みたび、オオイヌノフグリ
しかーしっ。
神は、イヌノフグリを見捨てはしません。
問題の 実 でございます。
さあ、いよいよお待ちかね、どれだけフグリなのか、ご自分の目でお確かめ下さい。
はい、どーんっ。
形といい、ツヤといい、ぱっつんぱっつん加減といい、素晴らしいでしょう?
へいっ、ばっちこい 卵子!って感じでしょう?
へいっ、ばっちこい 卵子!って感じでしょう?
まあ…オオイヌノフグリに特に文句があるわけではないんですよ、ええ…。
オオイヌノフグリも、考えてみたら気の毒なことこの上ないのです。
地中海から遙々やって来て、故郷では「バード・アイ」なんていう可愛らしい名で呼ばれていたにもかかわらず、この極東の国じゃ、キンタマ呼ばわりです。
地中海から遙々やって来て、故郷では「バード・アイ」なんていう可愛らしい名で呼ばれていたにもかかわらず、この極東の国じゃ、キンタマ呼ばわりです。
ひどいですよ、ほんとに。
漢字で書くと、もう、どうしようもないです。
漢字で書くと、もう、どうしようもないです。
「 大 犬 陰 嚢 」
……そのまんまです。
私のせいじゃないですよ。
誰がいったい、こんな名前を付けたのかといいますと。
牧野富太郎博士。
この方、その筋では非常に有名な植物分類学者だそうですが、
ネーミングセンスは、ええと…
ネタをくれてありがとう、といったところでしょうか。
谷中霊園にお墓があるそうです。
誰か一緒に、お彼岸にでもお参りに行きませんか?
牧野先生、フグリをありがとう、 と……!
そういや、この方のフグリは、どうだったんでしょうね。
ああ、ちなみに。
よかったですきん。