けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

奈良の春日の青芝に♪は、腰を下ろすことなど出来ません。


わかっちゃいましたがね。
ええ、わかっちゃいたんですよ。


でも、思いたいじゃないですか。

もしかしたら…って。

 

苦しむ人間がすぐそこにいるのに、自分は全然平気だったりすると、思っちゃうじゃないですか。

 

治ってるんじゃないかって。
 
 
ぶしゅるぶしゅると鼻をすする旦那を尻目に、私は目が痒くすらならない、
そんな状況が続きましたんでね。



あれあれあれあれあれ?

治っちゃったぁ? もしかしてっ!

いやぁ、悪いねぇ~~アナタは、しんどそうなのにぃ~~~♡



そんなふうにね、電車の中でぐりんさんにも話してたんですよ。

ぐりんさんも、なんだか喉が痛いとか言うから。


ちょっと自慢げにね。

手の甲を頬に当てて、オホホホホホホホ!ってなもんでしたよ。



 

そしたら。
 
バチが当たったんですかね。

 

          
ここ、奈良の都で。




ゴツンと一発、花粉の拳がダイレクトヒット。


治ってなんかいませんでしたよ。

ええ、全然。


久しぶりの花粉症発症は、風呂上がりに鼻血が流れ出る勢いでした。

だから、途中で鹿に襲われる親子を目撃したんですけど、助けてあげられませんでしたよ…。

 



これまで大丈夫だったのはね。
ただ単に、外に出る機会があまりにも少ないため、花粉に対する曝露時間が少なかっただけなようです。


運動不足だの、日光不足だの、屋内オンリーの生活は体に悪い悪いと思ってましたが。

この季節に限っては、めちゃめちゃ身体に優しい生活なのですね、引きこもりって。

 



よし。


これからは正々堂々、胸を張って引きこもることにしよう。




あの星に誓いますよ。

窓越しに。

そして、すぐにカーテンを閉めますよ。 シャッ。

 





でもまぁ、奈良は楽しかったです。
修学旅行(中学校)以来の奈良。
 


同じ古都といっても、京都と奈良では、随分雰囲気が違うのですねぇ。

町全体が公園、って感じです。



その公園町な奈良では、鹿が鳩のようにいます。

奈良について、バスに乗り、1分もしないうちに、

 


あ、鹿。

 




……道路ですよ?
それも、片道2車線の計4車線はある、大通りですよ?


その脇を、鹿が普通に寝そべって、そろそろ起きっかなぁ~って雰囲気でした。



「ぼやぁ~っとした顔で道路に、あぁっ危ない轢かれる…!あ、車止まった、よかった…。」


「あ、エサやりのおじさんだ、おお~集まってきた集まってきた、……集まりすぎ…。」


「だぁぁ糞っ! 糞がっ! 糞がっ!!」



 

そんな鳩で見られる日常の光景が、ここ奈良では、もっぱら鹿で行われます。
まったく同じ存在です。
 
違うのはただ1つ、各個体のサイズ。


鳩ならば、そう支障はないかもしれませんが、鹿のサイズになるとね、そりゃ鹿で渋滞だって起こるってもんですよ。

奈良の交通は、鹿で滞りまくっておりました。

 

そんな生活に慣れてるんでしょうかねぇ、奈良市民の皆さんは。
特に怒るでもなく、淡々と鹿を避けながらの運転です。
 
通勤通学のきわに鹿、って……どんな感じなんだろね…。
そんな話をぐりんさんとしながら、鹿から放出された黒豆を踏み踏み奈良を満喫。

 

 

鹿寄せを見→梅見をし→春日大社にお詣り→お昼御飯→東大寺で大仏→二月堂→帰宅。

 


たったこれだけなのに。

たったこれだけなのに、めっさ疲れましたよ。



なぜなら。



広いんだよ…!

 

 

広すぎるんだよ、奈良……!!

 
一個一個の距離が、異常に長いのですよ、遠いのですよ……!!!!


まぁ花粉の影響もあったとは思いますがねぇ、歩いただけなのにえらい疲れてしまいました…。



翌日(重要)、全身筋肉痛。

 

 
私も、まだまだ若いね。 ぷりっ。

 

でもまぁ、たまに遊びに行くには楽しいところですよ。
しかも京都から近いし。 40分くらいです。



…長浜より、随分近いのね、考えてみたら…。

 

 

旦那が大仏を見たい見たいと言っております。
近いうちにまた行くかも。
どうせなら、お水取り見たいし。


まぁ、とにかく、要マスクですな。




 


-次回予告-

「古都奈良巡り!押し寄せるあの足音!!厳しい顔でホルンを握るお兄さんの謎、その軍手は!?」



ジャジャジャジャッ ジャジャッ ジャージャーッ!
 
お楽しみに。






と思ったら。 

 

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