けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

富士山力・大晦日

 

で、この日の宿に到着。
 
してみると。

部屋の目の前が、こうでして。
 
  
目がハートでしたよね、もう。

ここは田貫湖ってところで、ダイアモンド富士?でしたっけ、あれのスポットになっているところなんですが。
 
 
 

こんなふうに部屋から見られるもんだとは思ってなかったですよ。
きっと年2回のその日は激混みなんでしょうね、ここ。

まあ、ダイアモンドがくっついてなくても、最高の眺めでございました。
 
思わず部屋番号の写真も撮っちゃったわ。
今度泊まるときも、この部屋がいいもんなあ。
 
 
 
で、次の日、また日の出と共に富士山を楽しもうと思っておりましたら。
 
いない。
 
 
富士山がいない。

それも、見事にいない。
あれは幻だったの?ってくらいに、いない。
 
ここまで見えなくなるもんなのねと、ちょっと感心してしまうほどに、富士山は、いませんでした。
 
 
富士山には常に可能性がある。
 
それはそうかもしれないけれども、我々は、この日帰らなければならないしね。
それに、それどころじゃないほどの大雨でね。
 
 
ほら、すべてのやる気を削ぐのに十分な雨量。
 
この日も富士山周りを巡るつもりだったんですが、早々に諦めました。

結局、最終日は一度も富士山のお顔を見ることはありませんでしたよ。
やっぱり難しいものなのねえ、富士山って。
 
 
 
 
で、富士山を諦めて何を求めたかといいますと。
 

抹茶アイスクリームでございます。
 
これねえ、すごいんですよ。 
抹茶の濃さが№1から№7まで、7段階に分かれていて、どんどん抹茶が濃くなってるんです。
一番濃い№7なんて、色がもう、緑を越えて、ちょっと青みがかってんじゃないかってくらいですよ。

これが、おいしい。
とても、おいしい。
 
苦みの向こう側の甘み。
 
これを食べてしまうと、どんな抹茶アイスも物足りなくなってしまうこと受け合い。
大体、一般的な抹茶アイスが、ここの№2くらいじゃなかろうかと思います。

いやあ、静岡、茶処、恐るべし。

あ、ちなみに、一番右のあれは、ほうじ茶アイス。
 

ここのお店、もちろん2人で行ったのですが、1から7まで全部お願いしますって注文したら。
 
「あ、お連れ様が車にいらっしゃるんですね。」
 
って言われたので、にっこり笑っておきました。
 

普通、全部食べますよね。
 
当然ですよね
 
ハーフ&ハーフがあるんでね、実質4カップで済むわけだし、そんなもん。
 
 
当然ですよね。
 
 

あー、また食べたいなあ、このアイス。
私は、あれ以来、抹茶アイスを食べてないですよ。
 
 
 
 
というわけで、桜エビで始まり抹茶で終了した、富士山一周。
 
 
 

うむ。

物足りない。
 
 

もっと見たいぞ、富士山。
 

もっと天気がいい日の富士山とか。
雪を被ってないときの富士山とか。
桜とコラボってる富士山とか。
夕日で赤くなってる富士山とか。
遠い昔のあの日の富士山とか。
早春の光の中の富士山とか。
もの皆芽吹く春が来たときの富士山とか。
喜びと希望にあふれた富士山とか。
僕達、私達は今、小学校を卒業するときの富士山とか。
笑ってはいけない富士山とか。
 
 
もっと見たいぞ。
 
 
最初に言ったように、西日本の人間にとって、その存在は遠いものではあるのですが。
 
それでも、富士山がどういうものか、私は幼少の頃から知っていたわけです。
 
そして、ちょっと富士山描いてよ、と言われたら、描けるわけです。
特に苦労することもなく。
 
 
 
 

で。
 
描いたこれを、大抵の人は富士山だと思うでしょう。
 
で。
これができない日本人って、いないと思うのね。

おそらく、たとえ草なぎ画伯に描かせたとしても、そんなに突拍子もないものにはならないと思うのです。

 
ぱっと形が思い浮かぶというと、あとはマッターホルンくらい?
でも、あれを描けと言われると、どうだろう。
草なぎ画伯に描かせたら、たぶん山ですらないものになったりしそうです。
 

見たことないのに、その形を知っている。
見たことないのに、それを描くことができる。

それって、かなりすごいことなのではなかろうか。
 

そんな山、ほかにはない。
 
 
うむ。
近いうちに、もう一度巡ろう。
 
 

今度は浅間神社巡りでもいいな。
5合目くらいには行ってみたいしな。
 
 
 
 
 

富士山。
 
 
 
 
 
 
あ、よいお年を。
ご利用まことにありがとうございます。