けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

じゃあ何に縁があるっていうんだい!

 

やあ、夢御殿って感じですねぇ。
これが善峰寺の紫陽花です。

木曜日に、ぬーに無理矢理会社を休ませて行ってきましたよ。
あまりに見事だったのでね、二人で見たかったのぅ♡


この日はまぁ、暑かったのとMKの運ちゃんが例によって新人さんで初々しかった事くらいしか

特にネタもなく。


それより月曜日の帰りの話ですよ、そうあの「パフ?」の帰り道の出来事です。

 


この善峰寺って所は、えらいこと山奥でしてねぇ。


どれくらい山奥かというと。

まず、最寄りの駅がある麓の町を、富士山五合目と思いなせぇ。

そもそも山際なの、町が。
んで、善峰寺が富士山八合目付近になるんでしょうかね。


タクシーの運転手さんがアクセルべた踏みしても車がなかなか登ってくれないような。

そんな所です。


耳が、きーんってします。

新人の運転手さんは「勉強になりました…」と言い残して去っていきました。


そんな所です。
そんな所なので。

 


当 然、 あんま し、人、住 んで、 ま、せ ん。      

(家のまばら具合を文章で表現)

 

なので、公共の交通網から多少見放されがち。
それでも、最近の善峰寺人気でね、
麓までしか来なかったバスが善峰寺まで来るようになったんですよ。


一日7往復も!

土日なんて、8往復しちゃうぞ!

…。


でもまぁ、一時間に一本あったら上等ってもんでしょう?

 

で、そのバスの最終は、16:22でございました。

わたくし、善峰寺を出たのが……そう…16:17頃でございましたかねぇ。


なんといっても名前を冠に付けたバス停ですからね?「善峰寺」って。

よもやバス停まで5分以上かかるなんてことはないだろう、と。


そう思いながら、車が登るのを拒否ってた激坂を

トットト トトウト トトウト トトウと下っていきました。



いやぁ。

下り坂って、すごいですね。

 

急げない。

どう足掻いても、急げない。



がんばっちゃぁいるんですけどね、いっこうにスピードが上がらないのですよ。

スピードを上げるとすると、それは「転げ落ちる」という状態になるに違いないんですもん。
たぶん、あそこを速く下る方法としては、
横になってゴロゴロゴロゴロ…!って回転するのが一番だと思います。


まぁ、そんなことを考える暇があったら歩けよ、って話です。

学生以来使ったことなかったんじゃないかと思われるスネの骨の際の筋肉を15年以上ぶりに使いながら、その筋肉の悲鳴をよそに歩きましたとも。

 

 

でも、歩きながらも、私は何となく思ったのです。


今日は、基本的についてないからな…。

たぶん、ぎりぎりで間に合わなかったりするんだろうな…ァハハン。


そんな諦めを頭の隅に感じつつ、もうひと曲がりでバス停!って所で、

おやなんとバスがチラリと見えました。

 

まだ、いるじゃんっ。


私は、トットト トトウト トトウト トトウを、
トットト トトウト トトウト トトウにギアチェンジして、精一杯頑張りましたとも。

 

が。
予感は的中。


ああ…っっ…! っていう見事なタイミングで、バスは発車してしまいました。


どれくらい、「ああ…!」っていうタイミングだったかというと、最初の曲がり角でバスの運転手さんが「え?もしかして乗るんだったの?」って思いながらこっちを見るのに、気持ちバスのスピードが落ちた、くらい「ああ…!」っていうタイミングでした。


もしかすると、あの時に「乗せて~~!乗ぜでよ~~~!!」って泉ピン子のように騒ぎ立てたら乗れたのかもしれないけれど。
でも、それは人としてどうなのかなって思うし、やらなくてよかったんだと、

それは今でもそう思ってます。

 

 

ほんで。
どうやって帰ったかというと。


歩いた。


タクシー呼べば良かったんですけど、なんとなく……。

 


風が気持ちよかったから……。


歩きました。
バスで40分かかる道のりをトットト(略)って。



でも、歩き始めの私は気づいていなかったのです。

その道のりには……「キリ」というものが無いことを…。



何かめぼしい建物があったら、そこにタクシー呼べばいいじゃーんと思いながら歩いてたんですけどね。
歩けども歩けども…その めぼしいなんとか いうものが……無かった。



無いの無は、無情の無。

 

無って、ちょっと、モルボルみたいよねー。
 

ねー。


さて。

道のりにはキリがありませんでしたが、私の体力は割と早い段階でキリの良いところまできましたよ。


疲れてくると、人間、ついイケナイ事を考えてしまうもんですね。

やっちゃイケナイ事をやってしまいそうになる自分を、必死で押さえなきゃなりませんでした、例えば。




「岡田」という少し大きめの家を見かけたときに。
タクシー会社に「すいません。岡田さんちまで一台お願いします。」って電話しそうになったり。
  
畑で仕事してるおばあちゃんを見かけたら。
「すいません。……町は…町は、どこですか…?」って聞きそうになったり。
 


当然、どこの岡田さんでしょうかって聞かれたら、「わかりません。」って即答デスヨ。

町は何処ですか?なんて、ココは恵庭か帯広かって話ですよネ、ったらネ。




そんな私が、がんばって歩いて比較的車がいる道まで山を下りてきて。

やっとの事でタクシーを呼んだ場所は、見知らぬ町の「スーパーマツモト」でした。

これが、私の思っていた「めぼしいどねーやこねーや」だったのだろうか、まぁ、いいや、

もう、なんでも。


タクシー会社のお姉さんは、私の「大原野のスーパーマツモトっていう所らしいんですけど。」っていう説明で、わかってくれましたもん。


だから、きっと、良かったんです。
ええ、きっと。

 


戯れに、仕事中のぬーに、

「私、いまドコにいるんでしょうねぇ?」っていうメールをしたら、すぐに電話がかかってきました。
「え、何? どうしたん?」 と、それはそれは心配そうに。

「いやいや、タクシーは呼んだけど混んでるみたいでね、来るかどうかわからんし、ちょっと今私がいる所を調べてくれる?」

とお願いし、そこは大原野口という所で、もう少し行くと市役所があるから、そこに行けばタクシーを…とかいうメールをもらいつつ。

タクシーが来たので、ちゃっちゃと乗り込み、その辺のメールを全無視しながら帰途につきました。


だって、車の中で携帯見ると酔うんだもん。




まあ無事に帰れたんだから、いいじゃなぁーい。

もうどうでもいいじゃなぁーい。




次の日(重要)は、もちろん全身筋肉痛&関節痛でした。


なんつーか、基本姿勢が婆ちゃん、でした。

それも、志村けんの演じるコント婆ちゃん。


私にもまだ筋肉あるんだねぇ。





あ、婆ちゃんは研ナオコでも可。
見てたなぁ、カックラキン大放送


楽しか~ったひとときが~♪ 

今はも~過ぎてゆく~♪





また来週~~。



金曜日の7時からでしたっけねぇ……遠い目…。

ご利用まことにありがとうございます。