じゃあじゃあ、私もフェイスブックであれこれ思ってみるぅ。
ナナ公さんが思ってみてるのを見て、私も思ってみましたよ。
kyoi72は、フェイスブックやっておりません。
ツイッターはあるけどね。 あるだけ。
本当に……本当に、あるだけ……。
ああいうものって、使ってる人間は使ってるつもりになっているのだろうけれども、実は逆だよね。
使ってる以上に、「使われている」。
今、誰が何を見て、何をして、何に興味を持って、これから先どう行動するのか。
その情報を取るための、釣り堀。
それがソーシャルネットワーク。
それがソーシャルネットワーク。
企業側にとっては、非常に有益な場所です。
街頭アンケートを勝手にやってくれてるようなものですからね。
ようは、登録している人間とその行動すべてが、データなのだよ。
だからこそ無料で使ってんのに、企業として成り立つ。
私は、名前や写真をネットに乗せるのもさることながら、私の動きを誰かに見られるのが嫌なのね。
私が今、何を欲しいと思っていて、何のことを一番検索していて、どのウェブをよく覗いているか、
なんてね。
そんなもん、私の中では最もトップシークレットな部分。
いやもう、誰にも見せたくないね。
私が使ってるパソコンは、クッキー機能も無効にしてますよ。
それをフェイスブックは、売りとすらしている。
……のか?
使ってないから、よくわからないっていうね、これ。
まあ、とにかく。
そんなこんなで、フェイスブックには抵抗があるのだと思う。
ヤダねえ。
わー、けいよいって、こんなもの買ってるわーて、見られるの嫌だし。
わー、この前落札した○○さん、こんなブログやってる、って……尻……?
わー、この前落札した○○さん、こんなブログやってる、って……尻……?
って、わー、もう、ヤダヤダヤダ!
私というネット上のデータには、一切つながってほしくない。ないないない。
私というネット上のデータには、一切つながってほしくない。ないないない。
このブログから尻という尻を消すには、どうすればいいのか!
なんだ、この、身から出てる錆具合は!
錆が尻って、どういうことか!
錆が尻って、どういうことか!
まあ、データとして使われること自体は、別にいいんだけど。
しかし、あくまでそれは、不特定多数としての私であることが大前提。
でも、それが平気な人達が増えてきた、ということなんだろうねえ。
その理由が、ちょっとよくわからない。
なんで?
フェイスブックだけじゃないんでしょうけどね。
ルナルナとかいうの、あるじゃない。
これも、素晴らしくよくできた釣り堀ですよ。
何百万人という女性の生理周期がデータとして残るんですから。
何百万人という女性の生理周期がデータとして残るんですから。
すごいよ。
基本的に生理周期は28日で……とかいうのが、実際のところどうなのか。
実はそれは、今まで誰も把握できてなかったわけだよ。
実はそれは、今まで誰も把握できてなかったわけだよ。
元気な人は病院には来ない。
ということはイコール、データとしては残らないからね。
ということはイコール、データとしては残らないからね。
これをさあ、街頭アンケートで聞こうったって、そりゃ無理ってもんだしねえ……。
それが今じゃ、データの方から、わざわざやってきてくれる。
えらいこっちゃです。
データというのは、無作為であればあるほど、有益性が増すと思う。
なぜなら。
何にでも使えるから。
そういうデータが、今、ちゃくちゃくと、大量に、誰かの所に集まってるのです。
それがさ。
そのデータ群がさ。
人間の興味、欲、意志、思考、志向、指向、ともなるとさ。
この貴重さたるや。
恐ろしいよ。
人間の、作為のない意志というものをデータ化できるなんて、こんなデータ、他にないですよ。
世の中が便利になる方向にも、もちろん使われるだろうけれども。
なんだか空恐ろしいと思ってしまうのは、私が年寄りだからなんだろうね。
