審査員は、「何も色がついておらず、これからどんな成長を見せるかが楽しみ」と絶賛!
そんなニュースを見かけました。
まあ、15歳で手垢が付いててもナ。
とか思った私は、きっと髄までババアなんでしょうね。
誰だってそうよ!色なんかついてやしないわ!
自分の色が自分色!
世界に~♪ひ~とつだ~けのハークショイェ!
とまぁ、反吐の出そうな台詞を吐いたところでペッペッ!
先々週末の話です。(けいよい日記には時差があります、ご注意を。)
観光客でごった返す京都を嫌い、紅葉狩りの穴場を求めて彷徨う、けいよい。
そこは、洛北と呼ばれる都の端、
鄙びた山裾であった…。
行ってきました、穴場紅葉狩り。
なんと初登場、ぬー母様と共に。
洛北というのは、洛中といういわゆる都のど真ん中からみて北っ側全般を言います、たぶん。
かなりアバウトな表現なのでね、かなり範囲広いんですけどね。
割と長い距離歩かなきゃならないからか、メジャーどころが少ないからか、あんまし人がいません。
でも、こぢんまりした風流なお寺とかが多くてお勧めですよ。
山から降りてくるヒンヤリした空気を感じながら
紅葉狩りしてると、あぁ京都だわぁって思います。
今回は、ぬー母様のリクエストもあったので、洛北の中でも東側の諸々に行ってみました。
さて、詩仙堂がスタートです。
いやまあ、ぬー母様のスタートは、高松を朝の6時だったそうですが…。
【詩仙堂】
どうせ読まないだろうから、モザイクかけてみましたよ。
こうなると、読めない部分に何が書いてあるか気になるでしょう、気になるでしょう?
なに、そうでもないの?ふーんだ。
詩仙堂はね、ししおどし発祥の地らしくて、えらいでっかいのがありましたわ。
カコーン
っていう細い澄んだ音色じゃなくて、
んがゴっ
っていう実に鈍い音を出してました。
んで嫁の私、最初から大失敗ですよ。
この日、ブーツ履いてきてましてねぇ。
すっかり忘れてました、寺に上がるのに靴を脱いだり履いたり脱いだり履いたりしなきゃならんことを。
その度に、ぬー母様を待たせる羽目になりました、この日一日、ずっと。
わーダメ嫁。
とりあえずね、1つだけ言っておきます。
紅葉はココが一番綺麗でした。
まあ、紅葉を全面プッシュプッシュしたお寺で、夜間拝観もしてます。
なんか音楽に載せてライトアップをしてるらしいです、いえそのことについて別に何も言いたい事なんてそんな。
でも、ほんと、ココはなかなかピークに近い紅葉も多かったです。
広い庭に植えられた年季の入った紅葉が、綺麗に色付いてました。
…と思ってたら、全然広くなかった。
上から見たら、めちゃめちゃこぢんまりしたところだった。
いやぁ、庭師の腕の見せどころ、職人のこだわり大爆発ってことなんでしょうねぇ。
プロの仕事だ。
そういえば、この写真を撮ってたときに、他の観光客をがんがんに堰き止めてたんですよね、私。
それを、「どうもすみませんねぇ~。」 って、その人達に謝ってたのは、ぬー母様でしたよ。
謝らせちゃいましたよ。わー。
わわー。
わわわわー。
紅葉メインなら中に入らなくてもいいんじゃねぇかっていうくらい外…。
まあ、あれですよ、中には幽霊の掛け軸とかあってとってもオススメ♡
ところで私ねぇ、写真撮ってる時って、周りを気にしなくなるんですよね、車とか。
この日も車にぶつかりそうになりながら写真撮りまくってる私に、ぬー母様がね、
「お尻が轢かれるーーー。」
って、優しく注意してくださいましたよ。
ザッツ☆コミュニケーショーン。
てか、紅葉の写真って、ピント合わすの難しくない?
なんで?なんでなん?どこに合わせりゃええの?
ああ、そうそう、なんや桜が咲いとった。寒桜?
ここまでで歩いた時間は3~4時間、昼からいって丁度良いくらい、ってところ。
洛北界隈、他にも行こうと思えば、蓮華寺や岩倉実相院があります。
どちらも紅葉で有名です。
予約しておけば、
修学院離宮なんてとこにも行けますしねぇ。
離宮は日休なので、この日は門のところから見える、とても綺麗そうな紅葉を、指をくわえて眺めるだけでした。
でも、裏手にある通用門の鍵は壊れてましたよ。
中に突っ込んでみるべきでしたか?
私は、そうするべきでしたか?
まあね、とにかくね、全部歩くのは、しんどいですわ。
タクシー貸切で回ってもらうのが一番だわね。
あんまし、こう、なんつーの? ステキ休み処的場所がないのが、玉に瑕かしら。
つーことで、疲れた身体を引きずって、タクシーで四条に移動して。
やっとお昼です。(14時過ぎ)
重ね重ね段取り悪い嫁で、すんません…。
で~も~。
ついでに
月ヶ瀬でみつまめも食った~うまい~相変わらず美味い~。
そんで錦市場をひやかしてるうちに、日没。
せっかくだし夜間拝観を一カ所くらいってことで、将軍塚の大日堂へ行きました。
ここは京都が見渡せて、実は五山の
送り火が五山全部見られるという珍しいスポットです。
それは見たことないけどね。
庭の紅葉が丁度良い頃合いでした(11月18日現在)。
紅葉のライトアップって、あれね、枯れてる部分が隠れるから綺麗ね。
ネガティブな誉め方ですけど、事実。
もちろん、綺麗な夕焼けも見ることが出来ましてよ。
日が落ちる前に入ってしまえば、そのままライトアップまで居座ることもできます。
夜間拝観してるお寺は、たいてい一回外に追い出される所が多いんですが、ここはホントに良心的でダイスキ。
おじさん自ら「粘ったらライトアップまで見れるよ、寒いけどがんばって~」って言ってくれます、ダイスキ。
三条辺りからタクシーに乗って、びゅーんと行っちゃってくださいね。
バスとか無いから。
いやぁ、それにしても、全体的にダメ嫁炸裂だったわぁ。
人見知りの私のことだし、緊張するんでしょうねとか思うでしょう?(思って。)
あんまししないのですよ、ぬー母様に対しては。
気を付けないと、タメ口をきいちゃいそうになるくらい、リラックスモードです。
え、そこがダメ?
いやいや、もっとダメなところがあるんだよ。
あのねぇ、私がね、ぬー母様に会うのね、
実に、5年ぶりくらいなのよ。
普通、ありえないんでしょうねぇ?
でも、なんとなく、そんな感じで過ごしてきましたよ、今まで。
たまーにメールとか電話とか。
その程度で。
盆正月も帰ってないしー。
ぬーが帰らないのに、私だけ帰ったってねぇ?しょうがないってかねぇ?
嫁としては最悪の部類なんでしょうねぇ、私って。
孫の顔どころか、自分の顔も滅多に見せやがらねぇってどういうこと?
ってなもんなんでしょうけど、そんなことを全く言わない、ぬー母様。
ものすごく優しいのか、はたまた、ものすごく我慢してはるのか。
どっちなんだろう。
でも私は、ぬー母様と遊ぶの、とても楽しいのです。
アリガトゴザマス。
また来てくださいね。
ああ、秋の虫が鳴いている…とか思ったら、ぬーの鼾でした。
どうやったら、そんなピーヒャラした音が…?