うのじ。
菖蒲、見に行ったんですよね。
で、花菖蒲さんの一生が説明してあったんですけど、あれなのね。
花菖蒲さんって、一瞬ダニにならはるのねー。
いやあ、知らんかったわぁ。(京都弁)
で、写真を撮りつつ。
「あの人、大学出てはるんやで。」
「いやあ、そういや、この間も偉っそうにしてはったわぁ。」
などという、おばば様方のオバ様な話が耳に入りつつ (若いっていいね)。
ぬーは、腕と首がコッペパンのようになりつつ (日焼け)。
いろいろな「つつ」をつつつつっとしながら、気になったのが。
彼。
彼♂?
もし彼女だったらゴメンなさいよ。
あれは何だろうと、ぬーに聞くも、わかるはずもなく。
そして、きっと、誰にもわからなかったんでしょうねえ。
そして、きっと、あからさまに怪しいからでしょうねえ。
そして、きっと、あからさまに怪しいからでしょうねえ。
誰も近寄りゃしない。
かわいそうに。
勇気を出して横に回ってみましたが、彼の正体はわかりません。
なので、後ろからも見てみたんですが。
やっぱり、さっぱり、わかりません。
が。
私は、この後ろ頭を見たとたん、何かが頭をかすめたのです。
……何かに似ている。
……それも、とても身近なものに似ている。
……それも、とても私が好きなものに似ているような気がする、なんだろう。
わかりました。
わかったので、それを、ぬーにも伝えました、あたしゃこれが好きだよ、と。
わかったので、それを、ぬーにも伝えました、あたしゃこれが好きだよ、と。
すると、ぬーは即座に答えました。
「やかましい。」
いやー、やっぱし説明しなくてもわかるものなのですねえ、本人は。
そう、頭の形が、ぬーにそっくり。
男爵いものような、あの凸凹がそっくりです。
さすがに色は違いますがね。
あんな理科の実験の後のジャガイモみたいな色はしていませんよ、ぬーは。
形だけです、ジャガイモに似ているのは形だけです!
それにしても、よくありません。
彼を坊主のままにしておくのは、よくないのです。
とてもよくありません。
心に傷がついてしまいます。
彼の心に傷がついてしまいます。
早く髪の毛を伸ばさせてあげてください。
伸びるんだったら、是が非でもそうさせてあげてください。
伸びるんだったら、是が非でもそうさせてあげてください。
彼のあだ名が男爵になる前に、ハヤクカミノケヲノバサセテアゲテクダサイッ!! イマスグニゴマカサセテアゲテクダサイッッ!!!
誰に頼めばいいのでしょうか。
この人でしょうか。
違うのでしょうか。
じゃあ、この人でしょうか。
違うのでせうね。
炎天下、本当にお疲れ様です、本当に。
この日は暑かった。
で。
結局あれは、タコでええんかい。
誰か正解知ってる人ー。