けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

大事にされちょる。

 

この黄色のカーテンを手でそっと払うと

どんな世界が広がっているのだろう

違う世界の入り口は

こんなところにあるんじゃないかと思ったりする



34歳・昭和生まれの主婦いよいですが、

ナニカ?






京都には、当然の事ながら? お寺が多いです。
 
それも、町中にどーんと構えている寺。
それも、町中にどーんと構えているがゆえに、町人の通り道になっているお寺。
 
そんな、町に溶け込んだ神社仏閣が非常に多いのです。




この銀杏があったお寺も、そんな名も知れぬお寺でした。
だから、名前は覚えてません。
調べりゃわかるんだろうけどさ。

 

でも、この町に住む人達にとっては、「お寺さん」といえば、ここなんでしょうねぇ。
 
通りの家々が、申し合わせたかのように全て二階建の同じ高さに揃った、そんな風情のある町。



おそらくは、ここに住む人達にとって、この銀杏は特別な存在なのでしょう。
私がパシャパシャと写真を撮っている間にも、誰ともなしに、ふらっとお寺にやって来ては、
 
「おお、今年も黄色いねぇ…」
 
と、にっこりしながら銀杏を見上げるのです。



通り道寺ならではの光景なんでしょうか。

でも、通りすがりじゃなく、ちょっと遠回りしてでも見に来てそうな感じでしたよ。

 

明らかに、ここで生まれここで育ちここで老いた風のお婆ちゃんとその息子、
というツーショットカップルも。

 

お婆ちゃんの膝の関係で(腰かも)、木の下には行けないながらも銀杏の方を見ながら
 
「ほぉ、黄色くなっとるやん。ふむふむ。」
 
とか言いながら、どこかへお出掛けしておられました。

 

こんなに綺麗に黄色くなれたのは、秋になったからっていうだけじゃ、
ないんだねぇ、きっと。

 

 

 

 

なんで、ここに行ったかというと。
これを買いに行ったのです。

 

 

ナメ夫妻献上用、黒豆カステラ。
黒豆好きには、たまらんたまらん。

 

つい最近テレビで紹介されてたのを見て、「これだーーーっ!」と思い買いに走ったのですが。
私と同じように「これだーーーっ」と思ったらしき人が、地図を片手にちらほらと買いに来てました。
 
 
仲間……。
あの時、君と僕は一括りの人間だったね……。     (大変、不本意。)
 
 
絶対、向こうも思ってましたよ、あれは。 
あ、この人も黒豆カステラだ、きっと……って。

 

なんとも言えませんなぁ、あの感覚。




この日は、他にもいろいろ買って、いろいろ送りまくったんです。
ナメ夫妻とたぬきさんとぷにさんと那央さんに。
そしたら、宅急便のおじさんが申し訳なさそうに言いましたよ。
 
「すいません、北海道だけは明後日になるんですが…」

ぷぷっ。
北海道、ぷぷぷぷっ。

 

那央さん、明日着くわ、明日。



あー、つがるっちょ!
ここで言うのも何だけど、ありがとうよ、秋田QPとか津軽弁手拭いとか…!
 
せっかくだから津軽弁でお礼を言おうと思ってがんばってんだけど、む、難しくてよ、津軽弁…!
 
まいねえなぁ。
私、まいねえなぁ…。



あ、ハニーさん、黒猫出来た。
ここで言うのも何だけど。

 



あ、この銀杏の全体像が見たい方は、こちらへ…。
ご利用まことにありがとうございます。