けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

チャンの正体。

 
マイケル・チャンが好きでした。
彼の、走り回って走り回って走り回って最後に負けちゃうテニスが好きでした。



で、今、画像を取ってこようと検索をしたところ、彼が同い年であることを知り青ざめております。

わ、私が山口でのらりくらりと高校生をやってる同じ時に、この人は全仏優勝したのですね。

いやぁ人生イロイロだわ。

じゃあ男もイロイロなんでしょうね、よく知らないけど。

 


って、ココで私がお話ししたいのは、男の話でも、マイケル・チャンの話でもないのです。




チャンはチャンでも、ゴーヤチャンプルーです。



 

言わずと知れた、沖縄料理。
 
それも、家庭料理の範疇に入ってくる料理なのではないでしょうか。
どうでしょう、沖縄の方々。

 


家庭料理かどうかということに注目している理由、それは。

家庭料理だからこそ、各家庭によって微妙に違ってくる代物なのではないか、と思うから。


さあ、ここでいきなりですが、我が家のゴーヤチャンプルーのご紹介ですよ。



①まず、にんにく・ショウガのみじん切りを、油で炒める。
②香りが出てきたところで(と言いたいところだが超適当)
 ニンジン・タマネギのみじん切りを加え、傷める。
③豚のひき肉を加え、痛める。
④ゴーヤを好きな薄さに切ったのを加え、イタメル。
⑤塩・胡椒・赤ゃぃマフリャォ・ナンプリャォで味付け。
⑥よく水切りをした豆腐をぶっ潰しながら加え、itamel。


①~⑥のうち、正しいモノを答えよ。




さて。

 

ここで、「ええーーーーーーっ!」って文句を言いたくなる方がいらっしゃるかもしれませんね。
家庭料理であるという前提ならば「僕の私のゴーヤチャンプルーがあって然るべきですから。


私がクレーム来そうだなぁと思ってるのは、豆腐をぶっ潰すところ。
たまに店で食べたときとかは豆腐の形がキレ~イに残ってたりするので、それを見る度ドキドキします。

あと、うちは卵入れないですわ。
一回入れたことあるんだけど、どうもイマイチだったのよね。

まぁ、うちのはね、これはこれで、美味しいとは思うんだけども。

綺麗なゴーヤチャンプルーを食べて育った人は、ぶっ潰しゴーヤチャンプルーは許せなかったりするのかしら。
 
とか思っちゃったりするわけです。




でも、聞いて!お願い!

 



なぜ、なにゆえに、私が豆腐を潰すのか。


それは、私の中でゴーヤチャンプルーという料理が、別の料理とリンクしているからなのです。


その料理の主役は、大根。

名前は、けんちゃん


どうも山口の郷土料理という位置づけのようですねぇ、けんちゃん。

けんちょう、と言うこともあったような気がします。

 

正体は、「大根と豆腐の炒め煮」 だそうですが、うちのは、ニンジンやらなんやらかんやら、他の野菜も適当に入ってましたわ。


あるモノで作る系の、まさに家庭料理。
味付けは、甘辛醤油味。

 

見た目は、こうなります。



 

ま、日本伝統の茶色料理ですわな。


おそらくは、山口の…と言わず、割と全国津々浦々で、形を変えて存在するのではなかろうか。

とか思ってるんですけど、どうでしょう。


これの仲間で一番ポピュラーなのが、けんちん汁ってことになるんですかねぇ。



 
で、私の予想では、それが沖縄に行くとゴーヤチャンプルーになるんではないか、と。


極端すぎ?



でもさぁ、「豆腐と野菜を炒めて煮る」っていう骨組みは一緒なわけよ。

で、野菜ってぇのは、各地方・各季節で採れるモノが代わってくるから、そこで地方色が出るような気がするんですわ。


ということで、私の中では。

 

豆腐ぶっ潰し兄弟として、けんちゃんとゴーヤチャンプルーが並び立っておるわけで。

 

ということで、私はこれからも、ゴーヤチャンプルーの豆腐を潰して潰して潰しまくる所存なわけです。



宣言しておきましょう。




私はーー!
豆腐をーーーー!





潰す……! 

