夏の夜の夢
アラ、ドウシタノカシラ。胸焼ガ。
げに美しきは物の怪なり、ってぇ意味でしたっけ、このことわざ。
いや、それより何より、日本の基準じゃないような気がしますことよ。
誰が言い出したんだ、誰が。
まあ、「美人の基準」を「オーラの強さ」ってことにしたのなら、大正解なのか。
この方達は若かりし頃から、まぁなんともはや。
だいたいの話が、私が物心ついた頃から、変わってないんだよなぁ~この人達。
そりゃ写真を見比べたらシワ増えてるんだろうけど、私の脳内では微塵の変化もない方々ですよ。
見た目も変わらないし、なにより声が変わらない。
いつも変わらず、徹子さんは徹子さん。
何をやってる人なんか知らんけど、なんだか普通じゃない凄そうな人。
なんだか普通じゃない凄そうな人なんだけど、で、結局何をする人なの?
そりゃアナタ、黒柳徹子をする人なんだよ。
あぁ、そうか、なるほど、そうか。
子供の頃の私には、テレビの向こうって、常世と大差ない世界だったような気もする。
徹子さんも美輪さんもデヴィ夫人も、これから先も、きっと、ずーっと変わらないんだよねぇ?
彼らのオーラに、妖怪のような怪しげなものを感じつつも、変わらないでほしいと心から願う私がいるのです。
で。
思うの。
今の子供達にとっては。
彼女たちが、そういう存在になっていくんだろうな、って。
姉妹はともかく、この猛暑です。
彼らには、くれぐれも、ご自愛いただきたい。
歳が歳だし。
ほんとうに。