けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

ちゃりちゃり

我が家には車はありませんが、自転車なら2台あります。

 

旦那が好きなのでね。
乗るのも見るのも。



今は自転車でぴゅぴゅ~っと走るのに一番良い時期ですねぇ、ひとつのことを除いては。

 

なので、ちょっと遠出してみました。
花見がてら。

 

 

また花見?とか言わないでくださいな。
私が動くのは、桜と紅葉の季節のみ。


半年分を今動いてると思えば、まぁ相場ってもんでしょう? え、違う?

そうそう、ぐりんさんにもこんなこと言われましたっけ。

 

 

……。





むきーーーーーーーーーーーーーっ!

むっきーーーーーーーーーーーーっ!

 


悔しいほど言い得て妙よーーーーーーーーーっ!






ちくしょう…。


虫なんてね、自転車で走ってりゃ、いやってほどぶつかってくるんですよ、あっちから。

服の素材によっちゃ、音がしますよ、音が。
パツンっ パツンっ  って。
 
まぁ、きっと、2・3匹は食しているんでしょうね、私。


それが、ひとつのことを除いては自転車に良い時期ってやつの、ひとつのこと、ですよ…。

 


そんな感じで虫を食いながらの今回の行程は、こんな感じです。

 

 
さすがに結構な距離でしたねぇ。

 

これを、日曜日にねぇちゃんと花見して、月曜日にぐりんさんと花見して、連日歩き倒した週の水曜日に敢行しましたよ。

もうちょっとで、ちゅりちゅりちゅりちゅりちゅりちゅりゃりゃデス。

 


目的地は背割堤というところ。

 
桂川宇治川・木津川という、京都の大きい川3本が1本の淀川になるという、関西川フリークにはたまらないポイントです。
あ、鴨川はね、もっと前の段階で桂川に吸収される運命を背負っております。
まぁ関西川フリークの存在そのものについては、またの機会に検証することにして。

 

背割堤です。

 

いや……それよりもまず、そこに行くまでの紆余曲折です。




語らせてくださいよ…。


語らせてくださいよ、旦那…!





 
 
我々ぬけ夫婦は、気持ちよく桂川沿いのサイクリングコースを…いや、サイクリングコースと思っていた道を、走っておりましたのよ。
 
そしたら、なんだか、いつの間にかね、舗装された道じゃなくなってね。

 

 
ぞんざいに造られたテニスコートの際に、それ以上にぞんざいに造られた適当な道をね。

 

ガタガタタガガタ!
 

ものすごい揺れながら走る羽目になりましたよ。



試しに「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーー」って言いながら走ってみたら。
ちゃんと「あ”ぁあ”ぁあ”ぁあ”ぁあ”ぁあ”ぁーーー」になりました。

イメージできない方は、扇風機を出しスイッチを入れ、扇風機に向かって「あーーーーー」って言ってみてください。
同じ音を聞くことが出来ます。




まぁ、サイクリングコースといっても?

そんなにサイクリング人口がいるわけでなし?
整備されてなくても、しょうがないっかなぁ~っと思いながら、がたがたしてましたらば。

 

 

それどころじゃない道になってくるのです…。



っていうか、道じゃ…ないよね…?っていう…何ていうの、筋(すじ)?しかなくなってきたのです。

 

 

挙げ句の果てには、その筋(すじ)は、土手になりました。

 


土手にかろうじて造られている平らな部分、という、表現するための名詞がとうとう無くなってしまう始末。

 

 


これは…これは、おかしい…!




ハッキリとそう思ってから、すぐでした。

急なカーブに差し掛かったのは。


(以降、あまりにも慌てていたので証拠写真を撮る余裕がありませんでした、あしからず。)




そのカーブは、ぐるっと土手を回り込み、ぬけ夫婦を元来た方向へ導こうとします。



あれっ?

 

いや、導いてくれるならまだいいんですけど。
明らかに数メートル先に、道は無く。
 
我々は急ブレーキです。



ぬ「……」
け「……」


け「これは何…?」
ぬ「うむ……。」



行き場を失った我々の視界の先を、爺ちゃんやお子様達が悠々と自転車で通っていきます。


それは……鹿でも飛び越せなさそうな、川の向こう側。


三途の川ってやつは……こんな感じなのかしらね…どっちが向こう側なのかしらね…

 

 

などと言ってる場合ではありません。

 




…なんでよ…!
いつの間に…!




そう、我々ぬけは、随分と前に合流してくる川を渡っておかなければならなかったのです。


つまり。



ここを、こう移動して。

 

ここに、はまったわけです。

 

ここでこっちに行かなきゃいけないのに。
 
えらい時間のロスです。
えらい体力のロスです。
えらい筋力のロスです、いやそれより。

 

精神的ダメージ、でかかったよ…!

 




端から見てると、すんごいおかしな二人だったと思うのですよ。
本来、人が出て来るはずないところから、ぴゅいっと大人二人が出てきたわけですよ。

しかも自転車で。

 

 えっ!?ってなもんでしょうよ。
 
そしてその大人二人は、この土手を自転車を担いで上がって行きよりましたからね。

 



もし……もし、その様子を他人様に気づかれていたら……ああ……!!

神様、どうかどうか、神様…!



まぁ、そんなこんなで、土手の上に上がり、ですね。

 

結構な距離を、来た方向に戻りましたよ…。

 

 

その土手の途中、のんびりと散歩をしてた犬を、腹の底からびびらせながら…。
そりゃそうです、来るはずのない方向から人間がいきなり来るんだもん。
その犬、びっくりしすぎてね、一回ジャンプして、そのうえ尻餅ついてましたよ。


本当に、ごめんね…!

あの時の、細かい犬…!


もちろん、その犬のご主人もたいそう驚いておいででした。

しげしげと我々の顔を見ておられました……。




でも、あんまり恥ずかしくなかったんですよね、その時は。

なんつーか、あまりの出来事に、なんだか脳みそがパヤパヤになってて…。


漫画でいうところの、こういうやつです。

 


これ。  

                    

 


なるほどねぇ…こういうのだったんだぁ、これ…。









……ってね。




こういうハプニングなんかがあってこその、サイクリング?

 

そういうもんでしょ?
そういうもんでしょうよっ?



ちゃんと目的地には着いたんだからっ!

着いたんだからさっ!!!

 



ということで、続く…。

 



だってメインはこの後なんですもの、続けさせてよ…! 

お願いだよ…!
ご利用まことにありがとうございます。