けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

あ、ここも西陣?

 

京都の北、紫野と呼ばれるところにある大徳寺
そこから南に自転車で「つーーっ」とまっすぐ下りた辺りにあります、さらさ西陣

 

カフェでございます。

 

昔は銭湯だった建物を最大限利用したという、ちょっと変わったカフェなのです。 

 

 

今でこそトイレ風呂付き物件に住む学生が増えたようですが。

その昔、京都は、一式の入った洗面器を抱えて銭湯に通う学生が多かったのです。

かつては私もそうでした。


店に入ると、少し懐かしい感じがするのも、きっとそのせいなのでしょう。

大きな鏡と、正方形に切り取られた高い天井あたりが、銭湯そのものです。




が。
 
 
 
私が行ってた銭湯は、こんな洒落たタイル張りじゃなかった。

 

 

 

建物の外観からしてそうですが、ここはかなり立派な銭湯だったようですねぇ。
 
テーブルの置き方も広い空間を生かしてあり、ゆったりした時間を過ごすのにイイ感じのお店ですよ。
 
たぶん、寝ても怒られない。
というか気付かれない。
毛布置いてあるし。

 

 


食べ物・飲み物も、ひとつひとつが丁寧な感じします。

 

普通に頼んで出てくるコーヒーが美味い、というのは、非常に重要なポイントです。
紅茶は頼まなかったけれど、その辺の葉っぱを使ってるってわけじゃなさそうでした。


面白いのが、カフェオレ。

 

            

カフェオレといっても、
カプチーノみたいに上に泡がのっててね、
そこにハチミツをかけて飲むのよね。
 
そのハチミツが、3種類あるわけ。

ハチクロ・ハチクリ・ハチコーヒーとありますが、どれにしましょうか。」

って、お店の人が聞いてくれます。
 
つまりは、
 
クローバーの蜂蜜と、
栗の蜂蜜と、
コーヒーの蜂蜜、
 
ってことなんですけども。



その「ハチクロ・ハチクリ・ハチコーヒー」って響きが、なんだかたまらなく可愛らしい。


「じ、じゃぁ、ハチクロで…」

なんて、ちょっと頬を赤らめながら注文するがいい、乙女達よ!

 

って感じです。
ハチクロ、読んだこと無いです。
かなり甘めの飲み物になるので、ケーキを頼まなくても、これだけで事足りそうな感じです。





が、ケーキも食べたよ。
 
旦那は、ガトー柚子ショコラ。
私は、カボチャのチーズケーキ。


ガトー柚子ショコラは、一口食べた途端旦那が嬉しそうに笑い出しました。
味が、一六タルトだ、と。


確かに、その通りでした。


チーズケーキも美味しかったし、

サンドイッチも美味しかったし、


って食べ過ぎ?




まぁ、ココのお店は、とにかく建物自体がステキでね。

それに当てられてしまった私には、なんかもう、ケーキとかどうでもいいっていうかね。

 

 


ここで一番価値のあるものは、なにより空間と時間でしょう。

 
そしてコーヒーが美味しいなら、ほかには何もいらないのです。






喫煙席・禁煙席、ともに有り。
BGMはアコースティック。

土足。

 

今宮神社で炙り餅のおばあちゃんが振り向いてくれなかったら、こちらに来ることをオススメします。
茶洛のわらび餅にありつけなかったときも、こちらで悲しみを癒すのが一番でしょう、お隣です。



将来、家を買うときは、物件そのものも重要だけど、それより街重視でいきたいなぁとか思うので。

こんなカフェが近所にあるようなとこがいいなーとか思う、私。

 


近くに住みたくなる、一軒。





なんて。

 

星なんてつけて、システマティックにやってみたけど。
書庫も作ってみたけれど。



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