けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

ちょっとタルト君!

 

あんた…あんた…

めちゃめちゃ可愛いやん…!




じすかさんから、「顔が「の」の字の目玉親父みたいなやつ」との情報をいただき、検索してみた
「一六タルトキャラクター」。

それが、タルト君。

あぁ私のハートにダイレクトじゃぁ…!
 
なかなかいろんな展開をしているようですよ、是非こちらに行ってみてくださいな。
https://twitter.com/taruto_rengou





で。

 

前回のタルト記事で、「なんでタルトがタルトでタルトやねん?」という話が持ち上がりましたが。
http://blogs.yahoo.co.jp/kyoi72/39665604.html

 

調べてみたら。
まぁ、なんか複雑でしたわ。

 

とりあえず、まず最初に言っておきたいことは、これです。
 
四国蜜柑帝国の人達が勘違いしたわけではありません。
 
と…言いたいところだったのですが、やっぱ勘違いなのかな…?






まずは、今現在一般的になっているタルトの、定義でございます。

 

 

タルトとは、タルト生地で作った器の上にクリーム・果物等を盛りつけたお菓子である。
(by Wikipedia

 

その起源は、古代ローマ時代までさかのぼり。
 
 
当時、丸い皿状の菓子をトールタ tōrtaと呼んでいたが、これはトルクウェーレ torquēre「捩る、丸める」という動詞から派生したものである。(by Wikipedia

 

 

いやぁ、すごいね。
Wikipediaって。

  

なんでも、果物だのジャムだのを食べやすくするために食べられるお皿(タルト生地)にのっけて食べた、ってのがタルトが出来た理由だそうですよ。

 

合理的で、ステキっ。

 

……ステキなんですけどぅ。
……タルト君の姿形は一切合切出てこないわけですよ…。

 

あぁタルト君。
君は、どこから来たんだい?

 



 

ここで、一六タルトの起源のおさらいです。

 

一六タルトは、松山初代藩主久松家松平定行公が長崎から南蛮渡来のタルトというお菓子を地元松山へ持ち込んだことに端を発するお菓子、でございます。



長崎・南蛮、といえば、オランダやポルトガルあたりの国由来ということになりますね。
とくにポルトガル語が由来になってる言葉って、わりと多かったりしますしねぇ、天ぷらとか。
京都の先斗町も、ポルトガル語が由来だという話を聞いたことがあります。

 

とりあえず、ぱぴぷぺぽ…なんですかね、ポルトガル語は……?



まぁ、それはいいとして。
どうもね、一六タルト型のお菓子がポルトガルにあるようなのです。



そいつの名は……トルタ。 

 

いひぃ。

タルト de トルタ。

 

上から読んでもタルトでトルタ、下から読んでもタルトでトルタ。
山本山って最近CM見ないわね。



このトルタというお菓子が、スポンジ生地にジャムなどを塗ってロールケーキ状にした物なのです、こちら。

 

 

確かに…確かに一六タルトの面影が…!

リスボン近郊のアゼイタオンという街の銘菓だとか。
美味しいらしいですよー。



さらにさらにポルトガルには、タルトはタルトで別物としてあるようです。
 
そういえば、エッグタルトって、ポルトガルのもんですよねぇ。
トルタの中身も、エッグタルトに使われているあの卵クリームなんだそうです。
んでシナモンが利いてるんだって。

 

美味しそう……あたしゃエッグタルトも大好きだから絶対好きだと思うんっちゃ。





ということで、一六タルトはポルトガルのアゼイタオンからはるばる来たと、
そういうこと…らしいです。






遠くから来たんだねぇ…タルト君…。
名前、変わっちゃったけど…。

 




思うに、そもそもの起源である、ラテン語「丸める」という意味のトルクウェーレ torquēre 。

 

この、「丸める」っていうのの捉え方によるんじゃないかなとか思います。

 

タルトのように円形にするのも、「丸める」
トルタのようにくるっとロールするのも、「丸める」

 

どっちも、丸まってるということに変わりはないわけで。





たーーだ!
ややこしいのが、イタリア語では、タルトがトルタなんだそうですよ。
書いててややこしいよ!

 

イタリアでは、タルト状のお菓子のことを、トルタって言うんです。 
お菓子だけじゃないかもなぁ…。




しかも、トルテっていう言葉もありますやん?
ザッハトルテ、とかね。

 

 

このトルテの定義は、スポンジケーキでジャムやクリームを挟んだもの、ってことになるようですが。
もともとのルーツは、タルトと同じようです。

 

のっけるか、挟むか、の違いだったということなんでしょうねぇ。
んで、タルト生地がスポンジ生地になっていったと。

 

いやぁ…あたしゃザッハで(ホテルなのです)ザッハトルテ食べましたけどねぇ…いやぁ…いやぁ…。

 

ザッハトルテの美味しさをグラフにすると、こんな感じ。

 

 

急激なカーブを描いて食欲が落ちていく感じ、おわかりいただけるでしょうか…。
激甘でございました…。

 

デーメルのも食べたけどさ…食べ比べたけどさ…たぶん、日本のザッハトルテが一番美味しいと思…。






なんや長くなりましたが、何となくおわかりいただけましたでしょうか。
タルトでトルタでトルテなことを。

 

他にも諸説あるようなので、この説を人様に教える際は、私の名前は出さないでください(重要)。




まぁ結論としては。

 

タルト君が可愛いから、一六タルトでええ、と。

 

いうことで。

 

ご利用まことにありがとうございます。