旦那様は数学がお好き
好きなのは勝手なんだが、理解不能。
おとなしくしてるなーと思ったら、たいてい暗号のような本を読んでいる。
うつぶせになって、胸に枕をしき、足をぶらつかせながら、どうかすると鼻歌交じりだ。
図鑑を眺めてる幼稚園児か、君は。
ああ、理解不能。
その状態になると、人の話を全く聞かない。
今日いい天気だねーくらいの話じゃ、100%脳みそには届かない。
いや、おそらく鼓膜まで到達してないだろう、あれは。
そんなときは、わざと冷たい水で皿洗いをし、キンキンに冷えた手を
「うわあ、つめたぁい、あっためて~。」
と、脇腹めがけて、つっこんだりして遊ぶ。
もだえてるのを見て、楽しむのだ。
私は、どちらかというとSなのか。
ああ、できれば。
あくまで。
あーくーまーで、ソフトでありたい…、と思う今日この頃。
ああ、できれば。
あくまで。
あーくーまーで、ソフトでありたい…、と思う今日この頃。
んなことは、どうでもいい。
とにかくその数学本、あまりにも楽しそうに読んでいるから、覗いてみると。
こんなのが載っていた。
ん?
これなら、私が読んでた本にも載ってたぞ。
ほら。
「なーんだ、アスキーアートの本だったんだ。」
「ちがう!!!」
「でもまあ、たいして変わらんだろう。」
「まあ、そうかも…。」
……そうなのかよ。
私は、この「キター」が好き。
もし。
もし、 「キター」ばかりをコレクションした本を売ってたら。
もし、 「キター」ばかりをコレクションした本を売ってたら。
買っちゃう。
680円までなら。