タップ君

東京駅は、結構おもしろい。

細かいショップが建ち並び、グッズが色々売られているんだが。
ネコバスティッシュケースにしろ、幸楽ラーメンにしろ、「買うほどではないが、ちょっと欲しい物」満載である。

人への土産にネタとして持っていくには、もってこいの物だろう。
持っていった先でひとしきり盛り上がり、次の日からは、貰ったもんやし捨てるのもねえ、と言われながら、その余生を送るのだ。

そう。
物として、絶対値でＢ級品。

先日、そんなＢ級品の中でも珠玉と呼べる物を発見。
ＮＨＫのグッズショップでキスケを見て笑っていると、ふとその下に白いぬいぐるみ。
むぅ？　この耳。この手。

おおおおおっ！！
君は。君はタップ君じゃないかっ。

しかもパペット人形になっているらしい。
や…、やりたい…。
パクパクしたい…。

しかし値段が。
Ｂ級品に３千円以上は出せません。
それによく見ると、び、びみょ～に違…。

実家に帰るときにでも友達の娘用に買うかなー。

それにしても、よく見ていた教育テレビ。
春夏冬の三大長期休暇と、風邪を引いて休んだ日の午前中。

いちにのさんすう、ワンツーどん、ふえはうたう、はたらくおじさん…。
おおきくなる子なんて、オープニング、今でもフルで歌える。
算数の「繰り上げる」の意味がわかったの、あんたのおかげだよ、タップ君。

ありがとう、タップ君。
ああ、タップ君に幸あれ。ついでにヨシさんにも。

私が買うときまで、売れ残ってますように。

ああ、でも、それじゃタップ君の幸せが…。

…まあ、いいか。