夏の一周年
そして、こんなことがありました…。
なぜなら。
最近、またやってるから…。
なに?
去年は、寝ぼけ眼でふらふらとこの番組の存在に気づき、即座にチャンネルを変えたのですが。
恐るべし、N○K。
恐るべし、大阪。
いやぁ、実に多彩な人材が輩出されておりました。
しかしまぁ、N○Kも人が悪いんですよねぇ。
何がってね。
同じ歌の人を連続で歌わすの。
で、後ろに立ってる人が、次に歌う人なんですがね。
「ありがとうございました!」
「ありがとうございました!」の声が、なまじ明るくハキハキした、まるで朝の連続テレビ小説のヒロインのような声なだけに、その容赦無さが際だつことこの上なく。
あの声で自分の歌を制止された人々は、軽くトラウマになってしまうんじゃないかと、軽く危惧してしまう程です。
こんな、こんなにノリノリで歌ってても、無慈悲に「ありがとうございました!」
冷酷です。
冷酷ですよ、N○K!
でもまぁ、これくらいやらないとたぶん、延々と歌っちゃう人とかいるんでしょうねぇ…。
なんか、そんな気がしてしまう人とかもいました、ほら…。
え?
うまいかって?
歌が上手いかって????
聞く??
それ、聞く??
まあ……そうですね、みなさん、気持ちよく歌われていましたよ、基本的に。
緊張しすぎて声が出ない…!っていう人は、いませんでしたね。
このおじいちゃん以外は。
ああ、おじいちゃん…! がんばっておじいちゃん…!
でも、このおじいちゃんにですら、容赦なく「ありがとうございました!」ですよ。
で、気持ちよく歌ってる人は多いのですが、あくまで、あーくーまーでー自分の音程なんですねぇ。
あんたにゃ情けっちゅーもんは無いんか、N○Kよ!
しかしまあ大阪だからなんでしょうか、衣装だのなんだのに趣向を凝らしてる方が多かったように思います。
にしてもですよ。
私が知りたいのはね。
ここに出場するまでの過程ですよ。
いつものようにカラオケで歌い、そしてのどの自慢の存在を意識し、
出ようかな、どうしようかな、よ、よし…!
と決意を固めるまでに、どのような葛藤があるのか、私は知りたい。
想像するに。
おそらくはカラオケ教室の先生に勧められたのかな、というグループが、まぁお年寄り達でしょう。
応援団のいる人達は、飲み会で話が盛り上がって課長が、みたいな感じでしょうか。
そして目立つのが、二人組や三人組です。
やはり一人で出るのは勇気がいりますもんね。
ほんでね、両方上手いのなら良いのです。
うまいことハモったりしてましたからねぇ。
「○○ちゃん、一緒に出ようや~」
「ええ~。○○ちゃん上手いんやし、一人で出ればいいやんか~」
「えー、一緒に出て~!」
的な会話が、頭に浮かびますよね。
で、一緒に出たはいいが、「出たい方」の足をひっぱる「付き合いの方。」
「出たい方」苛立つ、みたいなね。
いや、まだそれならいい。
「出たい方」が上手くいかなくて、「付き合いの方」はそこそこ歌えて。
そんな人間模様が、垣間見えたりね。
友情ってなんでしょうね。
まあ、そんな空気にならずに、みんなでハッチャケて終わりなグループがほとんどでしたけど。
あとは、ほんとに自信のあるピンの人です。
中でも、この二人は抜けてましたね。
しかしまた、そこを見計らうかのように、スパッと次の人にVTRを移すあたり。
N○K、ほんっっとやりたい放題ですよ!
日頃の鬱憤を、晴らしているかのようです。
こわいわぁ。
さて、いったい誰が本選に進むのでしょうか。
というか、それの発表ってば、エンディングで曲名と名前がスクロールするだけなんっすよ!
それを知りたければ本選を見ろと?
そんな殺生な!