思ってくださいまし。
まあ、道一本でマンションの値段が変わるところだと思っといてくださいまし。
私のマンションあげるよ、という方がいらっしゃったら、是非ご一報くださいまし。
ええと出来ることなら、3LDKの高階層で駅から徒歩10分以内の物件がよいです、
ヨロシクオネガイシマス。
まぁそれはともかく、狩りの話。
今年(とか言ってる間に去年)もいろいろ狩ったっちゃぁ狩りました。
ぬけ屋敷の位置関係からして、西を狩ることの多い我々なのですが。
なのですがねぇ。
いや、西にも紅葉の名所は、たくさんあるのですがねぇ。
大抵それらの名所は、山際にあるわけですよ。
なもんで、日の陰るのが早いこと早いこと。
12時に家を出、目的地に1時に着いても、なんだか既に日は傾き。
2時には漠然とした暗さの漂う、西の午後。
雲が低い日なんかは、3時にゃ太陽とサヨゥナラァ…。
ってな感じなのです。
まぁ西の端だしぃ?しょうがないわよねぇ。
日が出てなくったって、赤いもーん綺麗だもーん。
(朝から動けばいいじゃんと思われたアナタ、さぁけいよい日記を最初から読んでみましょう、行ってらっしゃい)
なんて思っておったのです。
ところがですよ。
先日(とか言ってる間に去年)、スースーさんと紅葉狩りをしたときのこと。
その日は大変天気がよろしゅうございました。
暑すぎず寒すぎず、燦々と気持ちの良い日が降り注ぐ、最高のお散歩日和でした。
そしてまぁ、その日に照らされた紅葉が、なんとも綺麗なことこのうえなく。
太陽があるとこんなに違うのかって、
しみじみ思いました。
ド満喫。
どこかで見かけたことはあったのです。
京都で紅葉を見るなら、西は午前、東は午後って。
でもまぁ、写真撮るならねぇ?ってなくらいで、話半分に聞いていたのですが、ここまでとは。
爺ちゃん婆ちゃんの言うことは、聞いとくもんですね。
日が陰ったときの紅葉のそれとは、明らかに違う美しさでした。
ちなみに、スースーさんと散歩したのは、哲学の道界隈。
時間は午後2時頃から。
東は午後。
その通りでした。
夕日の赤い日差しに照らされると、余計に赤いというか、なんというか。
不思議な空間になるのですねぇ。
入ったら出てこれなくなるんじゃなかろうかとか思っちゃいましたわよ。
実際そうなのかもしれません。
これこのように、立ち入り禁止のロープが張ってありましたから、いやぁ~。
邪魔。
で、綺麗な紅葉に気をよくした私は、今度は改めて西を狩りました。
もちろん!
午後に。
……無理。
私には無理。
午前中に張り切るなんて無理なの。
だから安住さんの日天だって、ほとんど聞いたことがなかったっつーのよ。
(日曜朝10時から絶賛放送中!だけど私には関係なし。)
でもでも、綺麗でしたよっ。
そしてそして何より、超~穴場見つけちゃったもんね。
ほぼ、だーーーーーれも知らないであろう、その辺の……寺!
名前は……内緒!
てか、覚えて……ない!
ここは、ほんっとに綺麗でしたよ。
人ほとんどいないし。
やはり、紅葉狩りに満足する条件の1つに「人が少ない」ってのは必須なんじゃなかろうかと。
思う今日この頃です。
基本的に紅葉狩りって、しっとりと、ゆっくりと、まったりと、楽しみたいジャァないですか。
あんましザワザワと人がいちゃぁねぇ…って、どーしても思っちゃいますわよ。
やっぱいいんだもん、人がいない紅葉って。
この穴場寺(決して名前がアナバジというわけではナイ)を楽しんでる間、
私はずっとブツブツ呟いていました。
JR西日本に見つかりませんように…
そうだ京都いこうに使われませんように…
って、それこそ念仏を唱えるように。
ほんっと、どうかアイツラに見つかりませんようにッッ。
でも、チラッとこうも思いました。
気付けよ。
お宅くらいは、気付いてええんちゃうかしら?
営業努力もっと出来る部分、あるんじゃないかしらっ?
本当に、こぢんまりとした静かなお寺です。
廃寺になったりしたら元も子もありません、しっかりお賽銭を入れてきました、120円!
……。
パンパンッ!
スースーさん、来年は西側どうぉ~?
あ、行ってみたい方は、お教え致しますよ、モチのロン。
なんだったら案内だってしますわよ、グチのロン。
どうあっても世間には広めたくないのココはコノお寺だけはイヤなのっ誰がなんと言おうと嫌なのもうひとゴミ嫌なのだからここではお口にチャックさせてくださいッ。
あ、ついでに、スースーさんへ。
これが嵯峨野にいた、四角い猫。
これが
平安神宮のバカでかい
シジミ。左のアレ、閉じた扇子よ。
これが紫色になった紫陽花の葉っぱ。
ね、四角いしデカイしムラサキでしょ。
とか言ってる間に去年の話だから、こんな話をしたのかどうかも忘れてるだろうけども、ここにこう書いてあるのだから話したに違いないの、私はそう思うの、思い出してっ思い出してぇぇぇっ。
ああ、そして付け加えなのですが。
これを書いて、ほったらかすことウンヵ月の間に引っ越し先が決まりました(ドンダケ)。
今よりは随分と真ん中に動くことになりそうです。
それでもやっぱり、端っこなんですけどね。
所詮余所者ですから、これが精一杯なんです…って場所です。
まあ、お近くにおられた際は2週間前までに声を掛けてください。
加齢臭が気になる人以外は大歓迎です。
さて、引っ越しの準備をしなければ。
まず
天一に行って、それから
桂離宮くらいは行っとこうかな、それからくいしんぼう山中っていう高い店で肉を食って、それから……洗濯でもしよう、そうしよう。
え、何か間違ってますか、ワタシ。