話が面白くないので、美しい景色でお楽しみ下さい。
先日、伯父夫婦の話をチラッと出しましたが。
じゃあ、うちの両親はどうなのかと。
今回の帰省で、改めて検証してみようと思っていたのです。
んが。
いやぁ…寝るか食べるか散歩してるかって感じで、あまり観察できませんでしたぁ、あはは。
でも、昔よりは、丸くなっているのではないかと思いました。
え?
いや、もちろん、もっぱら母親が、ですよ。
父親の方は元々、丸すぎるくらい丸い人なので、ええ、体格含め。
何でも、かかりつけの医者に体重を減らすように言われたらしく、風呂上がりに体重計に乗るのが日課になっているそうです。
最近の体重計、脂肪率も出るやつね、あれは登録したデータから脂肪率を出すので、スイッチを押した後何秒か待たなければなりません。
体重計の前で、 ちん。 と待っている父親の姿。
京太郎並みに可愛かったですわ。
母親が丸くなったなぁと思ったのは、我々が11時まで寝ていても怒らなかったから。
昔じゃ、ありえねぇ話なんですよ。
ほんっとに。
10時が限度でしたねぇ。
しかし今回は、「11時じゃけど、そろそろ起きんかね?」 と。
「命令」じゃなくて、「提案」でしたよ、 びっくりですよ。
もちろん、まったくもって機嫌がいいかというと、そうでもなかったんですが。
すこぅし、声にトゲが…。
でも、ほんとにその程度で。
これなら、ほっといても大丈夫だなぁと思っていましたところ。
帰りに、小規模の爆発があったようです。
あ、私は寝ていてよく知らないのですが、旦那の話だと結構なものだったようです。
我々を空港まで送る道すがら。
二人とも、もう耄碌してるんでねぇ、危なっかしいんですよ運転が。
あまり完璧でないもの同士が、その完璧でないレベルのまま主張し合いますので、
当然、衝突いたします。
しかも無意味に。
「ここ入っとった方がええんじゃろうが。」 (父)
「入った方がええんじゃったら、入れって言やぁええじゃろうがね。」 (母)
なぜ、そんなことでケンカ腰になるのか。
いやぁ、わけがわかりません。
それに、仮にもし、父親が 「ここに入れ」 なんて言おうものなら、「そんな言い方せんでええじゃろうがね。」と母親は言うに決まっているのです。
つまり、矛を収めるつもりは、そもそもないのですねぇ…。
あぁ、こわいこわい。
「帰りが思いやられるね。」
と、ぼそっとつぶやき、手を振って別れましたが………あれからどうなったんだか。
旦那も、さすがに辟易としておりました。
でも別に、そんな両親のことを恥ずかしいとかは思わないのです、私は。
ああいうのも、ありでしょう。
うん、いくらでもいると思う、あんな夫婦。
うん、いくらでもいると思う、あんな夫婦。
それとも。
完全に他人事なんでしょうか。
いやいや、あの感じが懐かしかったりするんですよ。
あれでこそ我々の両親だ、ってなものです。
なぁ、京太郎よ。
ま、なんにしても。
帰省は、短めに限りますな。
ほほ。