けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

ホタルかメムシ

いやあ、ナナ公さんのとこでホタルの話読んで、思い出しましたよ。


あのね。

カメムシも光るのよ。
 
夜。
青白~く。




昔住んでた家の窓から、カラタチの木が見えてたのですが。

そこに毎晩、青白い光が現れる季節があったのです。


ホタルは、緑色の光じゃないですか。

でも、それは青白くてねぇ。
そりゃもう、綺麗なんですよ。
 
おそらく、光の大きさもホタルよりでかくて。
そして、数もそこそこだったので、そりゃぁ綺麗でねぇ。



真暗闇に光る、そう、まるで星のよう。




あの光は、なあに?

あの人は、どこにいるの?

歯磨きは、しなきゃいけないの?

どうしてドリフを見ちゃイケナイの?




星々は、黙って光るばかりです。







手に届くところに、お星さまがあるのですもの。


手に入れたいと思うじゃないですか。



私は昼間に、そのカラタチの木に赴いて枝にくっついてる虫を捕れるだけ捕りました。

虫籠いっぱいに捕りました。

 


もちろん、捕りながら気付きましたよ。

 



……カメムシに似てるねぇ~……

 

いいや、でもこれがあの、青い光の正体のはずなのだから。

 

……うっすら臭いもするねぇ~……

 

いいや、でもこれがあの、青い光の正体のはずなのだから。

 

……虫籠いっぱいだと流石に気持ち悪いねぇ……

 

いいや、でもこr(略)





 

女は光り物が好きなんだよ。
ああ、そうなんだよ。

 

そのときは(昼だし)光ってなかったけれども。
光ってないっていうことは、そのときのソレは紛れもなく、ただのカメムシなんだけれども。

 


イイヤデモコレガアノアオイヒカリノショウタイノハズナノダカラーーーーーーッッ!

 


と、一心不乱に虫を籠に入れ、その虫籠を家に持って帰りましたらば、母親は目にした瞬間。

 

 

 



捨ててキンサイーーーッ







ハイッ、ヨロコンデーー






100匹以上のモンシロチョウの死骸にも耐えた (アタイ捕れるだけ捕ってみたヨ)
我が母でしたが。
これは、さすがに無理だったようです。



一匹で十分香しくおられるカメムシ様が、集団になるともう、この世のものじゃなかったですね。


自らそんな状況を作ったことのある人間なんて、そうそう、いないんじゃないかしら。

私ぐらいなんじゃないかしら。








というわけで。

 

~あれがいったい何者であったのかを探るネットの旅~をしてみました。




が。

 

なかなかヒットせず。

 

「発光」・「カメムシ

 

で検索するとカメムシをストロボ「発光」でプロ並みの写真を撮る方々という
世界に行き着くばかりで。

 

そこに、あんなのとかこんなのとかそんなのとかとかとかのカメムシの写真が
めらめらと並んでいるばかりで。






ウップ。






カメムシって、いいですね」

 

みたいな文言が見えた気がしましたが、軽く無視して諦めて。



どうもカメムシ側から攻めるのがよくないのかと思い「臭うホタル」という線で調べてみました。



皆さん、興味ないでしょうけど。
というか、もう、胸焼けしてるでしょうけど、これだけで。
でも、あんなこんなこんなあんな画像を載せなかっただけいいでしょ?そうでしょ?
カメムシってね、冬場暖め合うために集まるわけですよ、あいつらが。自主的に。

そんな画像がいっぱい。ああいっぱい。
何が嬉しくてあんなもん撮るのかしら。
欲しい方がいらっしゃるんだったら言っておくんなまし、ゲスブにいくらでもめらめらと貼り付けますから。
さあさあ、どうぞ。さあどうぞ。

 



で、臭うホタル。

 

そして、「青白く光るホタル」という線も見てみました。

 

そして、ヒットしたのが!





オキナワマドホタル!

 

見た目は、こう!

 

 

んーーーーっ、微妙っ。
こんなんだった気もするけど、もうちょっとでかいような、でもまぁこんなもんかとか思いつつ、いぃや待てよ、と。



沖縄じゃねえよ。


その時点で違うよ。

 

次。




クロマドホタル。

 

 

うーーん。
まあ、こんなんやったかもねぇ……。






うーん……。





うー……。







もう、いい……。








本気で(無駄に)気持ち悪くなった、梅雨の昼下がりでした。






というわけで、あれが何の光だったのか、結局わからずじまい。

 

そもそも、私が捕って帰ったカメムシが、本当にその光の正体だったかどうかも、そういや未確認だわね。

 

なんせ、速攻で捨てに行きましたのでねぇ。






さて。

 

あれは、なんだったのか。







もう、いっそ夢であってほしいわ。


















お願いだから……食べるのはヤメテ……。
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