けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

かがーさんにおけるプロデューサー巻きについて。

最近ねぇ。
私のお気に入りの、かがーさん、えー、香川真司選手ですよ、彼がですねぇ。

この格好を、よくされておるのです。
 
 
俗に言う プロデューサー巻き というやつですね。
 

うむ。

ま、似合ってるか似合ってないかでいけば、似合ってると思います。
そもそもスタイルいいから、似合いますよ、そりゃ。
 

ただね。
 
 
ただ   それがプロデューサー巻きである   という一点のみですよ。
 
 
 
 

というかね。
流行ってるんだってね、プロデューサー巻き。

この件で、ちょいちょいとネットをサーフィンしてみて、初めて知った事実ですよ。

今現在、このプロデューサー巻きは、大流行中らしいよ。
猫も杓子も状態らしいよ。

それも、若い世代で。
いや、びっくり。
 
この若い世代ってのが、どのくらいの世代のことを指すのかわからないのだけれども、
おそらく、猫も杓子もということわざをよく知らないくらいの世代なのではないでしょうか。
 

つまり。

石田純一が流行り、そして落ちていったことを知らない世代。
 
 
 

だから抵抗なくプロデューサー巻きができるのだろうと思うのです。
 
 
 
そもそも流行なんてものは、実に勝手で、実に押しつけがましく、
かといってそう無碍にはできないという、実に鬱陶しく、実に面倒なものなのですが。
 

何が最も問題かというと、その流行というものが「巡る」という事実。
ここなのですよ。
 
 
昔流行ったものが、また流行る。
 
それはそう。
意図的にそうしてる人達がいるとはいえ、それがほんとのところです。
 
 
だがねえ。
 
簡単に言わないでほしいのよね、そこを。

昔流行ったものが、また流行る。
これが現実にどういうことなのかを、考えていただきたいの。
 
 
  
昔流行ったものが、流行った後、どうなっていったのか。

そこを、私達は、忘れることができるのか、と。
 
 
 
そこですよ。
 

くだんのプロデューサー巻き。
 
たしかに流行っていたんでしょう。
バブルの頃のことだったんですか?
山口にいた私には知る由もないのですが、ドラマに出てた石田純一は、たしかにあれをやっていた、ような気がする。
 
さて、当時は何て言われてたんでしょうか。
 
「セーターの肩掛け」 とでも言ってたんだっけ。
プロデューサー巻きとは言ってなかったはずだよ、絶対に。
 

で、その後、どうなりました?
石田純一は、どうなった?

不倫が文化かどうかはともかくとして、完全に一度、地に落ちたましたよね。
 
よくぞ「いい人」キャラで這い上がってきた、天晴れだ、と心の底から思うけれども、確実にそんな時代がありましたよね。
 
その石田純一と共に、あのプロデューサー巻きも、やっぱり風に吹かれて落ちてったわけです。
 
 
 
あの日は風が強くてね。
 
干してあったプロデューサー巻きが、いつの間にか地面に落ちてね。

その間に、いろんな人に踏まれちゃって。
そのうち誰にも気付かれなくなっちゃって。
 
そんなとき。
 
「あ、何これ、おもしろーい。」

って、それを拾った人がいた。
 
 
 
 

それが。
 
 
 
これとか。
 
 
これとか。
 
 
これなわけだろう?
 
 
っていうか、なんで全部ピンクなんだ。
 
 
 
 
 
このプロデューサー巻きの歴史を、だね、リアルタイムで見てきた人間にはね。

流行ってるからって、これをやるのは無理なのよ。
 
一度ダサイ認定されたもの、その認定を払拭するのは、なかなかに厳しいのですよ。
この、ダサイっていう言葉すらね、もう、実はぎりぎりなんじゃないかっていうね。
その辺はもう、あたしゃーよくわかんない、うん。
 
 
プロデューサー巻きと言われる、あの格好。
 
あれそのものは、別にいいの。
しゃれた感じで、私も嫌いじゃないの。
 
だがしかし、一度落ちたというその過去が。
どうしても、どーうしても、プロデューサー巻きの何たるかに影を落とすわけですよ。
 
プロデューサー巻きにしてみれば、実に迷惑な話です。
 
ああ可哀想なプロデューサー巻き。
私は、のり巻きが好き。
 
 
 
 
 
