負けたくないし、負けてないし。
何だか、わけもわからず到着した、日吉ダム。
「府民の森なんだから、私らも行っていいんだよね。」
と言ってはいたものの、まさか本当に行くことになるとは夢にも思わず。
ナビ様の言うとおり、くねくねと山道を車でひた走っていたら、なんか着いた。
なので、どのような場所なのか、まったくもって知らない状態だったのだが。
なんとまあ。
青い空、心地良く広がる芝生、秋色に染まる木々、その向こうにそびえる日吉ダム。
えらいこと素敵空間じゃないか。
府民の森、恐るべし。
日吉ダムの完成は1997年。
1997年といえば、山一証券の社員が悪くなかった年。
つまり、ここは、日本が傾き始める前に作られた場所なのである。
私は、日吉ダムのてっぺんに登って、叫んでやろうかと思ったね。
バブリーーーーッッッッて。
高いところは嫌いなので絶対にやらないけど、やるなら品川庄司の庄司風にね。
桂川は、何だかんだで氾濫しやすい川らしいので、ダムそのものは必要だったのかもしれん。
が、この公園だの、レストランだの、体育館だの、温泉プールだの、足湯だのも、必要だったのかというと、どうだったのでしょうね、としか言えない、言えやしない。
ま、いわば、この空間は、9割が大人の都合でできているわけだ。
そんな公園を、何かの練習で走らされる子供達。
相変わらず世の中は、実に理不尽だ。
ま、何だかんだいって、結構、人多いんだけどね。
駐車場なんて、お昼過ぎたら、いっぱいよ。
走らされてる子供達だって、走っていると見せかけて、うまく手を抜いてるわ。
きっと日本の未来は明るいに違いない。
この日吉ダム、結構、中の構造も見せてくれるし。
上まではエレベーターでびゅーんだし。
トイレはこんなに男らしいし。
びっくりするほど案外楽しい場所ではある。
府民なら、森として、ぜひ利用していただきたい。
やはり人工物は、人間がうろうろしててナンボ。
そうだ、良い子のみんな!
ダムには、ダムカードがあるんだよ!
がんばって集めようね!
さて、食べ物関係はどうかというと、レストランのメニューも、かなりの充実っぷりである。
お昼過ぎると、結構混むのよ、これがまた。
なんだなんだ、私の知らないところで、みんなレジャーしちゃってさー。
私の食べた、この薬膳ラーメンは、どうやら季節事に薬膳の中身が変わるらしいわよ。
それも、基本的に赤・黒・白の3種類のスープがあって、それで季節事っていったら、アナタ。
月1で通わないと全部食べられないじゃない。
うまいことやりよるじゃない。
冬バージョンも食べにいこ~とか、普通に考えちゃうじゃない。
冬バージョンも食べにいこ~とか、普通に考えちゃうじゃない。
カレーだってあるよ。
これが 「ムダカレー」 に見えた貴方。
たまには100均以外で買い物をしてください。
たまには100均以外で買い物をしてください。
これが 「マダムカレー」に見えた貴方は。
そろそろ現実を受け入れましょう。
ダムカレーの全容は、こちら。
驚く事なかれ。
食べたぬーいわく、「放水」の部分が美味しかったらしい。
食べたぬーいわく、「放水」の部分が美味しかったらしい。
抜かないよぉ、府民の森は、手ぇ抜かないよぉ。
基本の野菜が美味しいから、何だって美味しくできちゃうんだから。
そうそう、ゆるキャラだっているんだから。
もちろん、これを見たとき、私は思ったよ。
また、こんなもん作って……と。
また、こんなもん作って……と。
だがしかし、ただ存在するだけだと思うなかれ。
ゆっぴ~はね。
動くよ……!
動くんだよ、子供と戯れるんだよ、外にだって(少しくらいなら)出ちゃうんだよ。
全部、お姉さんのお手伝いあっての話だけどねっ。
どうやら、ほとんど前が、いや、前も後ろも横も斜めも、見えないらしいのだが。
なんか、空気穴らしきものはあったので、ああ、ここから息を……と覗こうとしたら、お姉さんに。
「あ、それ以上は。」
って体を張って止められたよ。
お姉さん、かっこいー。
羽のところを触ると、パタパタと羽が動くのよね。
嬉しそうに。
うん。
可愛いのよ。
で、中は一体、どんな仕組みに 「それ以上は。」
……チッ。
玄関に置いてあるだけだと、あ~あ的な存在も、いざこうして動いてるところを見ると、ちょっと情も沸いてくる。
人間って単純。
あの、いかにも水が溜まりそうな尻尾も、あの水の溜まりそうさ加減が、実に絶妙よね。
小さい子供が寄ってくると、できるだけ視線を合わすためにね。
足をピシッと揃えて、しゅるしゅるとその足を収納することで、背丈を下げるぜ。
物理的にハイテクだぜ。
いやあ、今、あの中では一体、どんな体勢が繰り広げられているのだろう。
きっとお兄さん、今ごろ膝がぷるぷるし「それ以上は。」
……。
そんなゆっぴ~、何かの大会で1位になってるわ、すっごい!と思ったら。
違った。
何これ。
誰これ。
ちょっとっ。
うちのゆっぴ~、そのまんまじゃないのさ!
なんだ、君。
うちのゆっぴ~と瓜二つだが、何者なのかね。
ゆっぴ~に、何かひと言あってもいいんじゃないのかね。
うちのゆっぴ~と瓜二つだが、何者なのかね。
ゆっぴ~に、何かひと言あってもいいんじゃないのかね。
何かで1位になったからって、うちのゆっぴ~を越えたと思ったら大間違いなんだからね、ゆっぴ~のあそこはタライなんだからねっ。
私の中で、このバリィさんとやらは、イーライ。
認めなーい、絶対認めナーイ。
そういえば、パタパタと羽を動かすゆっぴ~を眺めながら、ぬーが言ったんだわよ。
「ゆってぃ、連れてこい。」
そうね。
それがいいわ。
それがいいわ。
それで打倒バリィさんよ!
どこに連絡すればいいのかしら。
……まだいるのかしら。