奈良の春日の青芝に♪は、腰を下ろすことなど出来ません。
でも、思いたいじゃないですか。
もしかしたら…って。
あれあれあれあれあれ?
治っちゃったぁ? もしかしてっ!
そんなふうにね、電車の中でぐりんさんにも話してたんですよ。
ちょっと自慢げにね。
手の甲を頬に当てて、オホホホホホホホ!ってなもんでしたよ。
ゴツンと一発、花粉の拳がダイレクトヒット。
治ってなんかいませんでしたよ。
ええ、全然。
久しぶりの花粉症発症は、風呂上がりに鼻血が流れ出る勢いでした。
運動不足だの、日光不足だの、屋内オンリーの生活は体に悪い悪いと思ってましたが。
この季節に限っては、めちゃめちゃ身体に優しい生活なのですね、引きこもりって。
よし。
これからは正々堂々、胸を張って引きこもることにしよう。
あの星に誓いますよ。
窓越しに。
同じ古都といっても、京都と奈良では、随分雰囲気が違うのですねぇ。
その公園町な奈良では、鹿が鳩のようにいます。
あ、鹿。
その脇を、鹿が普通に寝そべって、そろそろ起きっかなぁ~って雰囲気でした。
「ぼやぁ~っとした顔で道路に、あぁっ危ない轢かれる…!あ、車止まった、よかった…。」
「あ、エサやりのおじさんだ、おお~集まってきた集まってきた、……集まりすぎ…。」
「だぁぁ糞っ! 糞がっ! 糞がっ!!」
鳩ならば、そう支障はないかもしれませんが、鹿のサイズになるとね、そりゃ鹿で渋滞だって起こるってもんですよ。
奈良の交通は、鹿で滞りまくっておりました。
鹿寄せを見→梅見をし→春日大社にお詣り→お昼御飯→東大寺で大仏→二月堂→帰宅。
たったこれだけなのに。
たったこれだけなのに、めっさ疲れましたよ。
広いんだよ…!
まぁ花粉の影響もあったとは思いますがねぇ、歩いただけなのにえらい疲れてしまいました…。
まぁ、とにかく、要マスクですな。
「古都奈良巡り!押し寄せるあの足音!!厳しい顔でホルンを握るお兄さんの謎、その軍手は!?」
ジャジャジャジャッ ジャジャッ ジャージャーッ!