 
こういう心理が働くことは、業界もわかってるんだろうと思んです。
 
だから、微妙に名前を変えてくる。
 

昨今よく履かれてるジーパン(ええ、あくまでもジーパン)は「スキニー」ですけど。
あれ、昔は「スリム」って言ってましたよね。
 
80年代、なのかな。
正直、スリムが出てきてから女子もジーンズを履くようになったんじゃないかな、
とすら思う。

で、その「スリム」は、例によって、一度落ちましたよ。
ブーツカットが一般的になった頃には、スリムなんて絶滅してたでしょう。

しかし、ブーツインがちょいと流行って需要が出てきたのか、
また少し見かけるようになって。
で、「スキニー」と御改名されたのち、ブーツカットを淘汰していった、
んだと思うんですがね。
 
やっぱり、「スリム」のままだと昔のイメージがあるから売りにくかったんじゃないかと、私は推測するわけですよ。
 
 
もちろん、物そのものも、正確には微妙~に違ったりもするんでしょうけどね。

そりゃ、ベルボトムブーツカットが別物であることは、私にもわかりますもん。
ベルボトムっていったらもう、服っていうか、衣装だものね。
 
 

こういうことになるものね。
 
 
 
もう、面白くて、やめられないものね。
 
 
 
 
 
 
 
まぁとにかく、話をまとめるとですね。

昔流行った物というのは、イコール、確実に一度廃れていったという歴史を持つ物なのです。
 
だから、その歴史を知っている者には、ちょいと抵抗があるのです。

その壁を打ち砕き、再び流行らせようするならば、
少なくとも、名前を変えるくらいのことをする必要がある。
 
昔の名前で出ています、じゃ通用しにくいという不文律が、やはり、あるのではないかと思うのです。
 

で、その名前が、だよ。
 
 

プロデューサー巻きで、ええんかい、と。
 
 
 
変えてソレって、どういうことか、と。

そこはさ、何かほかのにしないとさ。
みんなでコントしてるようなもんじゃないのさ、と。
 
 
 

思うんですよ。
私はね。
 
 
 
 
プロデューサー巻きって。

プロデューサー巻きってっっ。

どうなっとるんだ、世の中。
 
 
 
 
 
 
 
 

肩回りにボリューム、なんてさ。
この文言からすると、肩パットすら、また来る可能性がありそうに聞こえるじゃないですか。
 

いやいやいや。
 
どうですか、私世代の皆様。
リアルヤッターマン世代の皆様。
 
リアルヤッターマンでテレビが始まり、土曜の8時に集合して、聖子か明菜で派閥に分かれ、少年隊辺りで微妙に乗れない自分に気付き、ゲンジだのに至っては、「えっと、ホタル?」くらいだった世代の皆様。
 
 
肩パットがもう一度大流行したとして、それに乗れますか。
 

若者が皆、肩パットで肩を揺らしながら歩いている。
女は皆、ボディコンでソバージュで真っ赤な口紅で、それでいて困り眉?
 

はたして、そのとき我々は。
同じことができるのでしょうか。
 

それができるのが、ほんとのおしゃれさんなんだろうなと思います。
すべてを取り入れるのではなく自分なりにアレンジして、みたいなね。

で、それができないから、歳を取ると共に流行というものから離れていくのだろうと思います。
自分の歴史を凌駕するのって、とても難しいことなのです、きっと。
 
つーか私らの世代が壁を乗り越えて乗った頃には、この流行も終わっとるよ、きっと。
 
その繰り返しで、どんどんどんどん流行との距離が離れていくのよ。
リバウンドと一緒、おお怖。
 
 
 
まあ、ないけどね、流行に乗ったことが。
私は。
 
なので。
 
ストリートではこのような斜め巻きも登場しています。着こなしに動きとシャープ感が加わるので、単調になりがちな夏服にも変化が生まれます。バックスタイルアシンメトリー(左右非対称)になって、しゃれの利いた背姿に仕上がります。
カーディガン1枚でこんなに様々なバリエーションを楽しめるのは、着回しという点でもありがたい限り。カーディガンをストール感覚で使う手法は、「前から、横から、後ろから」と、どの角度から見たときも、表情が違って見えるから、夏場のシンプルな装いに動きをもたらしてくれます。どのアレンジも手持ちのカーデで簡単にできるから、まだプレーンな掛け方ワンパターンの人はさっそく試してみてくださいね。
 
 

断る。
 
 
 
 
 
 

って、やだ、ちょっと見てー。
 
 
プロデューサーの人って、本当に巻くんだね。
  

本当に、この、プロデューサー巻きを、するんだね……! 
 
 
 
えー、ほんとに?

ほんとうに?
じゃあ、キムタクってのも、本当にいるのかなぁ。
 
 
あ、あのお方は、とんねるずとかの石田P。
ご利用まことにありがとうございます。