しばばばーん。
こいつを作ろうと思っちょるんですがね。
こいつは、「フェルト人形」です。
フェルト人形といっても、私達が子供の頃に大流行した、こういうフェルト人形ではありません。
ぎゃぁ、激懐かし…!
お元気ですか、おおたかてるみさん…!
お元気ですか、おおたかてるみさん…!
これは、ウールの原毛を。
こういった、もこもこの糸になる前のウールを使って作るのです。
ちょっとした、シルバニアファミリー…!
可愛いでしょ?
これをどうやって作るかといいますと、それが面白いんですよー。
刺す。ブスブスブスブスブスブスブスブス…
刺す。ブスブスブスブスブスブスブスブス…
刺す。ブスブスブスブスブスブスブスブス…ッ
刺す……!ブスブスブスブスブスブスブスブスッ…!
刺す。ブスブスブスブスブスブスブスブス…
刺す。ブスブスブスブスブスブスブスブス…ッ
刺す……!ブスブスブスブスブスブスブスブスッ…!
こうやっていると、そのうちウールが、ひと塊になるんです。
なんでも繊維と繊維が絡まって、こんなことになるんだとか。
いやぁ、不思議だ。
あんたたちの毛、不思議だね。
さて。
作りますよ、どうなることやら。
柴犬になりますように。
トドになりませんように…。
と、ココまで書いておいて。
結局、出来上がっちゃいました、こちら。
……。
……。
……結論を言いますと。
しばいぬ、ではない。
トドでもないけど…柴犬にはならなかった…。
まぁ、犬には見えるだろう。 見えるだろう?
名前は「ゲンさん」にしました。
原毛の原。
あ、私オリジナルの印ということで。
特別に「尻の穴」を設けてみました。
どう?