うどんよ、君は悪くない。……たぶん。
私は裏切られた。
ついさっき。
信じてたのに……!
さい箸め…!
もう、結構長い付き合いだろう? お前とは。 なのに…!
うちの旦那は、讃岐出身。
なので、うちには常にうどんがある。
今日は、随分暖かくもなったので、久しぶりにザルうどんにしようということになった。
ほんとに久しぶりだし、茹で具合をいつも以上に確認しなければならない。
ちなみに、釜揚げの時とザルの時とじゃ茹で時間、5分は違う。
測ったこと無いが。
測ったこと無いが。
で、いつもは芯の残り具合で茹であがりを見るのだが、今日は念には念を入れるために、一本食べてみた。
そしたら…!
アツアツのうどんが、箸のところで切れて…!
アツアツのうどんが、箸のところで切れて…!
……で、このとおり↓、レベル1 度くらいの火傷に。
きぃっ。
ひりひりするわいっ。
ビシッとうどんが当たった瞬間、私は確か、「んふぅっ!」っと声を上げたような気がする。
……まぁいい。
久しぶりのザルうどん、美味かったさ…。
ところで。
讃岐人のうどんに対する考え方、及び胃袋は、とにかく尋常じゃない。
私が旦那の実家に帰った時、お昼は、やっぱりうどんかねぇ、ってことになった。
我々二人と、ご両親二人で、合計四人。
それを踏まえた上で、お母さんは、こう、のたまう。
それを踏まえた上で、お母さんは、こう、のたまう。
「うどん、10人前用意してあるんやけど、足りるやろうか。」
4 x …… = ……。
お母さん、私には解りません、その関数……!
量の多さに私がびっくりしていると、その私を見て、ご両親二人はびっくりされ、そのご両親を見て、あたしゃ二度びっくりし、その様子を見て旦那は笑い、その旦那を私は無言で振り返り、あぁめくるめく帰省の思い出…。
今度、「うどん」っていう映画が出来るそうだが。
今は、とにかく。
ひりひりするんじゃいっ。
けっ。