けいよい日記

キングオブ暇な私の、心の琴線

本田が牛で、草が鹿。

 
今の時期の奈良は、こういう時期になります。
 
 
5月から7月くらいまで、奈良は子鹿フィーバー。
母鹿と子鹿は鹿苑というところで緩めに保護されてるので、ここに行けばバンビ見放題。
 
 
本当に、バンビ達は豆粒のように小さい。
 
 
 
ちんちくりんがいっぱい。
 
 
 
 
が、親子鹿が鹿苑に集まってるからか、外で見る鹿が全体的に少ないような…。

それより何より、人間が増えてるというか…。

 

いやいや、奈良、大人気ですな。
13時頃に行った、かき氷屋さん、予約で16時ぐらいまで埋まってたんですよ。
行列とか、そういう話ですらないという。
 
今度、真冬に行ってやる、真冬に。
 
ムキィィィィィ、美味しそうなんですゥゥゥゥゥゥ。
 
 
 
 
 
 
まあいい、鹿だ、鹿。
 
鹿苑では、親鹿にドングリをあげられますよ。
 
基本的に今回の子鹿を満喫ツアーの企画者は私なので、ぬーとしては、子鹿はともかく大鹿には興味ないのかと思いきや。
 
 
 
わりといそいそとドングリを手に取る、ぬー。
 
そして、わりといそいそと鹿にドングリをあげる、ぬー。
それも、できるだけ満遍なく1人に偏らないよう気を使いながらドングリをあげる、ぬー。
 
 
 
でも、鹿に触れたくはない、ぬー。
 
だからフェンスの隙間から鹿に向かってドングリを転がすも、うまく鹿に届かない。
 
届かないドングリは溝に落ちる。
鹿は溝に落ちたドングリの位置までは把握できない。
ドングリはむなしく宙を見る。
何個ものドングリが無駄になる。
でも、そのドングリは、きっと来年芽を出すの。
そして将来たくさんの実を付けて、それをまた貴方が鹿に向かって転がすの……。
 
暑かったからでしょうか、ドングリに輪廻を感じました。
 
 
というか。
 
 
そんなことになるくらいなら。
全部よこせ。
そのドングリ。
 
 
 
 
私はねえ、手ずからドングリを鹿にあげますよ。

で、ちょっと指先が濡れたりしてますよ。 

そんな私を横目で見ながら、ようやるなぁ僕にはとてもできない、と、ぬーが思っていることくらいお見通しですよ。
 
あげりゃいいじゃないのよ、手で。

洗えばいいじゃないのよ、手は。 

コリコリコリコリ、おいしそ~に食べてくれますよ。
 
 
 
 

ドングリね、入口のところにご自由にお取り形式で用意してあるんです。

 
秋に有志が拾い集めたものとのこと。
拾って持っていったら受け取ってくれるんだろうか?
 
だとしたら、すっごい私向きなシステム。
拾うのは好きだけど拾ったところでサテどうしよう…ということを幼少の頃から繰り返してきた人間にぴったり。
 
 
で。
 
その有志が拾い集めたドングリを、4割程度ごっそりと持っていかれるおじさんが若干1名。
 
奈良に行くと必ず、鹿に熱いおじさんが必ず、1人います。
行くたびに違う人なので、きっと何人かいます。
 
このときの4割おじさんはね。
持っていくドングリの割合はともかく、やはりドングリの捌き方がさすがでした。
 
 
最初に出てきた緑の広いとこ、あそこは観客ありきの場所なのです。
角を切るのも、たしかココ。
でも、鹿苑そのものは、あそこだけじゃなくて、裏にも広がっているのですよ。
 
この裏のスペースがね、案外広い。
奥の奥まで行くと、人もまばらになるくらい、わりと広い。 
なので、端っこの鹿達は、ドングリにありつける機会が少ないようなのです。
 
もしかしたら、縄張り的なものもあるのやもしれぬ。
だとすると、端っこの鹿達は、いつもドングリが少なめ……。
チョウダイチョウダイされても、ぬけ夫婦の手元には既にドングリはない、1個もない……。
 
 
そんなところに登場する4割おじさん。
 
その輝く姿といったら、あなた。 
 
 
ってなもんですよ。
手持ちのドングリ、ばっちり残してありますもんね。
鹿だけでなく、人間からも羨望のまなざし浴びまくりです、4割おじさん。
 
 
 
次回は私も、必ずや端っこの鹿達にもドングリを……!
星飛雄馬並みに目が燃えるわ、ゴォォォォォォ……。
 
 
 
って書いてから、星飛雄馬の目が燃えてる画像なんて探せるのかしらと思ったら2秒で見つかった。
 
 
すごおい、飛雄馬
 
ご利用まことにありがとうございます。