すっかり涼しくなって、秋ですねぇ。
ホラこんなに山の木々も紅に染まって……るんだったらいいのいねぇ。
なんとか断固拒否できないものでしょうか、気温ってやつを。
知恵袋にでも相談してみようかしら。
ある人がこう仰っていたので、試しに秋と思いこんだら涼しくなるかと思いやってみたのですが、ダメでした。
わお。
モザイクって、なんでも変な雰囲気にしちゃうのね。
彼女のこのコメントで思い出したことがあるのです。
私が若かりし頃に受けた心の傷を。
当時受けたテストの内容と解答が納得いかなかったことを。
私はその時、小学4年生でした。
テストの問題で、こんなん出ました。
「コウヨウの秋」___カタカナの部分を漢字にしなさい。
テストが私に命令してきました。
なので私は書きました。
「紅葉の秋」___と。
アッタリマエジャン?
他ニ無イジャン?
自信満々で、テスト用紙を、回収係に託しましたとも。
で、後日返ってきたテストを見てみると、紅葉の秋、おもくそバッテンついてました。
正しいとされた答えは、「考養の秋」。
秋という季節は、考えを養う季節なのだと、教師は説明をしました。
おい……そんな奴ばかりな訳がないだろう…!
秋にコウヨウといえば、紅葉だろうが!
しかし、よくよく思いを巡らしたらば、そのテストの範囲内に「考養」という単語が出てきていたのですね。
このテストで「コウヨウの秋」といえば、「公用」でも「紅葉」でも「
前田耕陽」でもなく、「考養」だったのです。
舌打ちしながら理解しました。
テストで求められるのは、より正しい答えなのではなく、より出題者の意に沿った答えなのだ、と。
チィッ!
今でも舌打ちィィッ!
私の大好きな話があります。
五味太郎さんの、おとな「は」「の」「が」問題、という本にね、こんな話が載ってたのよ。
って、細かいトコ覚えてないですが。
国語のテストで(道徳?)、このような問題が出たそうです。
学校帰りに雨が降りました。
みんなは傘を持ってましたがA君は持ってきていませんでした。
他の人が帰っていく中ひとり残されるA君。
するとA君のお母さんが傘を持ってきてくれました。
A君とお母さんは仲良く一緒に帰っていきました。
この話を聞いて、あなたはどう思いますか。50字以内で書きなさい。
うーん、違ったかも。
まあ、あれですよ。
ちょっとした感動物語?が書いてあったわけです。
そして求められた答えは、「お母さんが来てくれて良かったと思います。アタタタタカイ気持ちになりました云々。」とでも書けば良かったんでしょうか。
ですが、ここで五味さんが大注目した解答は、こうでした。
「この話を聞いて、あなたはどう思いますか?」
「別に。」
本当にね。
本当に、この子に是非お会いしたい、と思いましたよ。
内容もさることながら、いや内容が何よりなのですが、見てよ。
文字数の少なさを、見て!
50字以内とされているところを、「。」を入れて3文字ですよ。
「別」のとこを平仮名にしたって、4文字ですよ。
あと46文字も残ってるっちゅーのよ。
つくづく、自分の頭が普通レベルなんだなと、痛感した次第です。
私は、コウヨウの一件以来、求められる解答を探す以上のことはしませんでした。
(というか、そ、そこまでもやりきっていたかといえば答えは否なのですがねーダ)
私のレベルがそこまでだったということです。
ぐやじいいいいいいい……っ!
…。
つーかね。
公平を期するため、ちゃちゃっとヤフーの辞書で見てみたんですが。
あの…。
考養なんて熟語、無いですよ…?
どゆこと…?
先生…?
村上先生…?
…私の記憶違いなのかしら、いいやこんなに強烈に覚えているのにそんなはずは…えー…?
まあ、どうでもいいわー。
さて、先ほどからの紅葉の秋写真。
あら!ここでピンと来られた方、素晴らしい!
アナタ、ケイヨイ日記のディープ読者デスネィ?
そう、去年私が迷子になった
葛城古道 と同じトコですよ。
んもぅ、嬉しいからピンと来た方には、なにかプレゼントしちゃう♡
ええ。
一人もいないって事を見越しての企画です。
私はごく最近ココの存在を知ったのですが、かなり有名な所なのですね。
辺鄙な上に山なのに、結構な人出でした。
それで、様々な人種を見ることが出来たのです。
きっとここに住んでるんだね…っていう森の妖精夫婦。
飲み会で盛り上がり、山登りだー!おー! って、本当にどこかに昇天された方々。
相手が植物であろうと、こと赤に関しては負けるわけにはいかないらしき、おじ様。
この「ひと目百万本」と言われる葛城高原、名前は「高原」ですけれども。
いや、高原なんて生易しいモノじゃないと私は思います。
山脈ですよ、山じゃないよ岳ですよ。
そこに山があると登っちゃう人達のためのモノですよ、こんなものっっ。
そうならそうと、先に言ってっ!
いつもいつも思うけれども、先に言ってよっっ!
ここで無理に山歩きしてからというもの、どうも体の調子が……きぃっ!
とにかく、これを見るためには、ロープウェーに乗らなければなりません。
そしてそのロープウェーに乗るためには、下手するとこんな事になります。
ピーク時は、2時間待ちなんてザラだとか。
我々は多少早めに言ったおかげで30分くらいで乗れましたけどねぇ。
コレに乗らずに上まで行こうとすると、まぁ、とりあえずケイヨイが2匹くらい死ぬことになるでしょう。
そんな所です。
もちろん、いらっしゃいましたけどね。
篦棒に日焼けした筋肉隆々の、元気ハツラツ犬連れオジサマも。
犬はロープウェーに乗れないので、その人は確実に下から登ってきたに違いないのです。
なのに、その犬を引きずるほどのスピードで、スタスタと歩いておられました。キャインキャイーン!
そういえば少し後ろに、能面のように白い顔の奥様らしきオバサマもいたような、蜃気楼だったような…。
やっぱ父親ってさ、休日は家でゴロゴロして掃除の邪魔になるくらいが、ちょうど良いんじゃないかしらねぇ。
何ごとも鍛錬だーとか言って、休みの度にあんな山に連れ出されたりした日にゃ、あたしゃどんな人間になってたことか…。
ひー。
ヤダヤダ。
まあ、圧巻ではあります。
こんな山の上に何故にこんなモノが???と思える代物です。
どんな山の上かというと。
これ。上で買ったお茶なんだけど。
あたしら、どーんな高地ト
レーニングしとったんじゃーい。
行かれるなら、30歳を過ぎるまでに行かれる方がよろしかろう。
もちろん、いらっしゃいましたよ。
うちの両親くらいの年齢で、連れてる孫よりスタスタと歩くハツラ(略)
さあさあ。
この間の霧島
ツツジを見て、「ムック!ムックだ!(エヘ)※1」と仰る方がいらっしゃいましたので。
これらの画像の中に、彼を忍び込ませておきました※2。
全て見つけられた方には、もれなく……
もれなく、私の愛をプレゼントいたしましょう。
その愛のために、私は焼肉をしこたま食べておくことに致しましょう。
そう、私の愛は屁。
愛なんてそんなものップ。
やってみたら、でいだらぼっちになりました。
※1 メガネさんからコメントで指摘されるまでムックを
ガチャピンと勘違いしたまま進行していたことをここに記す。
※2 そして、どっかに正解を書いておきなさいよ、私…!コメントから類推するに12匹いる模様。どこにいるかは私にも分からないこともここに記す。
19.10.28 けいよい