モンブランコ~モンブランコ~と、流れて、きました。
我々が割とよく行く、イタリアンレストランでのお話。
京都駅にあって眺めも良いので、なかなかのお気に入りです、安くはないが。
その日もたらふく食べた後、やっぱ甘モノでしょ、ということで、デザートを頼みました。
正確には、
なんて書いてあったような気もしますが、覚えられるわけもないので割愛。
すると、出てきたのは。
キノコでした。
……。
キノコだよ…?
キノコだよ…!
キノコだよ……ぅ♡
思わず、うわぁ♡と叫んでしまうくらい、キュートなその見てくれ。
こんな発想があったのか、油化さんに見せたいわぁ、なんてことを思いつつ、前から右斜めから左斜めから上斜めから、いろいろな角度で観察する私。
モンブランに意識があったら、さぞかし鬱陶しかったに違いない。
そんなことをしてる間に、デザートの説明が始まりました。
「こちらは、~~~で~~~~~の~~~で、~~~のモンブランとなっております。」
ふんふんとそれを聞いていると、私のぷりてぃキノコに異変が。
カサが、ずるずると移動しはじめたのです。
こ……これは、計算され尽くしたイベントなのか?
と思ったら、違いました。
店員さん、全く動揺せずに、こう仰いました。
「若干、移動しておりますが…。」
どうやらハプニングだったようです。
店員さんが去った後、私は、その光景がつぼにはまってしまいました。
コーヒーゼリーでできたカサは、他人事とは思えないほど、だっら~んと落ちていくのです。
せっかく可愛らしい姿なのに、芸人が泣いて喜ぶ笑いの神に成ってしまった、あぁモンブラン。
なんとかならないものか。
どねぇかして元の位置に戻そうと何度も試みはしたのですが、
どうにもゼリーという特質がそれを邪魔します。
我々は対策を考えました。
そして、ぬーが思いつきました。
「日の丸刺しときゃええんや。」
「モンブランでございます。」
嫌です。
嫌すぎです。
せめて、イタリアの国旗にしてください。
「モンブランでございます。」
…まぁ、許容範囲か?
一旦は、万国旗プランで話がまとまりかけたのですが、だがしかし。
私は気付きました。
てっぺんを楊枝で指したりすると、ゼリーがまっぷたつに割れて、
こんなことになってしまうであろう事を。
これは、イケナイ。
絶対に、イケナイ。
なんて難しいんだ、モンブランキノコ!
結局のところ、なんの解決策も見いだせぬまま、全部頂いたんですけれども、
えぇ写真を撮る間もなく。
今でもまだ、メニューにあるかもしれません。
私ならモンブランキノコを救える!という方、ぜひ彼らを助けてあげてください。
私たちの代わりに。
可愛いっしょ。