けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

メロンパン、事始め?


メロンパン、好きなひとー!

 

 

ほうほう、なるほど。
私は、まあまあ好きですよ。

 

といっても、わたくし、メロンは好きだがメロン味のものは嫌い、というこだわりの人間なので、変にメロン臭のするメロンパンは食べませんがね。
でも、たまに無性に食べたくなるなる、メロンパン。

 

 

いや、なんでメロンパンなのかっていうとねぇ、結構ビックリする事実が判明したのです。



これ。


これね。

メロンパンなんですよ。



いやいや、ひと言云いたい方もいらっしゃるでしょうけど、ちょっと聞いてください。




そもそも、私がこのパンを知ったのは学生時代。

 

愛してやまない、出町柳月堂のメロンパンが、これだったのです。
このメロンパン、中に……白餡が入っております。


いやいや、うん、言いたいことあるのはわかるけど、とにかく聞いて。


いやぁ、なんでこれがメロンパンなのかっていう疑問も、当然沸きましたよ、当時。
でも、美味しかったからほとんど気にせずに食べてたんですよね。
朝イチで買わないと、お目にかかれないっていう、ちょいとした幻のパンだったし…。
ありつけるだけでラッキーだったのです。

 

なので、まぁ柳月堂オリジナルなんだろうなぁ、くらいに思ってました。



ところが。
さっき旦那が、出先でこのメロンパンを買ってきてくれたのですよ。

 

わー懐かしいねぇ、と話していたら。

京都メロンパンって書いてあったよ。」 と。



え。
 
 
 

京都のメロンパンは、皆こうってことなのか…?
ということで、調べてみたのです。

 

いやはや、驚きました。

 

そもそもメロンパンは、この形、「紡錘形メロンパン」が始まりだったのだそうですよ。

 

なんでこの形かというと、チキンライスとかが綺麗にお皿に成型されている、この形。

 


これを作る型を使っていたから、この形になったんだとか。



そして、何故メロンなのか。
それは、この紡錘形の形が「まくわうり」に似ているからだということらしいのですよ…!
 

まくわうり。
おわかりになりますでしょうか、こちらです。

 

 

そんなハイカラな名前が付くより以前に、この食べ物は「まくわうり」として、スイカと共に日本の夏を潤してきていたのです。
私の大好物です。
いやぁ、山口ではよく食べていたなぁ。

 

あれがメロンパンの名前の由来だったとは……なんかステキな驚き。

 



さてさて、メロンパンのその後です。

 

紡錘形メロンパン(白餡入り)、というのは明治時代後半くらいに誕生したものだそうで。
 
そう、めっさ歴史のあるものなのです。

 

で、そのうち、今のメロンパンにあたるパンが登場しました。

 

 

当時の名は、サンライズ」。

 

うっ。
なんか、そう呼んでいた人もいたような気がする…!

 

そして、この「サンライズ」が普及するにつれ、紡錘型メロンパンはだんだん姿を消していき…。

 

大正時代になって、マスクメロンが日本に上陸してからは、メロン=丸い=ジャ…あ、これは関係ないか、とにかくメロンは丸い、という認識が一般的になって、サンライズがメロンパンということになったらしいのです。

 

それがいまじゃ、ほんとにメロン果汁の入ったクリームが入ってたり、生地にもメロンが入ってたりと……。

 

本当に、メロンのパンになっちゃったんですなぁ。




でも、関西では、この紡錘型メロンパンが生き残っていて……。
今、私が美味しくいただいておるわけであります、あぁ白餡出てきた。

 

みなさん、関西に来られた際は、是非この形のメロンパンを探してみてください。

 

なんか知らんが、美味しいのです。




まぁ、これらの話は、Wikipediaの受け売りなんですがねぇ、もちろん。
でもすごい気になる記述を発見しました。

 

 

広島を中心にした、広島県山口県愛媛県の一部では、コッペパンと呼んでいる。
ちなみに、他地域でいうコッペパンの事は、味付けパンや給食パンなどと呼ばれている。

 

 

 


……呼んでないよ!

コッペパンは、コッペパンだっつのよ…!






変なのっ。

 

ご利用まことにありがとうございます。