ベンオブプレジデント
アメリカのトランプ大統領は、就任以来ツイッターを通して激しいやり取りをしてきましたが、ここへ来てケリー米大統領首席補佐官が大統領のツイッターに介入し始め、なおかつ、マスコミやメディアも一々大きく取り上げない方向に傾いてきたようです。
ええ、トイレですよ?
さて。
SNSが登場した現在。
人の発言には3種類のゾーンが存在すると言っていいでしょう。
人の発言には3種類のゾーンが存在すると言っていいでしょう。
1つはプライベート。
いきなり「このハゲぇぇぇぇ」と叫んでも、世間にバレさえしなければ、世の中から叩かれることもありません。
かなり自由な世界です。
かなり自由な世界です。
そして、もう一つは公式。
これは、発言したその人の社会的地位を背景に、責任を持ってする発言です。
ある会社の○○課の係長がその立場をもってして、このハゲ発言をすることは、まあ、ありません。
それが公式というものです。
ある会社の○○課の係長がその立場をもってして、このハゲ発言をすることは、まあ、ありません。
それが公式というものです。
ただ、唯一許されているかもしれない人たちがいます。
それがメディアに出ているタレントさん。
この話の中での彼らは、かなり特殊な存在になるのですが、その理由は後ほど。
それがメディアに出ているタレントさん。
この話の中での彼らは、かなり特殊な存在になるのですが、その理由は後ほど。
そして最後の1つ、これを私は公(おおやけ)と呼んでいます。
プライベートと公式の間にある、もう一つの空間です。
まずは、公とプライベートの違いを見てみましょう。
先ほども言ったように、プライベートはかなり自由な世界です。
しかしながら公では、それなりにオーソライズされたマナーやルールがあり、そして発言に対する責任も取って当然であるという認識が存在します。
しかしながら公では、それなりにオーソライズされたマナーやルールがあり、そして発言に対する責任も取って当然であるという認識が存在します。
もちろん本来はプライベートにもすべからくあるのですがね、影響も責任もマナーもルールも何もかも。
ただ、プライベートでのそれは、環境や状況により変幻自在です。
1人タチの悪いボスママがいれば、変なマナーやルールが謳歌してしまうことも、ままあることでしょう。
ま、簡単に言えば、公の世界というのは、より何を言っても許される場ではないということです。
そうなのです、ここを説明するのに、トイレが非常に有効になってくるのです。
プライベートでのトイレ。
公でのトイレ。
公式でのトイレ。
公でのトイレ。
公式でのトイレ。
それぞれ見ていきますね。
プライベートでのトイレ。
これはもうそのまま、おうちのトイレです。
これはもうそのまま、おうちのトイレです。
自分の家のトイレなのですから、好きに使えばよろしい。
扉を開けてやるもよし、目隠しをして一か八かやるもよし、逆立ちしてやるもよし、後で掃除するのは貴方しかいません、好きになさってください。
ただ、奥様が設けたルールには従った方が、貴方の身の安全はより保証されます。
扉を開けてやるもよし、目隠しをして一か八かやるもよし、逆立ちしてやるもよし、後で掃除するのは貴方しかいません、好きになさってください。
ただ、奥様が設けたルールには従った方が、貴方の身の安全はより保証されます。
次に、公でのトイレ。
これも実はそのまま、公衆トイレですね。
これも実はそのまま、公衆トイレですね。
好きに使っていいでしょうか?いいわけないですよね、落書きもいけませんよ。
ほかの人も使う空間なのです、きれいに使っていただいてありがとうございます。
ほかの人も使う空間なのです、きれいに使っていただいてありがとうございます。
この公衆トイレにあたるのが、ツイッターでの発言だと、私は考えます。
リピートアフターミー。
リピートアフターミー。
ツイッターは公衆便所、ハイっ。
うん、よろしい。
ツイートするときは独りかもしれませんが、気をつけて。
あれこれした後、このトイレでは恐ろしいことに、あなたの便や尿が世界中にさらされます!
その認識をもってすれば、下手なツイートはできないはずです、そうですよね。
あれこれした後、このトイレでは恐ろしいことに、あなたの便や尿が世界中にさらされます!
