けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

地球最強の生物。

 
地球最強の生物は、世間一般的に、ニワトリのひよちゃんということになっていますが。

 

 

私はここで、あえて異議を唱えてみたいと思います。





新しいテレビが来たことにより、日々の生活にNFLという名の黒船が押し寄せてきた、我が家。



                 



って、あたしゃそんなにアメフト大好き♡ってわけじゃないんですがね。
ぬーが、こよなく愛しておるのです、アメリカの事はバカにしてるのに。

 

昔、ちらっと(本当にちらっと。ボールが当たると痛いのが嫌で退部。)やってたこともあってか、ルールには詳しいし、モンタナは髪、いや神なのです。

 

で、付き合いで一緒に見るのですが。

 



まあ、確かに面白い。

何が面白いってね、おかしい人たちがたくさんいるのが面白い。



ありえない身体能力を、これでもかと言うほど発揮しておられる面々で、

アメフトは成り立っておるのですねえ。

 

5メートル走ならボルトに勝てる奴が必ずいる、と、ぬーはよく言います。




それも、8人はいる、と。



とりあえず、100メートル走なら日本記録程度の人なんてワラワラいるんですよ。

 

朝原の立場も考えてやってくれよ!
石の上にも教えてやってくれよっ!

 

板垣ー?
死すともー!

 


で、アメフトの選手がよくわからないのは。

あのボルトのスピードで走ってる状態で直角に曲がれる、というところなのです。

 


走ってて、キュッ って。

見てて、 えっ? って。


今、そっちに行こうとしてましたよね、アナタ。

じゃ、何で今、こっちにいるんですか、タッチダーウン! 



 
ハア? みたいなね。

 

空中で向きを変えるジョーダンにも呆れましたけど、アメフトも本当に動きがおかしいです。

 

重力のことも考えてやってくれよ!
遠心力にも教えてやってくれよっ!




「俊敏」という言葉は、彼らのためにあるのでしょう。


で、それ以上にわからないことがあります、それは。

そんなにも俊敏な彼ら。


軒並み90キロ以上あります。

身長は、まあ180センチだったら小さく見えるでしょう。

 

NFLで「恵まれた体格」になるには、最低でも190センチ・100キロはないと、
ちょいと見劣りしてしまいます。

 

その190センチ・100キロが、100メートル10秒で走るんですよ、しかも曲がるんですよ。

 

あんたら、グレートデンか。

 


まあ、とにかく。

 

地球に宇宙人が攻めてきたとき、我々を助けてくれるのは、間違いなく彼らです。
 
きっとやってくれるに違いない、ナニヲ?




そういった人類最強生物の中にも、いろいろ種類がございましてね。


見た目が一番おかしいのは、こういう人たちです。

 

 

彼らを見つけたとき、我々は必ず「今日のスーパーカップは奴らだね」と肯き合います。
 
1.5倍じゃ、きかないかもしれませんがね。
 
スーパーカップ族は、2メートルで150キロあったりします。

 

何を食べておられるんでしょうね、日頃。
もしかしてスーパーカップだったりして。
やあ、あの身体がスーパーカップでできてたとしたら、エースコックの株買うなあ。

 

走るのは100M12秒だけど、人の身体を掴んで投げ飛ばすことにかけては、
右に出る者なんていやしません。
 
左側には、スーパーカップ仲間が並ぶのみです。





 

 

で、やっぱし一番格好いいのは、大きすぎず(といっても190センチ・100キロ)
小さすぎず、俊敏に動く人たち。

 

 

格好いい~。

 

ま、たまに腕が刺青でピッコロみたいな人もいますけど、そこは瞳を閉じて。

 

その格好いい人たちの中でも、ひときわ目立つ存在がおられます。
 
 
 
それは、王族。


彼らは、肌の色は浅黒く、髪の毛はロングのドレッドヘア。

 

 

馬よりも速く、熊よりも強く、ラマよりも優しい(推測)、
その背中には後光が差すという噂の、まさに王。




が。


各チーム2人ずつくらい、います。(希少性は特になし)

 

 

いやでも、本当に彼らは格好いいですよ。

 

あの長い髪を、自らが作った風に靡かせて走る様はもう、ちょっと絵にして飾りたくなる姿です。

 

と思った人が、私以外にも案外いるらしく、フィギュアがあんのね、有名選手って。

 

 

……。

 

この人は、トロイ・ポラマルという選手で、この王族の中の、その王様と言っていい選手ですね。

 

本当に絵になります。

 

きっと良い人に違いない。
きっと、狼や梟とお話ができるに違いない。
そして、生まれたばかりのヒヨコは、必ず彼に付いてまわるに違いない。



だって王様だもの。

 


ああ、彼がブッシュにデコピンしてるところ、見たかったなあ。


えいっ。






なんてね、考えてたんですけど。

 

思い出しちゃったんですよね、先日。


那央さんと一緒に、二条城の鶯張りを楽しんでいたときのことですよ。

鶯張りって、きゅっきゅきゅっ、きゅっきゅきゅっ、って鳴る、廊下のことアルネ。


あれ、決して「ホーーーーーーホケキョ」って廊下が言ってくれる訳じゃないのよねぇ。

 

修学旅行の時、わかっちゃいたけどガッカリしたのを覚えてますよ、なーんだ、って。



で、その、鶯張り。

 

まあ、京都観光と言えば二条城、っていうのが、田舎のおばちゃんたちには多少なりともあるようで。

 

我々が結婚したとき、親戚のおばちゃんたちがお祝いに集まってくれたんですがね。

 

私が長らく京都に住んでたので「京都は、どんなところかね」という話になりました。



「まあ、いいところだわよ」 と。

「二条城があるんじゃろうがね」 と。

「うん、あるねえ」と。

 

「鶯張りが有名ぃねえ、あそこは」
「それいぃね」
「ありゃぁ、役に立っちょったんじゃろうかねぇ」



「一応、きゅっきゅきゅっきゅ言ってたと思うよ」



「それだけじゃろうがね」
「なくても変わりゃぁせんのんじゃろうがね」
「はあ、私らぁが歩いたら、きゅっきゅきゅっきゅじゃ済まんいぃね。」

「あそこを歩いちょったら、下から槍で突き刺したりするんとぃね。」


「はぁ、それかね!」

 

「私らが歩いちょるときに、下からチャーンッって突き刺されたら、どうするかぃね。」



「ハハハハハハ!」「ハハハハハハ!」ハハハ……「ハハハハハハ!」


 


「焼いちゃげるぃいね。」




「!」




「焼き鳥かね!」











彼女たちが地球最強でした。



間違いなく。





そうそう。
忘れてたわ、アハハン。







でも彼女たち、地球は守ってくれないかもしれない。

 

 

 

いや、生八つ橋をあげれば、守ってくれるかも、しれない。

 

 

 

 

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