私が一番老けたなと思うのは、顔でも体でもなく、脳みそなの。
ものに対する興味というのが、最近、そりゃもうどんどん減っていくの。
哀しいくらいに。
なんであんなに脳みそが元気なのか。
あの歳で。
あの歳で。
絶対、遺伝子レベルで普通の人間じゃないと思うね。
ブラタモリ大好き。
さて、フェイスブックから話が逸れたところで。
クラウドってやつがありますよね。
あれも、私の中では、フェイスブックと似たような立ち位置なのです。
私達が実際にクラウドに触れるとしたら……まあ、ソフト面なんだろうけど。
今、私達のパソコンには、オフィスとか入ってますよね。
オフィス200なぁ~ん♡を買って、インストールして、使ってますよね。
オフィス200なぁ~ん♡を買って、インストールして、使ってますよね。
その作業が必要なくなるね、まず。
例えば、家計簿でエクセルを使うとすると。
今は、おうちのパソコンに数字をカチャカチャ打ち込んで、で、エクセルで計算しますよね。
その計算をしているのは、おうちのパソコン。
これがクラウドになると。
ネットの向こうにあるコンピューター=クラウド、の中にエクセルが入ってて。
そこにネットを介して数字を打ち込んで。
クラウドがわが家の今月の収支を計算したうえで、ネットを介して答えを送ってくれる。
という感じ。
だと思ってんだけど、どうだろう。
個人の契約ってできるようになるのかなあ。
とにかくね。
やってることは同じなんだけど、実際に動くCPUの場所がまったく違うの。
そしてもちろん、そのCPU自体も、比べものにならないくらい高度。
早い、安い、うまい、ですよ、吉野家ですよ。
早い、安い、うまい、ですよ、吉野家ですよ。
お願いすれば、10年後のわが家の貯金予想額なんて、はいドーゾってなもんで出してくれるでしょう。
個人で使う分には、インストールとかバージョンアップとかの手間が省ける~くらいのメリットかもしれないけど、企業だの公共団体だののレベルとなると、いろいろと使えるわけです。
データさえ、あればね。
で、そのデータですよ。
ここで話が戻りますよ。
誰の手元に、残るんだろうね、って。
それは誰のものなんだろうね、って。
そこ。
もちろん、勝手に使わないような契約にしたり、セキュリティもガチガチだったり、
するのだろうけれども。
平時なら約束守ってくれるだろうけど、有事になった途端、そんなものご破算だろうねえ……。
とか思っちゃう。
そういう意味じゃ、何が何でも平時にしておかなければならないという責任が、ネットにデータを乗せた人間には生じるのかもね。
めんどくさっ。
やはり面倒なことが嫌いな私には、向いてない世界のようだわ。
ナナ公さんとこのメガネさんが、20年後には今の20代が使えないものが出てきてるだろうって話。
それってね、物っていうより、価値観だと思ったよ。
今、私がフェイスブックに抵抗感を持っているような、価値観という名のハードル。
それに付いていけなくなるのが、「使えない」ってことなんだと思う。
世代間格差ってやつなんだと思う。
じぇねれーしょんぎゃっぷってやつなんだと思う。
じぇねれーしょんぎゃっぷってやつなんだと思う。
そんでもって、それが「使えない」ことによって、「使えない人間」になっていくのかしら、恐っ。
今現在ネットに顔をさらすことが平気な世代が、抵抗を感じる将来のツールってのを考えてみると……。
おそらくは、何か思っただけで、コンピューター(ですらないかもしれない何か)が、
先に動いてくれるような。
そういうものだったりするのかな。
それを、他人も見ることができるとなると、どうだろう。
さすがに今の20代も手に負えなくなるんではなかろうか。
その、頭の中身が晒し首状態に耐えられる世代が中心になる世界。
どんな世界なんだろうね。
そこに、ドラえもんはいるのだろうか。
でもまあ。
仮にもしその世界に私がいたとしても、この昼夜逆転な感じは変わらんのだろうなあ。
寝よう。
うん、寝よう。