けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

やまぶきいろの園


松尾大社をご存じでしょうか。
このけいよい日記にも、何度か登場している松尾大社
 
嵐山から桂川を橋二つ分下ったところにあり、洛西の守り神として古くから信仰されていたお社です。

 

 
古いといっても、その辺の古さとは一線を画するものがあるようで。
 
HPには「京都最古の神社」と書かれてありますし、五世紀に秦氏が社として建物を建てる前、平安京ができる前から、松尾山の山頂近くにある磐座(いわくら)、つまり、でっかい岩を神様として崇めていたのだとか。
 
産土神ですね。
 
この岩、今も当然あるらしいのでね、いっぺん見てみたいなぁと思っているんですけど、なんせ山登りになるらしくてねぇ…。


山登りが始まる入り口あたりに、 ここから先が神様です、 と言わんばかりの場所があるのですが。

 

もうまさに、もののけ姫の領域。
張りつめた~弓のぉ~♪ですよ。

 

深い緑を背に苔むした崖の上から、ひんやりとした空気と山の清水が流れ出ているのですけども。
 
一応…一応、道があったので来てみたんですけど……ごっごめんなさいぃぃぃっ…!

って、走って逃げ帰りたくなるような雰囲気でねぇ…!



写真撮れない。
いや、別に禁止されてるわけじゃないんですけど、撮れない。 無理。



 

 

とりあえず、あそこには必ず。





で、さっきから山吹ばっかりなんですけど。
 
ここ松尾大社は、四月の下旬くらいから5月初めになると、境内が山吹でいっぱいになるのです。

 

きれいなのです。
爽やかな香りで辺り一面包まれます。


やっぱり、山吹は香りがあるようですよ。

 

 

たぶんねぇ、一重にはなくて、八重に香りがあるような…気がする。

 

肺胞の一個一個を満たすまで深呼吸したくなる香りです。


山吹色ってのは、当然、この花の色のことになるのでしょうねぇ?


私にとっての山吹色は、小さい頃原色しか知らなかった私の中の色辞典に4番目に入ってきた中間色ですよ。

黄緑とピンクと水色の次に。
 
そして、山の中で咲いている山吹を 「これが山吹いぃね。」 と教えられ、「おお!」と思ったのを覚えています。
思った場所も覚えています、おばあちゃんちの裏の山で、海に降りる道のところ。

 

「色」というものと「自然」というものが、最初に頭の中でつながったステキ体験でした。

 

 
それにしても、松尾大社の山吹とても見事なのですがねぇ、場所柄か?あまりメジャーになりきれてない。


でもまぁ、おかげで人もまばらで、そこがまた良い。


毎年、ひっそりとその盛りを迎え、人知れず咲き誇っているのです。








……と、思っていたら。

 
 
 
 

……ん?

 
















ナニィィーーーッ!?



自粛。



















-次回予告-



産土神・松尾の怪!
 乱れ飛ぶ男の汗と、ほいっとの調べ!!
 咲き誇る山吹の影に何が!?
 えっ、ふんどし!?」

 

ジャジャジャジャッ ジャジャッ ジャージャーッ!




お楽しみに!
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