けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

第九を聞きにいってきました。 スカートで。



「第九と皇帝」

 

こ、このお得な感じに引かれて選択。




とりあえず、批評なんぞできるようなたまではないので、その辺のことは割愛します。



が、やはり好みというものがあるのです、……歴然と。



ああっ。 そこ、そうじゃないんだよな…とか。
ええっ。 そこ、そうするの、えー……とか。



だいたい…批判的になるのですが。
何様のつもりだい、と一人ツッコミをしつつも、ど~うもそうなってしまうのです。



CDを買った時も同じです。

 

ああ…全体的に早すぎる…とか。
くぅ…そこがそうじゃなければ100点なんだけどなぁ…とか。

 

そんなこんなしてるうちに、同じ曲の、違うオーケストラ、違う指揮者、録音年月日…などなどなど、どこかが少しだけ違うCDが、一ま~い、二ま~い、三ま~いと増えていくことになります。



これは、クラッシックならではでしょうか。

 

例えばほら、どっかのバンドのCDなら、それを買えばいいわけで。



クラッシックは困っちゃうなぁと思いつつ、放浪の旅は続くのです。





ラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番 が好きなんですが。

 

うちにはもう、3枚ほどあります。
これは、幸いなことに3枚目で気に入ったのを見つけられたので、胸をなで下ろしていましたところ。

 

笑っちゃうようなことに気が付きました。

 

3枚目に買った、気に入ったと思った、そのCD。




実家にあったレコードと同じやつだったんです。




好みだと思っていたものは、結局、子供の頃の記憶だった、というわけです。

 

すり込みに近いのかも知れませんが、これが実に強力で。



ラフマニノフ本人がピアノを演奏しているCDも試しに買ったんですよ。
作曲した本人、自らが演奏しているのです、その調べが正解の筈っちゃ筈なんですけど。

 

やっぱり、昔聴いてたやつじゃないと、しっくりこないんですねぇ。



ごめんなさいね、ラフマニノフさん。



作曲者本人をも否定する、私の中のすり込み。 

 

恐るべしです。



じゃあ、実家に帰って、レコード全部調べて同じの買えばいいじゃんとも思います、がしかし。



放浪の旅は、それはそれで楽しかったりして。



お財布がつらいですけどねぇ…。





あれ、第九の話をしようと思ったのに。
ご利用まことにありがとうございます。