ホタルかメムシ
あのね。
昔住んでた家の窓から、カラタチの木が見えてたのですが。
ホタルは、緑色の光じゃないですか。
そして、数もそこそこだったので、そりゃぁ綺麗でねぇ。
真暗闇に光る、そう、まるで星のよう。
あの光は、なあに?
あの人は、どこにいるの?
歯磨きは、しなきゃいけないの?
星々は、黙って光るばかりです。
手に届くところに、お星さまがあるのですもの。
手に入れたいと思うじゃないですか。
私は昼間に、そのカラタチの木に赴いて枝にくっついてる虫を捕れるだけ捕りました。
もちろん、捕りながら気付きましたよ。
……カメムシに似てるねぇ~……
ああ、そうなんだよ。
イイヤデモコレガアノアオイヒカリノショウタイノハズナノダカラーーーーーーッッ!
と、一心不乱に虫を籠に入れ、その虫籠を家に持って帰りましたらば、母親は目にした瞬間。
捨ててキンサイーーーッ
ハイッ、ヨロコンデーー
これは、さすがに無理だったようです。
一匹で十分香しくおられるカメムシ様が、集団になるともう、この世のものじゃなかったですね。
自らそんな状況を作ったことのある人間なんて、そうそう、いないんじゃないかしら。
というわけで。
皆さん、興味ないでしょうけど。
というか、もう、胸焼けしてるでしょうけど、これだけで。
でも、あんなこんなこんなあんな画像を載せなかっただけいいでしょ?そうでしょ?
カメムシってね、冬場暖め合うために集まるわけですよ、あいつらが。自主的に。
そんな画像がいっぱい。ああいっぱい。
何が嬉しくてあんなもん撮るのかしら。
欲しい方がいらっしゃるんだったら言っておくんなまし、ゲスブにいくらでもめらめらと貼り付けますから。
さあさあ、どうぞ。さあどうぞ。
こんなんだった気もするけど、もうちょっとでかいような、でもまぁこんなもんかとか思いつつ、いぃや待てよ、と。
沖縄じゃねえよ。
その時点で違うよ。
まあ、こんなんやったかもねぇ……。