けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

花粉の世界に、いらっしゃ~い

旦那が、とうとう花粉症に。

「ようこそ、花粉症の世界へ。」

高校時分、いや、思い起こせば中学校の時すでに花粉症になってた私としては。

とても、嬉しい。


今まで、どんなに鼻水がぐしゅぐしゅいっても、連続5回のクシャミをしても
「いいぃや、これは風邪。 俺は風邪を引いている。」
と花粉症を否定してきた彼。

しかーし、風邪の症状に「目のかゆさ」なんてものはなーい。

「あきらめろ。君は花粉症だ。」

旦那に痛恨の一撃。 大ダメージ。
あらぁ、沈んじゃった。


こうして花粉症の人間が増えていく。
一人増えるごとに、なんだか嬉しい、この感覚は何でしょう?
増えたからって、花粉が分散して、一人一人の症状が軽くなるわけでもないのにね。

そして、花粉症の人間ならではの感情が、もうひとつ。
会社から帰ってきた旦那が、開口一番、こう言った。

「花粉症になると、花粉症じゃない人間が…。」

「人間が?」


「…憎い!」

まあ。
短期間で、ずいぶん立派な花粉症人間になったもんだ。


そう。
花粉症人間は、花粉症じゃない人間を、憎む。
なぜなら。
花粉症じゃない人間は、花粉症人間の神経を、実に無神経に逆なでしてくるから。
悪気はないから、なおのこと腹が立つ。

「わぁ、みんな鼻がズルズルいって、しんどそうだねえ。」

わぁ、こんな鼻がズルズルいってる人間に、ケンカ売る気ですかぁ。

横目で睨みつけようにも、この痒い潤んだ目では、いまいち気持ちが伝わらないらしく。

「かわいそう…。」

と、同情されるがおちである。
腹を立てると、そのせいで症状が悪化するだけだ。
ここは辛抱。
辛抱あるのみ…。くぅぅ…。



結局のところ、花粉症人間は、花粉症と共に生きるしかない。

旦那もすっかりあきらめて、

「ディーフェンス! ディーフェンス!」 (NBA風に)

と歌いながら、ヨーグルトを食べ、紅茶を飲む毎日だ。

楽しそうじゃないか。
これからも、よろしくね。



…何に?

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