その認識をもってすれば、下手なツイートはできないはずです、そうですよね。
基本、絵に描いたような便や尿をしておけば安心です。
しかし、それでは面白くないという人も出てくるでしょう。
そんな人は試行錯誤して、世の中に発信すべき便や尿とは何なのか、それを研究するかもしれません。
しかし、それでは面白くないという人も出てくるでしょう。
そんな人は試行錯誤して、世の中に発信すべき便や尿とは何なのか、それを研究するかもしれません。
それをやっているのが先ほど出てきた特殊な人、タレントさんたちなのです。
もはや彼らにとって、そのウンコを磨くことも仕事になってきています。
彼らは、簡単にウンコを出しているわけではありません。
日々考え、試行錯誤した上で、ウンコを発信しているのです、世界に。
もはや彼らにとって、そのウンコを磨くことも仕事になってきています。
彼らは、簡単にウンコを出しているわけではありません。
日々考え、試行錯誤した上で、ウンコを発信しているのです、世界に。
ですから彼らには、ツイッターとメディアへの露出の間に、境界線がまったくない状態です。
その距離感を把握しきれずに妙な炎上の仕方をしていたこともありましたが、最近はあまり見かけなくなったように思います。
炎上してるのは、それが仕事になっている人だけというか、それはそれで、お仕事っ。
その距離感を把握しきれずに妙な炎上の仕方をしていたこともありましたが、最近はあまり見かけなくなったように思います。
炎上してるのは、それが仕事になっている人だけというか、それはそれで、お仕事っ。
彼らの存在が特殊であると言った意味、お分かりいただけたでしょうか。
そして、こうやって考えると、世界に発信すべき便や尿を創り上げること、それがいかに困難なことなのかも分かりませんか?
あなた簡単に思いつきますか?
あなた簡単に思いつきますか?
世界に発信すべきウンコを。
ツイッターやインスタで、バカッターやインスタ蝿がやりたいと思っていること(SNSで賞賛を得ること)は、そもそも非常に高度な技術が必要なことなのです。
日々研究をしているタレントさんたちですら失敗してしまうこともあります。
使いこなせてない人もいます。
誰かがやっていることを流行っているからといってやって、それなりのものになるような世界ではないのです。
日々研究をしているタレントさんたちですら失敗してしまうこともあります。
使いこなせてない人もいます。
誰かがやっていることを流行っているからといってやって、それなりのものになるような世界ではないのです。
だって、素敵な人間からしか素敵なウンコは出てこないものだもの。
適当な人間の、適当なウンコなんて、どこまで行っても適当なただのウンコだもの。
それピンク色じゃないよ、茶色だよ、それ茶色だよ~。
いくらフィルター掛けても茶色だから~。
適当な人間の、適当なウンコなんて、どこまで行っても適当なただのウンコだもの。
それピンク色じゃないよ、茶色だよ、それ茶色だよ~。
いくらフィルター掛けても茶色だから~。
話が長くなりましたが、最後に公式でのトイレについて説明します。
公式でのトイレとは何でしょうか。
何でしょうね?
そんなのあるんですか?いやそりゃ、どこかのものすごく小さな何かの、ものすごく変わった25年に1度の儀式とかであるかもしれませんけど。
じゃあ試しに、トランプ大統領の公式のトイレを想像してみましょうか。
こうやって報道官が、「今日の大統領のトイレは…」と公式に発表して。
可哀想じゃないか。
トランプ大統領の公式のトイレが可哀想じゃないか。
トランプ大統領の公式のトイレが可哀想じゃないか。
というか、やはりあり得ない。
それを、ニューヨークタイムズだのCNNだのが、逐一ニュースにしてきました。
就任以来、いや、そのずっと前から大統領候補のウンコを、そして大統領のウンコを。
就任以来、いや、そのずっと前から大統領候補のウンコを、そして大統領のウンコを。
オウ、何てことだ、アメリカよ!と思っていたのですが、気づいたようで良かったね。
やっとトランプパニックも落ち着いてきたということなんでしょうか。
そして、おかしい部分に気がついたら変える、これをとっととできるのがアメリカの良いところ。
ほんとに、とっととやっていただきたい。
やっとトランプパニックも落ち着いてきたということなんでしょうか。
そして、おかしい部分に気がついたら変える、これをとっととできるのがアメリカの良いところ。
ほんとに、とっととやっていただきたい。
SNSの恐ろしさというのは、やはり「今まではなかったもの」だというところにあると思います。
自分のウンコが世界中の人に見られてしまう環境なんて、これまでは存在しなかったわけですから。
自分のウンコが世界中の人に見られてしまう環境なんて、これまでは存在しなかったわけですから。
だから我々は、ツイッターという公衆トイレのほど良い使い方を、まだ分かっていません。
自分のウンコがさらされるということがどういうことなのかも、よく知りません。
今まさに、経験を通して気づきつつあるところなのです。
自分のウンコがさらされるということがどういうことなのかも、よく知りません。
今まさに、経験を通して気づきつつあるところなのです。
ほど良い使い方をみんなが知るまで、バカからは馬鹿なウンコが生まれ、普通の人からは普通のウンコが生まれ、それを燃やす人たちが出てきて、たまーに、やっぱりこのために生きてるよねーみたいな、素敵なウンコを誰かが絞り出す。
みんな健康で何よりです。
でも、そうそうニュースにするようなもんじゃないのよ、本来は。
だってウンコだもの。
さあ、ここでクイズです。
この話の中に、ウンコは何回出てきたでしょう。
だから。
数えなくていいんですよ、ウンコなんだから。