 








ふぅ。









で、お冠の「チャンの正体」。

ゴーヤチャンプルーの「チャン」の正体。

 

そう、私はね、けんちゃんの「ちゃん」の部分と同じなのだろうと思っていたのです。


意味は……「炒める」の「チャオ」?とか思っていたのです。

それくらい二人は兄弟なのだと、思っていたのです。

 

が。



ゴーヤチャンプルー

チャンプルーとは、野菜や豆腐などを炒めた沖縄の郷土料理。チャンプルーとは沖縄方言で「混ぜこぜにした」というような意味があり、野菜や豆腐に限らず、様々な材料を一緒にして炒める。
なお、このチャンプルーなる単語だが、インドネシア語・マレー語には「チャンプール」(campur)という語があり、日本語のちゃんぽんと同様「混ぜる」「混ぜたもの(料理)」という意味を持つ。さらに朝鮮語にも同様の意味で「チャンポン」がある。



ほうほうほう。
チャンポンね。
 
そうだ、すっかり忘れていたよ、チャンポンの存在を!




あ、ちなみに、あたしゃー皿うどんの方が好きー大好きー。






「混ぜる」って意味……なのねぇ。
そういや、これもチャンポンって言うねぇ。

 

 
ごちゃ混ぜってぇ意味だったのか。
 
しかし、インドネシアだの朝鮮だのでもある言葉って、なんかすごいね。
チャンプルーはアジアを制覇しておるのだろうか。




では、けんちゃんは?

 

【けんちゃん】
禅僧が中国からもたらしたとされる、巻織(ケンチン)という料理が由来とされる。
巻繊とは、もやしを中心に野菜、豆腐などを塩・醤油・ごま油などで炒め、これをゆばで巻いて、春巻のように揚げるか、蒸して出し汁をかけたもの。しかし、巻繊そのものは次第に廃れ、中身であるもやしと豆腐の炒め物自体が様々な料理に応用された。けんちん汁はそうした物の一つであり、この他に魚肉や豆腐にけんちんを詰めて蒸したけんちん蒸しなどがある。

 

けんちん汁は、建長寺の修行僧が作っていたため、「建長汁」がなまって「けんちん汁」になった説とかいうのもあるらしいけど。
話がややこしくなるので見なかったことにして。



…なんや、チャンプルーとは別物のニオイが。

いやでも、豆腐を使う料理ではあるのよねぇ…。

 


巻繊そのものの意味ってのは「繊維状のモノを巻く」ってことらしいですよ。

 

ってことはですよ。
日本のけんちん族は、名前の根元を揺るがして抜いて倒してるくらいのことをしてませんでしょうか?


巻いてないし。
繊維状じゃないし。


大丈夫でしょうか?


まあ、親の心子知らずって言いますもんね。

あら、関係ありませんか、そうですか。




では、早口言葉です。

けんちゃんの他の呼び方も集めてみました。


けんちゃん、けんちゃんおかず、けんちん 、きんちん 、けんちょう 、けんちゃん煮 、けんちゃん。
けんちゃん、けんちゃんおかず、けんちん 、きんちん 、けんちょう 、けんちゃん煮 、けんちゃん。
けんちゃん、けんちゃんおかず、けんちん 、きんちん 、けんちょう 、けんちゃん煮 、けんちゃん。


言えた?






さぁて、なんだかんだ調べてみれば。


どうも、ゴーヤチャンプルーとけんちゃんは、兄弟とは言い難い雰囲気になってきました。

 

くすん…。
 






いいや!

 

いいやでも私は!

 



私はーー!

ゴーヤチャンプルーのーーー!

豆腐をーーーー!






うせれるんだからしときゃええじゃろうがね!!

 

 

 

 

 




そう、これが一番、言いたかったの。

 
 
 
それだけ。
 







あぁ、もし、僕の私のゴーヤチャンプルーのコツみたいなのあったら、教えて~。


ゴーヤ好きなの。
大好きなの。



うちはね、泡盛に唐辛子を入れたやつを振り掛けて、辛くして食べたりするよ。




量に注意やけどね。

 

次の日にね、尻がね、えらいことにね、なったりね。
ご利用まことにありがとうございます。